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BusanとBusan

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Domenico Busan(1720-80) Tarvisio生まれ、1736年から没年までヴェニスで弦楽器を製作したマイスターです。弦楽器の文献に依ればヴァイオリンからコントラバスまで製作したけれど彼の最高作品はコントラバスと記されています。私の手元に1995年にParisで行われた楽器展覧会「ヴェニスの楽器たち」の写真集があります。Goffriller,Montagnana,Busan,Sepafin,
Tononi,Pietro Guarneriusなどヴェニスの弦楽器製作の名工の作品が並んでいます。COE(ヨーロッパ室内オーケストラ)の友人DRが僕がBusanを手に入れたと電話で話したらCOEのツアーでパリに行った時に発見して買って来てくれた本です。Busanはヴィオラとヴェニスの音楽学校所有のコントラバスが載っています。本数は少ないですがBusanはKBと並んでチェロも有名です、友人のチェロ奏者V.WがBusanのチェロを購入したのが一昨年、サンスーシ宮殿の夏の音楽祭の野外ステージで数千人のお客さんを前にMozartとRossiniのデュオを演奏した時はBusanはソロ調弦にしてあったのでScarampellaで弾きました、12月にデュオを弾くことになり初めてのBusanDuoが実現します。
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昨日のリハは16:30から拙宅で。写真はピアノの置いてある拙宅でいちばん大きい部屋です。水曜は家内が音大でレッスンの日なので迷わずこの部屋でやりました。
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フォルクマーとはポツダムのNKOP(新ポツダム室内管弦楽団)で知合いました。小編成の室内楽に近い機動性を持った演奏をしたいとNKOPをRSB(べルリン放送響)などの若い団員が集まって作ったその中心人物のひとり。RSBの首席奏者がオケを退団してライプチヒの教授になったのでNKOPにも参加出来なくなり2回目のコンサートから僕が加わりました。だからフォルクマーとは10年以上の付き合いでクリスマスオラトリオなどのコンティヌオも数多く一緒に演奏した仲間です。
拙宅で珈琲カップ片手に30分くらい話してから12月のコンサートのリハ、Rossiniを弾くのは決まってますが他の可能性を探る為にクープランのデュオ(オリジナルはガンバデュオ)を弾いてみて、これもいつか使える事を確認しました。アンコール用にテレマンのAria、これも良い。そしてひさしぶりにRossiniを通しました。細かいところはリハが必要ですがあと1回で良いかな、弾きながら楽しいのは響きが心地よく合う事、同じ作者の楽器という事が大きな理由のひとつであることは間違いないと思います。
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引退したオケの先輩(元RSBの首席)から手に入れたこのBusan、1960年代にワイマールの弦楽器工房の棚の上に寝かされていたこのチェロ、壊れていたそうですがその奏者が気に入って弾ける状態にしてもらったそうです。十数年前に引退した首席がフォルクマーを気に入って話をしてくれたそうで東独時代に戦前から壊れたまま放置されていたと思われるチェロ、かなりフレンドリーな代価で譲ってもらったそうです。僕のBusanはオリジナルのままですがこのチェロは残念ながらドイツでニスを上塗りされていますが、新しい評価はBusan製作のチェロとされたそうです。響きの相性からもそれは間違いないと思われます。
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コンサートは僕の所属しているテニスクラブRotWeissのクリスマスコンサート、V.Wとデュエットだけという最初の依頼でしたが予算に余裕があったのでデュオ+ヴァイオリン2、チェロ、KBのカルテットも加えてEnsemble L'estroArmonicoBerlin(僕が主宰する室内楽アンサンブル)のコンサートにしました。
18時にMK嬢とYS嬢が加わりRossiniの弦楽ソナタ、Nr.1&2を弾きました。MK嬢はよく一緒に弾いてる僕がいちばん好きなヴァイオリニストのひとり、近頃また音に磨きがかかりました。YS嬢はDSOや室内オケではお馴染みですが室内楽は初めてでした。4人でRossini2曲を90分くらい弾きました、楽しい本番になりそうです。
フォルクマーは家で彼女が待ってるので今後のリハ予定を相談して直ぐに帰宅、両嬢はいつも通り残って晩御飯を供にしました。YS嬢がメールで「そろそろ貝の美味しい季節ですか?」と書いて来たので昼間コピーの帰りにLindenbergで仕入れ、まずはムール貝。
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まずはムール貝2回、リハの後家内が音大から帰ってくるまで「お腹空きました!」と交互に言ってた両嬢。
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カメラ向けても気がつかない(貝に夢中な)MK嬢。
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そしてワタリガニ、茹でるよりも旨いので蒸篭で蒸しました。
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美味しくて笑顔の可愛いふたり。
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これ載せたら怒られるかな?でも可愛いから。
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そしてさすが蟹、真剣なふたり。ミソだけじゃなく身も美味しい蟹でした。
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ムール貝、ワタリガニの前菜と白ワインの後はスパゲティヴォンゴレ。
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多分ふたりとも一流オケにそう遠くない将来就職するのだろうけれど、室内楽は一緒に続けていきたい娘たちです。
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Ensemble L'estroArmonicoBerlin、来年はべルリンだけじゃなく東京でも企画したいと思ってます。そのときは是非聴きに来てくださいね!
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by Toruberlin | 2009-11-19 21:32 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)
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Commented by K.I at 2009-11-20 22:18 x
f字孔とボディとのバランスなどどこと無く似ていますね。
ニスが塗りなおされているとの事で色が違っているいるように見えるのはそのせいでしょうか?
同じマイスターが産み出した楽器の共演は楽しみですね~。
是非日本でも!
Commented by Toruberlin at 2009-11-21 08:56
K.Iさん、写真だと余計解りにくいですが僕のKBのオレンジが強いニスの色はかなり特別ですがBusanの特徴であり、また彼は黄色いニスも使っていた様です。このチェロは茶色のニスを上から塗ったのかと思われます。
楽器が大事と僕はここでよく書いていますが、もちろん大事なのは奏者、楽器の音というのは楽器自体が良いことに加えて、奏者それぞれの音がするものです。それを高める努力をするのは前提の話ですが、そこで良い楽器と縁があるともっと楽しいことになる。それにも増して、一緒に弾いて楽しい相手+同じ作者の楽器
日本でもやりたいですねー。
楽器の作者は違うけれどヴァイオリンの両嬢を加えてのカルテットもそれは楽しかったんです。Rossiniは来年は6曲全部やるつもりでいます。