ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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昔の写真から

c0180686_23211797.jpg
ツェパリッツ教授と一緒に弾いたことは少なく、Witt先生がトップの時が圧倒的に多かったのに(一度だけヴァッツェルさんとギュトラーさんとの三人でメサイア弾いたことはあったなー!)写真で残ってる(持ってる)ベルリンフィルはこの時のだけです。Witt先生との写真は無い、あのころはデジカメなんて無いし僕自身も写真はやってたけれど自分が写るのにはあまり興味がなかった頃だったからなー。これは先生の親友の一人、セカンドのG.Z.さんは写真家としても活動なさってましたが、彼が降り番の時に撮ったのを後日、引き伸ばしてくださいました。フレディの弟子と気づいて、撮ってくださったんでしょう、ピントが僕に合ってます。先生の家でご一緒したり、またZ氏の家にお招きいただいたのはずっと後だったから、気づいて撮っていただきありがたいことです。
Witt先生の弾き姿の写真とともに家で弾いてる時には視界に入る写真です。
c0180686_23360766.jpg
秋に池袋の工房で初めて毛替えしてもらった(97年に拝領して、バリバリ使うわけじゃなくでしたが流石は先代のマイスター・ピラー親方の毛替え、良い音していました)先生がベルリンフィルでハミッヒ作の五弦を弾いてらした初代フレッチナー作の弓、Busanでも良い音をだしてくれます。上の舞台での写真、先生は降り番で、その先生の五弦を使わせてもらっています。
先生が降り番の時に出演したのは3回か?特大だけどとても良く鳴る、弾きやすい楽器でした。

先生のお宅にて、僕が弾いてるのはD.Techler、Witt先生から譲っていただいた楽器です。先生はマーラー1番のソロなどを弾いた(もちろん↓のサロンコンサートで弾いてる)オールドイタリアン、A.Mariani。
c0180686_23361567.jpg

ベルリンの大先輩、コントラバス仲間に夫人からベルリンフィルに訃報が告げられる前に僕が知らせましたが、その彼からの返信メールを、さっき弾いていて思い出しました。

Lieber Toru,

eine traurige Meldung.

Viele waren mit ihm verbunden. Menschlich und musikalisch.

Ein großartiger Mensch und Musiker.

Nun sitzt er sicherlich mit Zepperitz am 1. Pult des Himmelsorchesters.

Dirigent natürlich: Karajan.


とても悲しい知らせだ。

たくさんの人々が、彼と音楽的にも、またその人柄とも繋がっていた。

偉大な音楽家であり、偉大な人だった。

今はきっと、天上管弦楽団の第1プルトにツェパリッツ先生と座ってるだろう、

その指揮台にいるのはもちろん、カラヤンである。


ベルリンフィルアーカイヴにはたくさんのお宝映像があります、きっと。

この映像のアングル、コントラバスの二人の間からカラヤンを撮っていて、めずらしい。これもClouzot監督作品かな?


昨夜、早寝するつもりがものすごく夜更かししてしまいましたが、それは偶然Verdiのレクイエム、ミラノ・スカラ座とカラヤンの映像を夕方発見したからで、それはあまりに素晴らしく!80分以上の大曲なのに3回通して聴きました。素晴らしい!
今夜もまたじっくり観たい、ヘッドフォンで聴くのがお薦めです、良いものは全て!


先生がご近所の教会付属施設で友人やご近所さんを招待して行った、僕が弟子入りしてからは唯一のソロコンサート、末っ子のTがヴィデオカメラで撮り、音は僕のDAT録音を合わせ公開しました。



一番上の写真、オリジナルはこちらです。

さ、楽器のそばに戻ろう!

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by Toruberlin | 2016-01-11 16:14 | 音楽の話 | Trackback | Comments(10)
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Commented by H.S. at 2016-01-12 19:46 x
Verdiのレクイエム、何度も聴いてしまうというの、おっしゃる通りです。早く一人でじっくり聴きたくて帰宅を急ぎました。
歴史的名演を教えてくださり、ありがとうございます。
Commented by Y at 2016-01-12 19:53 x
とおるさんの先生の演奏、前に書いてらした「昔の音」SPレコードで聴くことができる往年のバイオリニストと同じ音がします。
Commented by カラヤン時代が最高です at 2016-01-12 22:31 x
高橋徹様、初めてコメントいたします。カラヤン率いるベルリンフィルのバスセクションが大好きで、巨匠ヴィットさんの最後のお弟子さんでおられる貴殿のブログを愛読させていただいております。
アマゾンでアンペルマンブックを購入いたしましたが、後書にも感銘いたしました。ブログにも書いておいでですが、是非三十余年のベルリン生活を本にしてください。クラシックファンにも読みたい方々はたくさんいると思います。
Commented by カラヤン時代が最高です at 2016-01-12 22:35 x
p.s.です。
年末でしたのでアマゾンから購入いたしましたがアンペルマンショップのネットショップサイトを名前とリンクしました。周りにもよい本だと紹介いたします。
京都におりますが、アンペルマン音楽会をいつか拝聴したいと思っています。これからもご活躍ください。
Commented by カラヤンファン at 2016-01-12 23:15 x
初めまして!ブログはずっと拝読してましたがコメントを初めていたします。時代と言ってしまえばそれまでですがたった30年前なのに、なんと違うことか。よく言えば洗練されすぎてるのかな、と思いますが、とにかくつまらないというかハッタリだったり中身がなかったりで、こんな録音でもドーンとくる音楽には出会えません。だから最近は来日オケにも行かなくなっています。
Toruさま、ベルリンでの歴史、体験なさった貴重なことをブログに書いてくださってますが、これは是非本にしてください。読みたいです。
末筆なりますが、今年もお元気で大活躍なさる年になりますようご祈念いたします。
ベルリンシュターツカペレとバレンボイムのブルックナー全曲演奏はほぼ全て聴きます、久々に期待しています。
Commented by Toruberlin at 2016-01-15 08:37
Hちゃん、こんばんは!ベルリン全域でVodafone&Kabeldeutschlandが普通らしく、もう丸二日。コメントの返事、お待たせしました。
素晴らしいよね!パヴァロッティも若い!
しかしカラヤンは素晴らしいしミラノ・スカラ座も驚きだね!
Commented by Toruberlin at 2016-01-15 08:38
Yさん、こんばんは。そうでしょう?
もうあまり、聴くことができなくなった音です。弾き方もだけど、新作に楽器には、ない音でもあります。
Commented by Toruberlin at 2016-01-15 08:42
「カラヤン時代が最高です」さま、ありがとうございます。
初めまして!
ベルリンのこと、ブログに書いてますが、本も考えております。
またWitt先生が書かれた文章も多く、それを和訳して一緒にご紹介することも前から考えています。
あとがき、お読みいただきありがとうございます!
Commented by Toruberlin at 2016-01-15 08:44
p.s.重ねて、ありがとうございます。
まだまだ知られてないアンペルマン、よろしくお願いいたします!
アンペルマン室内楽コンサートは鴎外所縁の津和野、そして東京と福島でおこなってますが、京都でも是非!と思っております。なかなか企画がまとまりませんが、近々に実現いたします!
Commented by Toruberlin at 2016-01-15 08:51
カラヤンファンさま、初コメントありがとうございます。
時代のニーズ、と言われることがありますが、違うと思います。
無いから、無くなってしまう。継承していかないと、本当になくなりますが、残念ながら本来は有り得ないはずの多数決が音楽にもあります。
またコンビニ弁当や出来合い食事で育ち美味しいと思う人が、本来の食事の美味しさを判らないことがあるのと同じで、判ることにも素養もセンスも必要です。なら、判るものが良い!という傾向が、代価を得るためには仕方ないという言い訳とともに、メインになっていってしまう。
仕方ないながらも、自分ができる範囲ではこだわり、守っています。
だからただ「良いなー」では済まされず、音楽監督として企画し実現していく所存です。どうぞ、よろしくお願い致します。
シュターツカペレとマエストロ・バレンボイム!私の近しい方で全公演のチケットを確保した方がおいでですが、羨ましい!ベルリンでも聴けない企画です!
本の件も、ありがとうございます。どこか引き受けてくださる出版社があれば、書きたいと思っています。