ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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GGとガット弦、コントラバスの鳴りの話。

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おはようございます。昨日はピカピカではないけれど晴れて暖かかった。今朝はまだ時間が早いこともありますが、扉を開けたバルコニーからはかなり冷たい空気が入って来ています。気温は16℃、今週は楽器と過ごすことをメインと考えてますので、最適な気候です。
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一昨日の夜、弦製作職人GGの工房に行ってきました。彼はとにかく忙しいので5月の初めに日本から戻り、8週間後に実現しました。メインの用事は写真の予備の弦を作ってもらうことでした(新しいコンセプトの弦は頭の中では進んでるけれども、まだ手をつけてないそうで,気長に待ちます。もうひとつ、その前から考えてる弦のソロ用プロトタイプが出来てました。ノーマルチューニングは既に完成してるそうですが、これについては後で)そしてScarampella,Buan,Bracciの切れてしまった弦を修理してもらう為に持っていきました。
元々の用事はそうだったのですが、先日この日記に書いたBusanのテールピース交換の話、それでヴォルフがほぼ消えたことを報告、そして彼の意見を聞かせてもらうのがメインの訪問となりました。
19時に到着、15分くらい新しい弦の話、試奏をしてからテールピース交換の結果を話し、本題に入りました。彼はドイツ人で頑固だけれども柔軟な頭を持った人です。僕はこのガット弦やテールガットを開発した人なので、彼の考えは理解したいしいろいろと教えていただきたい!その上での僕の経験を参考に話しましたが、「嵐が来るわよ」と奥様からの電話があり(Gは自転車通勤です)2時間、話しっぱなしだったことに気がつきました。
ここに書くのは不可能ですが、彼が弦を製作するにあたり、テールガットを避けて通れなかったのは、そしてテールピースも材料を吟味して黒檀を世界中から取り寄せて試作を繰り返し(これは木工職人に依頼)現在出来上がった4弦用と5弦用、そのすべての目指すところは、如何にスムーズに、お互い邪魔すること無く音の波を楽器の中心に真っすぐ伝えることができるか!?です、物凄く簡潔に書けば。
彼のテールガット、これは余程のことがない限り、どの楽器にも効果が現れ、そしてマイナス要素は皆無と思います。面白いのは、スチール弦を前提に造られた(=新作)楽器の多くには効果が少ないこと。オールドのいわゆるイケテル楽器には、まず効果大です。このテールガットも、今ので僕は充分と思うのだけど、GGは次の、もっともっと良いのを開発中だ、来年にはたぶん完成する!と嬉しそうでした。そう、終わりのない人なんです。
弦、これはスチール弦の方が好きな人も居ますし、楽器に依っても、また弾き方に依っても、なので「判る人は気に入り、そして運が良ければ毎日が楽しくなる」のですが、弾き方や音のコンセプトだけじゃなく、楽器に依って差があるのは間違いないです。
弦から始まり、テールガット、そしてGGがテールピ−スに手を出したのは、先程書いた目的の為ですが、それには当然例外がある。
コントラバスは他の弦楽器と違い、形もサイズも決まってなくてマチマチです。外見が違えば構造も違う、それが難しいところだそうです。だから例外も多いのですが、GGの理論は今でも重めのテールピース、ほとんどのKBには◎だそうです。
そこで僕の考えてる重さだけじゃなくてテールピースの質も関係するのじゃないのか?に、しばし考えてましたが、やはり黒檀(良質の)がベストと今は考えてるが、でも僕がBusanがヴォルフが無くなっただけじゃなく、鳴りが依り艶やかで多彩になった!との言に、考え込んでました。
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写真は昨年、クレモナ生まれの5弦Cavalliに弦を張ってくれているところです。たくさんの(彼が認めた)KB奏者が出入りして弦を試し意見や感想を残していきます。GGは彼の弦を使ってるコンサートも聴きに行くし、とにかく自分の考えを具現化し、自分で確認して製品化して、それがどう評価されるかに耳を貸し、そして自分でも結果を聴いて確かめる。それが製作する弦などに反映される、真の職人です。
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僕も彼と出会えたことを、もっともっと活かさねばなー!
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Busan、テールピースを交換した時にD線を元の方で切ってしまいました。これは簡単に修理可能、張ってあるのは2011というタイプ、そこにDespineの2012 バージョンのDを外して張っています。違いはガットの量(太さ)だそうですが、違和感無し。人に依っては(豊かな鳴りの)2012に(輝きが多い)2011のG線を合わせてるそうです。
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D線を外されて気の毒だったDespine、すぐにBusan用の2011をまず張りました。近日、交換するつもりです。
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2012の5弦用、CavalliではすぐにエクセレントだったのですがDespineは悪くはないのだけど、どうもイマイチだった。それが、このところ◎になってきたのですが、室内楽用の5弦としてこれから大活躍の予定です。
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Busanと奥はScarampella。ソロ弦のスカランペラ、やはり弦が切れて(帰国前に)最初に手にいれた極細のソロ弦を上2本張ってました。これも◎なのですが、GGに作ってもらった2011ソロに昨日替えたら、うーんやはりこの方が良い。柔らかさと丸さが増しました。
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Despineの奥は室内オケの出番の時には一番手のHillの5弦です。これはまだ6mmテールガット+イギリスの弦が張ってあります。5弦用も含めて7セットガット弦、そしてテールガットで軽自動車が買えるくらいの投資をしたので(充分、その価値はありますが)残りの2本の5弦(3本ですがDSOで弾いてるイギリス5弦はベルカントのままにします)HILLは今でも抜群なのでまずは当分このまま、フランス娘ブルジェーをどうしようか現在検討中です。でも、先に新しいタイプの弦をBracciに張ってみるのも、やってみたいなー!
そうそう、その新しいタイプの弦。弾いてみて特にずっと良いとか、良くないとかはありませんでした。2011と2012の違いくらいか?
でも、その意見はGGにとっては大事だそうで、実際NDRの首席とか、数人がすぐに気に入って使ってるそうですが、その目指すところは、、、、。
ガット弦、現在は彼のコネクションと努力で材料の確保は難しいけれど出来ています。イタリアの最大手が店じまいしましたが、これも原因は材料の安定確保が出来ないのが最大の理由だそうで、これはパリッとした食感のソーセージが世界中で需要が増え続ける限り(そっちに腸が行ってしまうので)良質のガット弦を作る材料確保が,そして技術継承が、きっと近い将来は難しいだろうと危惧しています。
今までも、ガットに似せた廉価の疑似ガット弦は多いのですが、彼の目指しているのは(今のガット弦を可能な限り作りながら)コンスタントに作れる新素材の開発です。今度の弦はガット弦ですが、その新素材弦製作へのステップバージョンなんだそうです。
これは、もちろん「妥協無し」だそうです。うん、無しなら実現すれば素晴らしい事で、そして価格も下げることができるそうです。本物のガット弦と同じ、何も妥協しないで作るGGの新素材の弦、このテールガットを開発出来た彼なら、出来るかもしれません!
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DespineからBusanを臨む。
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さて、楽器も良くて弦もエクセレント。そしてどういうわけかずっと、いつ手にしてもしっくりしなかった初代のPfredszchnerの極上弓、一昨日からはそれしか手にしないくらい良い音を出してくれています。初代は6本持っていますが、これだけがイマイチだったのですが、やっと判り合えたか?これだから、面白い。
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今日はこのDespine、そしてBusanで室内楽、Scarampellaでソロ曲を弾くつもりです。
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時間がある事は、ありがたい。
天気が良くなってきましたが、誘惑に負けない様にしなければ!
今週のプライオリティーのトップは「楽器と過ごす」+夜はデスクワークですから、大丈夫な筈です。みなさんも楽しい一日を!
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by Toruberlin | 2013-07-03 08:02 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(3)
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Commented by Yusuke at 2013-07-05 01:58 x
更に進化を遂げるGG弦…流石ですね、その職人魂!新しいコンセプトの弦、実に興味深いです!
先日の東京でのソロ以降、GG弦に興味を示す仲間が増えてます…。まずはテールガットを試して…とか、色々紹介はしてますが、やっぱり僕が思ってた通り、皆さん(特にアマチュアの方々)元々ガットのような音色を目指してて、惹かれてますね!(プロ連中の多くは弓押し付けて潰れた音でも鳴ってるつもりになってるので、残念です)
今、仕事でHaydnやってますが、今回ほど5弦にGG弦を張りたい!って思ったコト無いです(笑)…まあオケの楽器だし、これ一台で色んな曲を弾く上で色々難しいコトもあるのは仕方ないんですが…。
先日の動画も万が一参考になるのなら、GGさんに是非ご紹介下さい…ライブじゃなきゃ意味無いのでしょうが…でも、日本においてGG弦ほど気候(温度や湿度)の影響が少ないガット弦はないかも知れませんね…そういった意味では実に有り難いです!
ガットの供給もやはり問題あるんですね…新素材、期待したいところです!
Commented by Yusuke at 2013-07-05 01:59 x
(字数オーバーだったので、続けて失礼します)
…一つ質問(?)ですが…GG弦もやっぱり乾燥し過ぎは良くないんでしょうか?ガット(特にプレーン)はある程度の潤いを必要とするはずですが、こういう巻きのガットも然りなのかな?…と。
先日の2回のホールでのソロ…やはり空調で乾燥(湿度で40%台)傾向にあったから、音が裏返ってしまうのか、松脂との相性なのか…。
今度8月はホールではなく、外気の出入りが激しいサロンでの本番があるので、そこで試せばイイんですが…どうなんだろう?と自問自答してます(笑)。
Commented by Toruberlin at 2013-07-05 05:19
Yusukeちゃん、こんばんは!
すごいよね!その研究の成果を僕らは自分で良いと思うのを選んで使わせてもらえば良いんだ。
新コンセプトの弦、それ自体は僕らの持ってる弦と変わりはない、しかしそれが妥協のない新素材の弦に続くというのは、楽しみだよね。
そういえば10月の帰国に持っていく様にするには7月中旬には注文せねば。もし欲しいなら言ってね。
後は、基本的には池袋だな。無理して広げなくて良いよ、興味を持って試して知るのも、そしてそれを理解するのも運の範疇と思います。
5弦のCavalliに張ってるけれど、何を弾くにもたぶん問題無い。コンチェルトハウスやNDRの首席も仕事で使ってるよ。
弦、乾燥し過ぎは良くないね、切れる元にもなる。
まあ40%台ならドイツではある範囲です。
昨日くらいから5弦を合間に弾きながら、Busanと終日過ごしています。いや、楽しい!