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Liebenzeller 松ヤニ

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ヤニの音になっちゃいけない。
と数日前の日記を書き始めましたが、今日は松ヤニの話です。
擦弦楽器であるコントラバス(弦楽器)は楽器に駒を立て弦を張り、その弦を弓で擦って音を出します。
まさに、その弓で音楽を奏でるところが弦楽器の特徴、長所と言って良い。その弓には馬の毛を張ってあり、その毛に添付して弓で弦を操りやすくするのが松ヤニの役目です。松のヤニが原料ですが、その産地も関係あるのかな?実にいろんな種類があり、製法もふくめ様々です。
コントラバス用の松ヤニだけでもかなりありますが、他の弦楽器用のを使うこともあります。
僕はLiebenzellerのKB用、イタリアのB&Cのチェロ用(たまにヴァイオリン用も)そしてパリのRafinの今は製造販売されていない先代の弦楽器用(ヴァイオリンからチェロまで用)松ヤニを愛用しています。KB用は押し並べて脂肪率高いというかベタベタしています、傾向として。グリップが良いから!は使ってる人の選ぶ指針と思いますが、音色となるとRafinやB&Cのは素晴らしく(室内楽やソロで)Liebenzellerを普段使ってる弓に時々上塗りしています。
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1983年春にJunge Deutsche Philharmonieに招待されました。日本人正団員は初めてで僕の時も少しもめ(だって、外国人はドイツ人の仕事を奪うのは事実。当たり前ですが音楽学生の反発はありました)オーディションを受けられる条件はドイツ人とドイツ国内の音大などで勉強してる(した)28歳未満、となりました。
バイエルン放送響で弾いてる仲間とベルリンのRiasユースオケで知り合い、彼が強硬に押してくれて実現、2週間のリハはケルン郊外のLindler城でしたが偶然、Witt先生がコントラバスセクショントレーナーに選ばれていて(年に二回あるツアーの各トレーナーを前年には決定します、毎回変わるのです)一緒でした。バスセクションは日本人招待には反対多数だった様ですが3-4人が新人だったこともあり、また先輩たちもすぐに打ち解けてくれて(Witt先生が二晩、僕らと夕食後に深夜まで呑んでくださったおかげでもあります)パリ経由でヨーロッパをぐるっと回ったツアーでは毎晩コントラバス仲間で食べ呑み歩いていました。僕が初めて、そしてツアー中の全体会議で上記の「今後の入団資格」が決まったのを覚えています。
さて、そのツアーで仲良くなった一人がコンサートマスターのS.Rivinius、愛称はシギーですが、彼はチェロのグスティのすぐ上のお兄さんです。翌年にはRiviniusQuintettで数十回のステージと録音をする仲になりましたが、そのシギーが使ってたのがLiebenzellerの松ヤニでした。Metall松ヤニ、という名のごとく金属がミックスされてる松ヤニで?でしたが、そのヴァイオリンの名手のシギーはダントツにオススメだという。
その頃は永島先生が当時ご愛用だった(昔の)カールソン、あとはコルスタイン(後にチェロ用も良くて使ってました)ポップス。ベルリンに来てからは、カールソンはここでは一般的じゃなく、別のスエーデン製松ヤニ(銘柄は失念しました)を使ってました。今思えば、すべてよく引っかかる系です。
シギーのオススメなら!とベルリンに戻り弦楽器工房へ。Liebenzellerなんて知らないなー!が最初のリアクションでした。
その工房では僕が最初のオーダー、今コントラバス以外でどのくらい愛用してる方がおいでかは知りませんが、あの頃は知る人ぞ知る松ヤニ、だったんだと思います。
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その後も、ずっと使っています。だから35年くらいになりますが10年ちょっと前か?製造中止になりました。そして今でも販売してる、Liebenzellerの後継者と言われてる(言ってるのかは判りませんが)別メーカーになりましたが、試したら別物だし評判も良くない。松ヤニは何年かは保つものですから、急には困りませんでしたが札響のO澤君が札幌で在庫を見つけ大量に確保、僕も2つだったか分けてもらいました。今のLiebezellerはWebサイトを読むと2009年に復活したそうです。いつも毛替えなどでお世話になってる池袋のJ&Cさんで一昨年だったかGold VHを購入、愛用しています。
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名古屋の松ヤニソムリエY介ちゃんが前にLapisという新製品を教えてくれました。いつか試さねば!と思ってましたが、先週思い立ち注文しました。Testsetというのがあり(一人一回だけだそうです)コントラバス用の三種をお願いしました。というのも手元にある3つは全てGoldVHで、VI Hは久方ぶりなのとLapisも初めてで、今のLiebenzellerのラインナップを比べてみたかったからです。
ラピスは和名は瑠璃。80年代にはBleiSilver(鉛と銀)も使っていましたが、Goldにしても松ヤニに混ぜるとどうなるのか?というのは製作者の工夫と試行錯誤の結果で、僕らは使ってみてどうか?ですが、ガット弦に特にオススメ!とサイトにはありました。
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注文後すぐにメールが来て「Pallasitを試作したので同梱します、感想をどうぞ!」とあり、入ってました。パラサイト、石鉄隕石です。さーて、どんな感じか試したら、またご報告すると思います。
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色ではあまり差はありません。Gold Hは蜂蜜入り。全部に入ってる様な色ですが、でも松ヤニ色でもあります。
Liebenzellerは80年代に知った頃には「満月じゃないと作らない」だったと思いますが、考えられた法則で(僕らには奇妙でも)不定期に作られていた様で、創設者の女性に電話したことがありますが、帰国前に複数個欲しいと言っても、そうたくさんは不可能と断られたことがありました。
一年の留学を終えて帰国するH君は、前に僕のブログでこの松ヤニを知り愛用してるそうですが、日本人で使い始めたのはたぶん僕が初めて、コントラバスでは間違いなくそうでしょう。日本にお土産に持って行き、そのうちにどこかが輸入する様になりYAMAHAでも扱う様になりました。
弦を力で押さえつけて弾くのじゃなく、またベタベタに塗って引っかかって出た音が「大きい音」と錯覚する奏法じゃなければ、ちゃんとグリップがあり、それを弓で操ることができる、そう、弓奏法をサポートしてくれる素晴らしい松ヤニだと思います。
前述した様にKB用じゃないのを上塗りすることはありますが、基本的にはLiebenzellerをずっと使っています。生ガットの時も使ってましたが、今のガットコアのスチール巻き、スチール弦でも同じ様に良いです。
反応が早く、伸びる!という大事な要素を「手助け」してくれる松ヤニと思います。

上の入れ物、黒トリュフを買った時の器ですが届いた4つの松ヤニを並べて試すのにピッタリ、ソロ弦でオケ弦で、もちろん五弦ででも、いろいろ試してみます。
たかが松ヤニ、されど松ヤニ
素晴らしい楽器を探し手に入れ、弓も選び、弦やテールピースなどやセッティングにも凝る。エンドピンにも凝る。
毛替えの質にも凝る。
「最上の弦とは」でも書きましたが、弦やヤニはあくまでも付属品。メインは奏者、楽器、そして弓です。
でも「助けてくれる」付属品たち、とっても大事です。
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by Toruberlin | 2017-08-22 23:55 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Yusuke at 2017-08-23 20:00 x
見た目の差…ホントに無いですね(笑)
Gold とLapis の差、明確に説明出来るほどのものではないので、Pallasit も然りかも知れませんね…。
なにせ、日本での知名度もユーザーも少ないので、他の楽器ではどうなのか…というレビューが聞けないのが残念ですが、良い悪いではなく、扱い易いか否か…ポイントはそこだと思ってます。
隕石のレビュー(笑)、楽しみにしてます!
Commented by Toruberlin at 2017-08-23 20:18
Gold VとLapis そしてPallasitを今まで比べて弾いてました。
共通の良さをたくさん感じた。次のブログで書きます。
扱いやすいかどうか?は気候とかの話?それとも弓が?
まあ、弓だったら、扱い易いい=良い、ではあるが音の伸びや倍音の量も違うと感じた。
Lapis、同じVだけどグリップ強い?
いままでで一番、鳴るヤニじゃないかなー?
Pallasitは色がエレガント!
まだ40分くらいしか弾いてないが、今回の一括新品テストはかなり有意義でした。
Commented by Yusuke at 2017-08-24 19:09 x
推測ですが、Lapis Vで十分な柔らかさ(グリップの強さ)だから、VIを作らなくなったのかも知れません…Lapis VIをGold VIのように使ってしまうと過多だと思います(ノイズが凄くなってしまって…)。
扱い易さは…気候も弓も両方ですが、ちゃんとグリップさせつつ余計なヤニの音がしない(それで音も弱くなっては良くないですが)…どのように鳴らしてくれて、自分のイメージに合うか…。弓との相性もあると思うので、そこが気になるところです。
Commented by Toruberlin at 2017-08-25 07:05
祐介ちゃん、コメントありがとう。
硬さは混ぜた鉱物ではなく松ヤニの配合に依ると思ってた。
今日はオケリハダブルでした。HawkesPanormoの五弦で弦はベルカント。
弓はRenzでラピスと石鉄隕石使ってみました。遅い弓で音が伸びる!
詳しくは明日書きます。