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KBの調弦。
さてコントラバスでも5度調弦用の弦があります。
5度で調弦した楽器の自然な鳴り、美しい響きは驚きです。チェロ弾き上がりなら、4フィンガーテクで楽器が大きくなければ弾ける。また、KBフィンガリングでも、GDADの低弦2本の関係のように(四弦KBの最低弦をEじゃなくDにするGrossDという調弦を五弦を持ってない時には時々していました)慣れというか、理解して自分のモノにすればできないことではない。エクステンション作るぐらいなら、当然、5度チューニングを考えるべきかとも思う。
しかし、、、。
R.M.というジャズベーシストの名前を冠した五度調弦用の弦の存在を知るずっと前に、試しました。なんちゃってではありますが、SoloA/D/SoloFis半音上げ/Cは五弦のH線をCにする。
チェロの自然な響き(ヴァイオリンは言うまでもなく)への憧れから試したのですが、結果は驚き!です。
理論的にも当たり前なんですが、五度調弦は鳴ります。自然にという表現が適切なのかは疑問ですが、その楽器の鳴りの違いには驚きます。調弦を変えただけなのに!そして五弦が要らなくなります。または五弦の5度調弦にしたら音域が増えますね。
でもね、上に「しかし、、、」と書いたのは、KBの響きじゃないんです。
「オクターヴ低いチェロはいらない」が持論ですが、KBはどんくさいことも含めてKBと思います。4度調弦もその「らしさ」のひとつ。
だから時には寂しいくらいに作曲家からのKBへの要求は少なく、出番も多くない。でもこれ、KBが弾けなくてダメだからじゃ無く、KBらしさを持っていてほしいからチェロみたいなクリアさは要求していない、そうなっては欲しくない!ということでもあるんです。
ハモるために合理的に5度にしてオケに加わると、その違いから面白いし曲によっては悪くないかもしれないけれど、クリアすぎるというか「サウンド」と呼んでいるモノのバランスが壊れてしまう。失うものがあまりにも大きい。
チェロのように演奏したい傾向の現代、そう極めるなら楽器は驚くほど鳴るし「チェロみたいに鮮やか!」がKB演奏への褒め言葉と受け取るなら、5度調弦は適しています。
高い音域を曲芸のように弾き、チェロの為に書かれた作品をチェロの様に演奏したい傾向の現代、そう極めるなら5度調弦になんでしないのだろう?と逆に思いますが、その違いは、クリアに鳴りすぎて「どんくささ」というと語弊があるなら「KBらしさ」がなくなる。ソロや室内楽まではそれでもOKなことがあるかもしれないけれどオケはダメだろうなー。
今でも5度調弦が圧倒的少数なのはそれが理由なのか?それともオクターヴ低いチェロが理想なのに面倒で5度にしていないのか?は判りません。
ジャズは大好きだけど、どうこう言うまで知らないし弾いたこともないんですが、スコット・ラファロのような響き、5度チュー二ングでは出せないと思うなー!味が無くなるというか、合理的ゆえに失うものがあるというか。
オクターヴ低いチェロとして5度調弦にした楽器で、面白いほどクリアに鳴る状態で曲にアプローチしたら、面白いケースも無いとは思いません。バッハの無伴奏チェロ組曲なんて面白いかもしれない。
でもチェロとコントラバスのデュエットでチェロのように鮮やかに鳴るオクターヴ低いチェロのごときKBが◎なら、KBで弾く意味が希薄になる。チェロ二本の方が、きっともっと良い。
例えばRossiniのデュエット、KBがチェロのようだったら、魅力は減ります。
楽器は鳴りまくるし鮮やかにハモるから、前述したようにソロや室内楽では面白い効果は期待できるけれど、そしてもしかしたらチェロパートを書き換えて弾く室内楽で面白い効果が出るかも?と考えたこともありましたが、チェロとKBがオクターヴで動くオケでは、あまりにクリアに鳴りすぎて、別物になってしまうのと同じく、KBらしさ無くしてどうする?と思うのです。
5度調弦にしてコントラバスでチェロのように鮮やかに弾くソリスト、そこに魅力ある音と音楽が同伴していれば、アリと思います。でもそれならチェロの方が良いんだよなー。
チェロから転向すれば、4フィンガーで弾ける。
そう言えば小さいサイズのKBはドイツでは特に人気がなくオールドもたまに格安で出てることがありますが、良い弓を持ってきてくれる楽器商から数年前に「イタリアンオールドの弦長90センチ台、いや、もっと小さくても良い」と何度か尋ねられたことがあります、誰か売りたがってるか、または持ってるバス弾きを知らないかと?
何度目かに何故だと尋ねたら、アメリカかどっかのチェロ奏者が5度調弦にしてKBを弾きたいからとのオーダーが来てたそうです。R.M.5度調弦トーマスティックの出現で、そういう可能性も出てきたわけです。
でも、ダメだろーなー。
僕も驚いたように「鳴る」んですが、その種類が普段考えてる「鳴り」と違うのと
クリアになるけど(なった所為で)失うものが多い。
こう書くと「頭が固いんですね」と言われそうだけど、柔軟でも譲れないとこは頑固であるべきと思う。
弾きやすい新作楽器も、だから僕は興味はもってもやはり伴侶には選ばない。もちろん写真のBusanとか出会いに恵まれているから言えることです。
「でも、弾けなきゃ話にならない」と言われそうだが、そこが何を優先してどうバランスを摂るか、ってことですね。
シューベルトの美しい弦楽五重奏を初めて弾くにあたり、セカンドチェロをKBで弾くのはこの名曲に混ぜてもらう為に編曲するだけじゃなく、KBでもこのパートを弾けるとシューベルトが知っていたなら、KBを選んでいたら、または他の室内楽作品でもKBを選んだり加えることを考えたとしたら、どう書いただろう?を考えています。
シューベルトのオクテットはオリジナルでKBが加わった名曲ですが、このOp.163も、またメンデルスゾーンのオクテットも、オリジナルしか認めないと言われると困ってしまいますが、音楽に新たな彩りを加えられるんじゃないか?
室内楽にKBが加わった名曲が少ないことを嘆くだけじゃなく、トライしようと考えています。そしてオリジナルよりも良いとは言わないまでも心地よい音楽になれば嬉しいですね。
新作にスピロコア張れば、4度調弦でもチェロのようにキラキラした音になるでしょうけど、そういう音に魅力を感じないのは…アンサンブルを支える音へのイメージの違いかも知れませんが、「野太さ」への醍醐味に程遠く感じるから…かもしれません。
小型の楽器の弾き易さは面白いと思います、でも音がチェロでは小型化した意味さえも失ってしまうような気もします。
…話は違いますが、とある有名ヴァイオリニストがチェロの弓で弾いていると言ってました…その方が大きな音が出る…と。
楽器はなんかの名器なんでしょうが、大きな音には聞こえず(潰れたような音)むしろ鳴ってませんでした…(笑)
嘆かわしい限りです。
音質の問題、弦による差と、調弦に依るのは別な気がするけど「違う」という点では同じかもしれないね。
音の質と色の多さ(倍音の豊富さ)は後者は弾き方が多くを占めるが、音質となると弦が(楽器は決まってるから)まずは大事と思う。
そういう観点から(楽器にかかる圧とか、音の速さとか、いろいろあるけど)(補足、音の速さといったら、馬鹿かお前!音速は一緒だろう?と早口でまくし立てたバス弾きが前にいたけど、もちろん言ってることはわかるよね、、)僕は弦はGGのガット弦にして現在7本に張っていて満足してる。スチール弦だとH.Panormoにはベルカントだけど、N澤さんがカプランを気に入ってたなー、知ってる?
話は戻るが、チェロのオクターヴ下は、やはりいらないよね。いつだったかブログに写真載せた(作夏だったと思う)イタリアンオールドは小さいけれど良い鳴りしていた。でも、オケでは使えないのは無論。
大きな音がする、という表現からしてなー。弓が重いと、松ヤニがべったりと同じように錯覚して鳴ってると思うのか?
壁崩壊頃活動してたカンマーフィルハーモニーのヴィオラ弾き、彼もチェロの弓を使ってたけど、彼の場合は弓先をメインに軽やかかに、そしてヴィオラをよく鳴らしていたなー。
しかし、両方弾けるのは羨ましい。
嘆かわしい、がどこに向けられてるかを理解してるかわかりませんが、私と同じとしたら。
なんでも弾けるのは素晴らしく一つの要素だけれど、「柔らかく力強い響き」が大事じゃない(これも言葉にするのは難しいのですが)なら、嘆かわしいです。