ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


by Toruberlin

プロフィールを見る
画像一覧

いらっしゃいませ! ©Toruberlin

最新の記事

A'damにて
at 2017-11-12 23:59
フグのひれ酒
at 2017-11-11 23:59
Die Schöpfung ..
at 2017-11-10 23:59
久しぶりの秋晴れだった金曜日
at 2017-11-09 23:59
A'dam ゴッホ美術館
at 2017-11-08 23:59
11/5 30年ぶりのA'd..
at 2017-11-06 23:59
アマトリチャーナな日曜ブランチ
at 2017-11-05 23:59
いつもの中華GF
at 2017-11-04 23:59
11/12 日曜日の教会コン..
at 2017-11-03 23:59
11/13@ベルリン
at 2017-11-02 23:59
buon giorno!
at 2017-11-01 23:59
伊達の御大に戴いた山椒の実。
at 2017-10-31 23:59
ベルリン最初のブランチ。
at 2017-10-30 23:59
10/18もご馳走続きの佳き..
at 2017-10-29 23:59
10/17はご近所で晩御飯
at 2017-10-28 23:59
麻布の夜
at 2017-10-27 23:59
ベルリンに戻りました!
at 2017-10-26 23:59
10/14 K下邸へ
at 2017-10-25 23:59
10/13 武蔵新田 酒菜亭
at 2017-10-24 23:59
日本で不可思議なこと
at 2017-10-23 23:59

カテゴリ

美味しい楽しい話
趣味の話
音楽の話
楽器と弓の話
これはおすすめ!
街で見つけたこんなもの!
べルリンの美味い店
最近のべルリン写真
日常の出来事
昔の話
旅行
AMPELMANN
AMPELMANN Japan2010
非日常の出来事
日本で何を食おうかな?
ご馳走/料理
風景写真
これはスゴイ!
AMPELMANN Japan 2011
DSO Tour
ベルリンー津和野
Weihnachtsmarkt
Movie 映画
AMPELMANN Japan2012
AMPELMANN Japan2013
AMPELMANN Japan 2014
AMPELMANN Japan2015
AMPELMANN JAPAN 2016
AMPELMANN Japan 2017

検索

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

最新のコメント

上のコメントに補足。 ..
by Toruberlin at 13:09
長いリハから帰りました。..
by Toruberlin at 08:34
ありがとうございます。 ..
by Toruberlin at 21:35
長くご静養なさっておられ..
by 松醇菴 at 17:21
コメントありがとうござい..
by Toruberlin at 09:02
信子殿下の記事が削除され..
by 松醇菴 at 21:01
信子殿下、本当にお元気に..
by 松醇菴 at 07:45
おはようございます! ..
by Toruberlin at 15:14
M君おはよう、コメントあ..
by Toruberlin at 15:09
R子ちゃん、コメントあり..
by Toruberlin at 07:25
徹さん、れいこちゃん、お..
by r at 20:03
yukiちゃん、早速あり..
by Toruberlin at 13:37
徹さん、長旅お疲れさまで..
by yuki at 11:57
植木さま、おいでいただき..
by Toruberlin at 01:18
この夜は親友の隠し玉付き..
by Toruberlin at 01:16
やはり田酒は希少なんだね..
by Toruberlin at 01:14
本日のリサイタル、楽しま..
by 植木信勝 at 00:27
本当に素敵なお店ばかり!..
by rica at 10:15
素敵なお蕎麦屋さんですね..
by rica at 10:11
ありがとうございます! ..
by Toruberlin at 02:50

お気に入りブログ

うちの食卓 Non so...
オリーブとブドウ畑のあいだで
フィレンツェ田舎生活便り2
フィオッキ・ブログ Fi...
ろひちかなまや
Piccoli Pass...
リヨンの散歩
ワインおたくの妻
Vom Himmel
ベルリン、いまも工事中 ...
フィレンツェ田舎のお料理教室
おウチごはん。
モンタンのブログ
カグラザカ日記
A. ドワネルを探して
お菓子と料理
ただいまお料理中
Berlin no Hi...

タグ

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

料理家
海外生活

画像一覧

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

2010年 08月 25日 ( 1 )

スネークウッド

c0180686_1565813.jpg

先日、コントラバスの弓の話を書きました。18/19世紀のフランスから始まりコントラバスでは現在のジャーマン弓の形が出来たのが19世紀終わりから20世紀初め、フランスの流れを汲む、フランスで修行/制作活動を経てドイツに工房を開いたマイスター、フレッチナー、ニュルンベルガー、ラウ、バイドハースと名前を挙げればキリがありません。
余談ですがドイツの弓作りに限れば、戦後国が東西に別れましたが弦楽器の工房が多くあった地域は東ドイツ、それで現在は70年代くらいまでオールドと呼ばれるのかなー?戦後製作された弓の多くは東独製なのです。
ヴァイオリンからチェロまでもコントラバスの弓もその材質はほとんどがフェルナンブーク(ペルナンブコ)という南米原産の木材です。オールド弓のほとんどがフェルナンブークと言って間違いないでしょう。
ドイツのここ50年間の弓の質の低下は、大量生産、工房というよりも工場生産に移行した事と材料のフェルナンブコが東側であるが故に手に入れにくかった+材料自体の枯渇、そして質が落ちても売れるという需要の拡大が要因と言えるでしょう。
1930年代までのオールドはやはり素晴らしい。フランスの弓作りを体験したマイスター達がたくさん居た事、このフェルナンブコもたくさんの中から良い材料を選べる環境があったのだと思います。
1930年頃のH.R.Pfredszchner社のカタログには、最高級のコントラバス弓(ジャーマン)とは別にコントラバス弓のページがありそこにイタリア式、フランス式、ドイツ式の3モデルが載っています。戦前のベルリン国立オペラの映像を見ると首席がフレンチとジャーマン、テュッティにもフレンチ奏者が居ますが、フレチナー社でも3タイプ販売していたくらい持ち方が混在していました。これは歴史的には30年代くらいからジャーマンに統一し始め20年前の壁崩壊時には東西合わせて180あったドイツのプロオケはジャーマンで統一していたという歴史の流れなのでしょう。前回にも書きましたがジャーマンとフレンチ、全く別の奏法でどちらが正しいとか良いとかは議論する意味がありません。少し前までフレンチは存在しなかったドイツ、80年前のフレッチナー社のカタログにはドイツ製のフレンチ弓が載っていたことが面白いのです。もともとガンバから始まり、バロック弓、ドラゴネッティ弓などジャーマン弓の先祖の歴史は古いですが、今僕らが使っているジャーマン弓は新しい発明だったと言う事、そしてそれがコントラバス奏者によって弟子達に伝えられ広まったという事です。
話をフレッチナー社の1930年頃のカタログに戻します。その3タイプの弓が載っているページにフェルナンブコ以外にブラジルウッド。スチールウッドなど数種類の材質が紹介されていました。当時から歴史的にもフェルナンブコが主流と言うか一番の材料だったのですが、コントラバスに限っては他の木材を使っての試みもされていた様で、実際数は少ないですが、無名のオールドでは現在もフルナンブコ製以外が残っています。これは将来の材料枯渇を危惧しての試みだったのか?既に80年前でも良い材料の入手は難しかったのか?それとも良い材料を追求しての事だったのか?多分3つともその答えだと思います。
c0180686_1546441.jpg

スネークウッドというのは古来から木はあったのでしょうが弓の材質としては新しい、僕が知ったのは90年代です。材質は硬く比重は高い、その木目の美しさから他での需要も多いらしく高価な木材だそうです。ドイツではザイフェルトが先駆けでしょうか?重いから良い音が出ますがかなり高価なザイフェルト作のスネークウッドを手にしても欲しいとは思いませんでした。ただ堅めの木なのですが作り手の工夫によっては可能性のある材質と思っていました。
写真はそのスネークウッドの弓です。下3本は名無しのヨーロッパ製、新作の弓で良いと思ったのは初めてです。なぜ名前が入っていないのか?試作品で出来が良くないから?でもフランスの弓作り?かと思う様な美しいヘッドはすぐに気に入りました。弾いてみるとオールドの極上弓とは違いますが堅いながらもしなやかな部分も持ち、HILLの5弦で本番で弾いた時には(ベートーヴェンの5番でした)良くて驚きました。価格も妥当だったのですぐに手に入れました。経年変化が無いことを祈りますが手元に来てから2年近くになりますから大丈夫でしょう。オケで(5弦で)弾く時にはなかなか良いです。
c0180686_1563561.jpg

一番上は7月から預かってるスネークウッド。やはり刻印はありませんが中国製です。ライプチヒの楽器商が仕入れにいったとき、さんざん見て回り唯一良かった弓だとの事ですが、確かに良いです。フランスドームでCavalliでMozartプログラムを弾いたとき、3本持っていって結局この弓が一番良く本番はこれで弾きました。滅多には無いらしいですが中国にもたくさんの作り手が居る、中には特別なのがあるのも道理ではありますが、驚きました。
c0180686_1561283.jpg

弓としてより美しいのは下の3本、一番上の中国製も良いのだけれど特に真ん中の2本は見た目も弓としても驚きです。

さて、今日も晴天で始まり天気は保つらしいです。まずはMarkt、そして仕事を片付けて夕方には日本からお客様です。では楽しい一日を!
by Toruberlin | 2010-08-25 08:04 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)