ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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Renz/Hoyer/T.Pfretzschner

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とても良い天気の日曜の朝というのに、早くから訪問者がありました。一昨日の夜に電話があって日曜の早朝にベルリンに来るというLeipzigの楽器商、日曜に日帰りでベルリン近郊のコレクターのところを回るらしい。もうすぐ楽器メッセの季節、そのための買い付けらしいです。ザクセン州に詳しい彼からゲヴァントハウスOBのを始め様々な弓を(不思議なことに楽器は大したものが来ない,やはり旧東だからか?)今まで手に入れました。東のオケというのは5弦楽器だけじゃなく弓もオケの所有があり,ベルリンの某オペラハウスにも5,6本の古いPfredschner(といっても極上の初代H.Rはないらしい)が今でもあるそうです,オケの持ち物として。それ以外でも戦前からの個人所有の弓がたくさんあったでしょうし、それが受け継がれてきっとまだまだあるのだと思います。僕が愛用しているかなり細いけれど固い材料でしなやかなH.R.P.はErfurtの工房にあったのを手に入れた奇跡に近い話ですが、元の持ち主はその町の小さいオケの奏者らしい。旧東独の南部は弓作りの故郷、だからあった(ま,多分滅多にはない)出来事です。
もうすぐフランクフルトメッセもあるし、買い付けは判るけれどなぜ僕に弓を見せたいのか?上の方のランクの弓の価格はドイツが(ドイツのオールド弓は)やはり高いらしい、オケの数は圧倒的に多いから(日本の約10倍)奏者も多いし、ユーロ安で期待できる海外からの業者もオールドの弓にはなかなか手が出ないらしい,余程安く買わないと利益が出ないでしょうからね。
この楽器商とは長い付き合いで、見せられた弓を気に入れば僕が買うことを知っている。僕も抜群の弓なら無理しても買うけれど,相場より安くても気に入らなければ買わないのをよく知っているから面白い弓を持ってきてくれます。H.R.Pfredzschnerはどういう訳か彼からは今まで一本もなしですが、2本のRenzとWeidhaasは5本のうち3本が彼から。H.R.の良いのは東時代に西のドイツマルクを得るために多くが手放されたか?Weidhaasは僕のところに集まった5本以外にKBの弓の存在は聞いたことがありません、A.Rauと同じく超希少な弓だと思います。
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今朝来たのは3本、写真では上から1,3,5本目。Renz、昨秋手に入れたHoyer、今朝来たものすごく美しい材料のHoyer、元はフレンチのWeidhaas、そして今朝来たのとDSOで弾くときにずっと使っているT.Pfredzschner。このテオPはKBの弓しか作らなかった職人だそうです。Weidhaasはフレンチでしたがフレッチナーのフロッシュに交換してもらいました。
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今日の写真はクリックすると全て大きくなります。
Hoyerというのは昨秋に上から2本目のを手に入れるまでは知ってはいましたが縁のない弓でした。これは彼がH.R.Pの工房に居たのを裏付けるようなエレガントなヘッドを持った弓で、軽めの弓ですが5弦もBusanにも相性が良い。先週のチャイコフスキーのピアノコンチェルトはHillとこの弓の組み合わせでした。今朝来たHoyerはもう少し後の作で刻印が(典型的な)大きな文字になっています。この弓の美しさには驚きました。そして一番上のRenz。Renzも素晴らしい弓でやはり希少、初めてベルリンフィルで弾いたときは隣は後に首席になったWatzelさんでしたが、彼がやはりRenzを愛用していました。僕も2本のRenzを所有していましたが1本はイタリアン4弦のTechlerといっしょに、もう一本は一昨年に友人の所にいきました。素晴らしい弓でしたが手放したのはBusan,Scarampellaにもっと合う弓が手に入ったからです。
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上からRenz、初期のHoyerと今朝来たHoyer。
楽器商が来たのは今朝,日曜の朝でとても楽器を弾く訳にはいかない。ダブルケースを何本も抱えてきましたがその中から3本だけ預かりました。夕方に弾いてみましたがRenzもHoyerも固めの弓ですが実にしなやか、自分のHoyerと近頃お気に入りのH.R.PとDöllingを二本の4弦でいろいろ比べましたがこの2本ともすごい弓です。
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特にこのHoyerには驚きました。
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Weidhaasと2本のT.Pfretzschner。きれいなヘッドたちです。Weidhaaasは元フレンチでそのオリジナルのネジをつけたままにしていましたが,早起きしたので古い弓の部品を探してみたらジャーマン弓用のネジを発見,ピタリと合うので交換しました。オリジナルのネジはフレンチフロッシュと一緒に保管しました。このT.Pfredzschner、ほとんどのH.R.Pが作者じゃなくて会社名の刻印なのに対してF.C.P.と同じく刻印本人の作品。良ければそれはどうでも良いのですが、やはり古い弓は材料が豊富な時代に作られたというのが判ってしまいます。上の4本に比べれば格下の弓ですがなかなかに良い音がする。次に合うのは4月の終わりか5月の初め。それまで試す時間も考える時間もたっぷりありますが,先ほど弾いて結論はほぼ出ています。

さて、弓の話ついでにどうしようかと思ってましたが,やはり書いておきます。
1年近く前のアジアツアー,まずは香港で次が東京でした。その前に買ったのがF.C.Pfredzschnerのなかなかきれいな弓、友人のお弟子さんのために頼まれた弓で、価格もその状態にしては安くバランスの良い弓だったので,もしそのお弟子さんが気に入らなくても自分で使おうと思ってました。香港で2回目の本番のときに湿度のせいか?毛が緩んでしまい,東京でいつも毛替えを頼んでる工房に僕の弓たちとともに持っていきました。そうしたらご主人が「この弓、小さいけど傷がありますよ!修理歴かなー?」と仰り見てみると確かにある。その弓は毛はそのままにドイツに持ち帰りました。友人のお弟子さんには悪いことをしましたが、修理歴があるのを紹介はできない。僕は昨年は夏までは忙しく,弓を売ってくれたHannoverの工房も,気づかなかったけれど修理歴があったのなら弓は引き取り代金は戻すという。良い弓だったので残念だけれど仕方ありません。そのうちに夏のヴァカンスになり結局秋口に送ったのですが、彼の鑑定は修理歴ではなく新たな傷,確かに広がってきているし修理できないことはないけれどヘッドに近いからこれは価値的にはゼロ、保険は?と訊かれ、修理したところが開いたのじゃなくまだ何もしていない新たにできたヒビというのは弓を見ればプロなら一目瞭然だそうで送り返してもらいました。調べたらDSOのツアー保険に2500ユーロと記載してありました。送り返してもらってDSOの事務局経由で保険会社に申請すればほぼ全額返ってくるはずでした。僕はかなり分厚く固い筒に入れて送ったのですが,その筒を(安全のためか?)かなり大きな細長い段ボール箱に入れて送り返してきました。邪魔なので玄関の脇に置き、DSOも楽器保険の担当者はRSBと共通の担当が居てすぐには連絡つかず,数日が過ぎました。邪魔なその大きな段ボール,気がつけばなくなってる。でも中身は?家内に訊いたら数日前に捨てたという。拙宅は紙用のコンテナが中庭にあるのですが,夜中に見に行ってみたら中は空、確かにその大きい段ボールはボロく大きさの割には軽くて何も入ってないように見えたかもしれないけれど,中を確認せずに捨てたらしいです。起きてしまったことは言っても仕方ないから騒動はそれで終わりでしたがもう価値はないとはいえ1890年頃作られた弓、そして現物がないので保険金も入らず。あれで何の厄が落ちたのかなー?!しかし思い込みは怖い,弓が入ってた段ボール箱の中の筒は結構重かったのに!空の箱と思い込んだ模様です。
弓は捨ててしまったけれど,弓がその時点では壊れていて無価値だったことはHannoverの職人さんが証言してくれるかもしれないけれど、それは止めました。
これでもう,中身を見ずに捨てることはなくなるはず?です。
by Toruberlin | 2010-03-07 22:39 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(3)
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Commented by Hisao at 2010-03-08 19:09 x
Toruさん、こんにちは。ご無沙汰してます。

今日はまた、美しい弓が並びましたねー!
RenzとかオールドのHoyerとか、こちらではまずお目にかかれないですから、羨ましい限りです。
Hoyerの美しさは写真からも伝わってきますね。

いい弓(楽器)は、既に所有していても、また新たに巡り合うと欲しくなっちゃいますね。現状に満足していない訳でもないのですが。
病気でしょうか?

Commented by Toruberlin at 2010-03-08 19:39
Hisaoさん、マニア=偏執狂というらしいですが、思い入れが強くなると陥りますね,僕もそうですがあなたも多分。病気ではありません、探求の結果です。とても品の良い趣味とも言えます。
あなたはそういう稀な弓を既に複数お持ちですから、それには優越感を持ち、そして他の弓に触手を伸ばすのも悪くないと思いますよ。良い弓で弾いていると弾き方の(音楽の仕方の)ヒントを貰えますよね、そしてそこに楽器との相性もありますから、楽器が変わることがあればベストが変わるかもしれない。面白いのはトップランクの弓の中たちでも,弓というよりも楽器のコンディションでも相性が変わることです。
今朝はもう2時間以上弾いてますが、Hoyerも良いのですが目新しさからRenzが気に入ってます。Busanでしかまだ弾いていませんがゆっくりでも早くても,長めでも短めでも鳴ってくれる。DöllingやHoyerよりも少しだけ粗い?面を持ってるけれど,そこがまた魅力的。今日は今週唯一の完全オフなので久しぶりに4弦たちとの長い一日になりそうです。
Commented by Toruberlin at 2010-03-08 19:47
Hisaoさん、Renzや初期のHoyer、もちろんWeidhaasや極上のPfredzschnerはこちらでも滅多に手に入りません。
コレクターとのおつきあい(楽器を複数買った実績と信頼?)+この楽器商は5弦コントラバスの販売で助けてあげたことがあって
もちろん商売だから僕は客の立場ですが,特に良いのが手に入ると先に話を持ってきてくれるんです。お陰でお金が貯まるということがないのが問題ではあります。
初代のH.R.P.の(つまり100年前)の未使用が出てきたそうで、あまりに新しいのでコピーと疑われるのがいやで現在今のフレッチナーで鑑定書を作成してもらってるそうです。そんなのも次回は持ってきてくれるそうです。未使用というのに興味はないけれど良ければ、、。121gというのが気になっています。それで細めで固めでしなやかなら,きっと手に入れてしまうんだろうなー?