ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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Birne(インナーコレットホルダー)

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KB(Scarampella)の内部です。昨日も載せましたが表板の2つの孔、Fの小文字の形をしていてf字孔といいますがそこから朝の光が入りネックの付け根のところに写っています。駒を立てる場所の目安になるfの横棒までは写ってなくてSに見えますが。上(表板)の左に張り付いているのがバスバー、そのバスバーの位置と左右対称のライン上に魂柱という右に見える柱が立っています。これはただ立っているだけ、弦を緩めて表板にかかる圧力が減ると倒れます。弦が張ってなくても倒れない時はそれが長過ぎる証、音がきつくなるし圧力を弦を張ることで高めた時に楽器にも危険が及びます。写真で見ると少し斜めになってます。現在抜群の状態なので良いのですが、本来は真っすぐの方が好ましい筈です。このスカランペラ作のKBはヴァイオリン型、KBの裏板はヴァイオリン族と同じようにラウンドしているのとガンバ族のようにフラットな裏板があります。ヴァイオリン型にはラウンドバックが多いですが、Busanはフラットバック、弦楽器でKBのみがサイズも形も共通の規格がないのです。イタリア内ですらない。ドイツの楽器は、ドイツ内の規格のようなものがまだある方ですが、弦の長さが100cm程度から120cmに近いものが普通に使用されているのは(子供用の分数楽器とかじゃなくて)KBだけと言えるでしょう。ま,ヴィオラもそれに近いものがあります。より良き楽器を目指して模索された結果なのか?どうでも良かった、とまではいかなくてもあまり考えられなかったのか?多分後者でしょう。ヴァイオリンはクレモナの職人たちの圧倒的な優秀さがヨーロッパを席巻、チェロもまたしかり。ヴィオラとKBはそこまで注目されなかったということなんでしょう。その為にいろいろな面白い形の楽器が存在してくれるのも事実です。
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普通よりも大きめの写真はクリックすると拡大されます。

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先日、大阪の見附精機工業の見附さんよりご連絡いただきました。見附さんは様々な材質を組み合わせたエンドピンを製作なさっていて私も数種類愛用しています。その彼が開発した新製品エンドピンソケット、ドイツでは今日の表題のBirne(果物の梨と同じ)と言いますが、以前からそのエンドピンを固定するBirneに僕も疑問を持っていました。見附さんはこれによって楽器の中心にエンドピンを固定しピン自体がぶれないことを目標にお作りになったそうですが、僕の疑問というのは音のこと。楽器の健康に留意し、弦を選び、駒やテールピースを選び、そしてテールピースをBirneに留める材質にもこだわる。エンドピンもいろいろ試す。そのエンドピンと楽器本体がBirneのネジひとつで一点で押さえられ、それによって反対側の壁に押し付けられて2点で接触していることが少し気になっていました。大したことじゃあないかもしれませんが、もしかしたら改善出来る点じゃあないかと。たしかに製作者の意図であるエンドピンが楽器の中心でぶれないことも大事かもしれませんが、僕はエンドピンへの音の伝達が気になってました。見附さんのエンドピンをいろんなタイプ試してその違いに驚いた方なら、僕の書いていることがお解りになると思います。
べルリンの弦楽器製作者クラッテンマッハ−さんがやはり同じような考えでBirneを販売しているそうですが、その内部構造は知りません。が、ナビールが一緒にエンドピンをホールで試した時に説明してくれたのはやはり一点じゃなく周りからピンを締めて円で留めるということでした。
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構造が解るようにキャップを外しました。この内部の溝が入ってる部品、これは溝は入っているけれど切断されていないんです。これにしっかりした真鍮のキャップを被せて締めることでピンがしっかりと固定されます。エンドピンに溝が切ってあるのが僕は嫌いで、太い部分で留めた方が良い音がすると感じていて見附さんにも溝無しのを作っていただいてました。このシステムなら溝無しのエンドピンをしっかりと固定出来ます。
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職人気質の見附氏の美しい作品です。
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帰国していたMK嬢のところに送ってもらい彼女から一昨日の夜に受け取って昨日の早朝早速取り付けました。
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弦を緩めて駒を外す。魂柱が当然倒れます。この魂柱の場所というのは大事で、駒を立てる位置と同じくミリ単位で楽器の鳴りが変わります。ですから状態の良い時には変えたくない。家具などの修理の時に使う固定器具、それを厚手の本と合わせて圧力を保持してから弦を緩めて駒を外します。テールピースをコードごと外せばBirneは簡単に楽器から抜けます。楽器内部の写真はこの時点で撮りました。
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もう一枚、愛器Scarampella。ヴァイオリン製作で有名な兄弟の父親Paoloの作でMagginiと同じブレシアで製作していた彼はチェロで特に有名な作者です。KBはコレクターに訊いても楽器の本やオークションカタログでも僕の楽器以外の存在を知りません。もし持っていらっしゃる方、また存在をご存知の方はご一報ください。
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取り付け完了、今までのイギリスの古いBirneよりも少しだけ細くて隙間が空いています。本来はピッタリじゃないといけないのですが大改造になってしまうのでとりあえずはこれで弾ける状態にしました。その結果は、驚くべきものでした。明らかに鳴りが違います。自分で弾きながら聴こえる鳴りも違うけれど、遠くに届いている音が断然違う。
エンドピンと同じように、これはすべての楽器に共通することではありません、念のため。エンドピンは大きな5弦では(オールドでも)変化はあまり現れなかった。テールピースのコードを生ガットにした時も、その大きな変化は楽器に依りました。弦やテールピースの材質などいろんな要素が関係するのだと思います。要はどういう音を出したいか,どう音を出すか?にも関わります。弓の選択もしかり。
しかし僕のScarampellaでの変化はものすごく、少し隙間が空いていることを改善すれば更に良くなる筈です。
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昨日、東に行く途中で撮影。ティアガルテンの並木も色づいてきました。先週まで稀に暖かかったドイツ,一昨日からぐっと寒くなりミュンヘンの辺りは一面真っ白冬景色です。4,5日で20℃の気温差というのもこれまた稀なことです。
昨日の午後はAmpelmannで打ち合わせを挟んでレストランで食事、サーロインステーキ、今度のシェフはなかなか焼加減上手いです。そして本社で新製品のトランプの話などをしてから倉庫に廻って打ち合わせ。夕方に帰宅して,さすがに昨日はスカランペラだけと過ごしました。Birneと楽器本体に少し隙間がある状態ではありますが、弾くのが楽しくてたまらないくらい改善しました。
今日は昼にクラブで張り終わった(5面分)テントで2時間ダブルス、今シーズン初めての屋内です。あとは楽器と過ごすことができる一日、弓も2本極上のを試しに借りているところだしスカランペラと弓やエンドピンをいろいろ試しながら過ごします。
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by Toruberlin | 2009-10-15 08:18 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)
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Commented by K.I at 2009-10-15 21:05 x
チャック式のソケットですね!
大変興味深いのでこれからもレポートお願いしますね。
弦や弓、それらはかなり音に関係してきますが、楽器によってはそのままでは意味を成さない場合もありますよね。
ちなみにエンドピンはトリプル、真鍮、チタン、カーボンを持っていますが、最近はカーボンを使う事が多いです。
楽器自体が良く振動してくれるので音がよく飛びます。
ホールによってはトリプルの場合もあります。
この変化は使い分けると楽しくて仕方がなくなりますね(笑)
Commented by Toruberlin at 2009-10-15 23:08
K.Iさん、このコレットチャックの見附さんのこだわりの精密作業はスゴイです。現在,少し隙間が空いてる状態なのですがそれでもあきらかに良くなってます。ぴったり合ったら,どうなっちゃうんでしょう?!楽しみです。
カーボンはカーボン無垢ですか?僕はチタンは無垢を持ってますがスチール、チタン、カーボン、タングステンとすべて外は真鍮のタイプが気に入っています。これも楽器との相性に依ることは持ち論ですが、エンドピンを交換した時の成果が、このソケットだとよりはっきりと認識出来ます。
そうそう,楽しいですよね。本当は内緒にしたいくらいの有益な情報なんだけど,そうとは感じない人も居るんだろうなー。
Commented by Yusuke at 2009-10-16 00:26 x
このソケット…何故今まで無かったのか不思議なくらいです…。
元気なら早速試したいところですが…今はそれどころではないので、復活したらまず見附さんに連絡します!
…体調は一進一退…でもだいぶ楽な日が増えてきました!
Commented by Toruberlin at 2009-10-16 00:38
Yusukeさん、本当にそうですね。僕もずっと,ネジの先とそれによって押された反対側の壁の2点で支えられているのが、それで十分なのか?と思ってました。改良出来る点ではないのかと?!
体調がすぐれない時はしっかり休んでください。
せっかく長期でお休みしてるのだから,焦らずに。
人間はちゃんとバランスをとるものだと思います、これからの30年の為に必要な休暇,ここにコメントしてくれただけでも,回復の兆しと思います。
見附さんといろいろ研究しておきます(僕はほとんどやらすに注文だけだけど、、)床がダメな演奏場所での為の秘密兵器、考えてもらっています。楽しみにしててくださいな。