ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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オールドメルセデスW123

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35年ずっとワンオーナーのメルセデスW123です。
30歳でHナンバー取得、走る文化財という観点から減税、クラシックカーオーナーは事故をしないという統計も加えて、排気量と馬力に関係なく一律の税と保険設定があります。かなり安価で旧車の維持をしやすくなります。
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車検は35歳でも2年ごと、この車の車検を取りに行って来ました。
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まずは車の保管場所へ。ベルリンの北、旧西ベルリンのWeddigと東ベルリンのPankowの境に鉄道路線があります。その線のWollank通り駅が最寄りです。
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この駅、いわゆる壁際にありました。写真のPankow側は旧東でした。
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この建物から見えた景色はホーム越しに西ベルリンだったわけです。
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階段を降りると出口は南側(旧西ベルリン側)にあります。
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左が駅の出口です。下の写真、右側の道は鉄橋の下はブロックで塞がれ、壁でした。
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ここが壁だった時代、もちろんここに来たことがあり、覚えています。
徒歩4-5分で地下のガレージへ。1年近く動かされてなかったメルセデスW123と久しぶりに会いました。
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日本のメイン産業の一つが車と考えると、新車大好きで、また新車を買い換えるほうがお得?!の制度(慣習?)が長年作られ、消費に貢献、国も経済を回すのにも多大な影響を持っています。
輸出された日本車は日本では見かけることもないくらい長く使われているのもありますな。

モノを長く愛する、ってこと。
楽器(商売道具でもありちょっと違いますが)や家具、骨董品と古くても価値のあるものは、また別の意味で投機の対象にもなるから話は別ですが、車は余程の希少車じゃない限り、維持して行く費用だけでも、投資は見合わない。
ではなぜか?はもちろん、愛着があり、人生を豊かにするからでしょう。
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バッテリーは長く乗らないときは外しておくのが◎です。タイヤの空気圧を近所のスタンドで点検し、ガソリンを入れました。
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そして約束してあった車検場へ。クラシックメルセデス専門の工場の一角に、車検できる場所があります。僕の車たちは長年工場に任せっきりですから、BMWがこういうの最期でした。
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このメルセデス、どこもかしこもピカピカなんですが、その修理をした工場にあります。
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かなり渋い設備で、年配の検査技師が一人ですべてやってくれます。
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まずは軽く舞台を持ち上げ、タイヤの横にゴム製のブロックを当ててから、車を持ち上げます。
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前輪の動きの検査。
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そしてさらに高く持ち上げ
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床下を丹念に調べてました。この車、ずっとガレージに入っているし、とにかく綺麗です。
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何の問題もなく下ろされ、今度はブレーキ検査。
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ローラーが回り、ブレーキの効き具合を検査します。全輪合格。
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そして排ガス検査。
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お隣ではSL数台にプルマンなどなど、クラシックメルセデスが修理中でした。
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そしてお得意さんらしい老紳士が、これまたオシャレな190SLで来店、ご主人が助手席に座り不具合の相談を受けてました。
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シンプルに生きる、を考えると、余計なモノ、生きて行くのにどうしても必要ないモノはたくさんあります。
消えモノだって(例えば飲んだリ食べたりするモノ)拘ればキリがない、
生きるためにだけ食べるなら簡単で費用対効果も生き延びることが目的なら、とても良いでしょう。

食器も数も種類もいらない。
家も、人を招くじゃなく、自分が住み心地良ければミニマムにもできるし、どうとでもできる。

仕事も、お金を得る手段だけと思えば、やり方もあるし効率を上げられる。

AMPELMANNの商品で、生活になくてはならないモノなんて、ない。

これだけ個人用音楽鑑賞機器が安く普及してると、音楽はコンサートに行く必要なんかない。

などなど。
もちろん人の好みです。でも「好み」がどうかで、その人が見えるのも事実。
好き嫌いは、そこから各自の別の話ですね。

でも、車は安全で安価に走れば、それでいい。か、それがいいか?でも違います。
で、「それがいい」はそう思いますが、そこに愉しみや面白みが(全く否みはしないけれど見栄は除いて)加わったほうが心地良いと感じる。
最新型電気自動車とクラシックカー。ちゃんと維持できで安全に移動できるなら、後者を選びたい。

もちろん新車でも、ベントレーのベンテイガあたりを所有できて、それを乗り回してもおかしくなく維持しても生活できるなら、それも◎ではあります。

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すべての試験に合格して、次は満37歳になったら、です。

要らなくないモノ、が長年生きてると多すぎるのも困りもので「断捨離」なんて行為もありますが、拙宅も整理しなきゃならないなー!と思ってる箇所は多々あります。
これは、でも、じゃなくやらねばいけないんですが
でも、そこに人生を豊かにしてくれてるひとつがあるかもしれない。

経済的な問題とを秤にかけての電気自動車選んで新車が届いた時の喜び!はきっとある。

書画骨董とか、いわゆるコレクションをして、眺めて悦に入る。これも否定しませんが、僕はそうじゃないんです。あまりに同じモノがたくさん並んでるから、蒐集僻があると思われてますが(ないとは言わない)それは全て使うために手に入れたモノで、それを手放していない(だから、今なら手放せるものもある)から増えてるのです。
眺めてじゃなく使って楽しむ!ここが大きな違いと思ってますが、見ようによっては「同じ」かな?

本当は僕の2台もこのW123のようにガレージを用意してあげるべきなんですが、この近所には戦後の建物がほとんどなく借りられるガレージはないのです。
だから、とっても大事にしている、とも言えない。
こういうクラシックカーを見ると、思います。
でもこれ、ずっと乗り続けきた時間の「喜び」は大きく大事なものですが
売るとなったら、それまでかけてきた費用を考えれば、見合わない。
「そういうもの」と認識するしかありませんが
それでも、自分の気に入ったモノと生きて行くのは、良いんですよね。

もちろんクラシックカーもオールドレンズもイタリアンオールド弦楽器も、どうお金を使うかの配分の問題です。もっと余裕がある人がするレベルの行為なのに、背伸びしてしてしまってるかもしれない。
でも、その背伸びが、成長を(少しはしてるなら)、助けてくれてるのだと感じます。

あいまにアンペルマン社に寄り、中央区の企業懇親会に出て(あまり意味なかったけれど)夜に車をガレージに入れました。
そして歩いて早朝下車した駅へ。
歩道をバタバタバタとエンジン音させて走って来たのはヴェスパのピアッジョ社の小型車。出前車らしいけれど、何と運転してたのは角の店と車にペイントしてある看板のおばあちゃんでした。
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by Toruberlin | 2017-03-02 22:51 | 趣味の話 | Trackback | Comments(0)
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