ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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2018年 01月 12日 ( 3 )

ベルリンフィルハーモニーは素晴らしい!

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人がどう思おうと
良い音から逸脱せずに、しかし思いっきりフィルハーモニーを鳴らし
倍音豊かに弾いてヴァイオリンよりも速い音を出し、
しかしgroß und weich Witt先生が仰ってらした通りのあくまでも柔らかい音で、
ppで響かせるところも思いっきり鳴らすところも
全弓で倍音豊かに弾いてきました。
この技は、奏法は今は教える人はいないのか?
(もちろん、ソリストやコンクール第一の本当のオケを知らない人が教えられるわけもないです)
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でも、今のベルリンフィルでも
ベルリンフィルを聴いて「すごいなー!」と思うなら、ちょっと考えれば気づくはずだけど
不思議だ。
いつも、とっても音響の良い教会で演奏してる我がNKOP、
初めてベルリンフィルハーモニーでした。
僕は1982年から良く知ってるけれど、初めても含めてそう馴染みのないメンバーは多かったはず。
リハで、ベートーヴェンの7番の第四楽章、ff の八分音符。
ヴァイオリンが貧相に短い弓で、タイミング合わせて弾いてる。
なんだそれ?!
と2.ヴァイオリントップのTがこちらに「なにかある?」と見てきたので
大きな声で、八分音符、短い音でも弓を多く使わないと、鳴らない!と助言しました。
これ、出来ない弦楽器奏者、実に多い。
なんの為に、弓ってあんな長いの?
弓元で、合わせて弾くだけの奏者、何が楽しくて弾いてるんだろ?と思います。
音が良いのは、弓の構造上、弓先。
いろんな使い方があるが、基本、本道は弓先なんです!!!
で、弓が長いのが、例えば長いフレーズをスラーで弾く時に、もちろん役立つ。
それ以外に長さの使い道はないの?
ベト7の4楽章で八分音符ff、を短い弓で?
何を考えて弾いてるのだろう?バロック上がりなのか?
最近のバロックの研究、ピリオド奏法というのは、悪いことばかりじゃ勿論ないが
音楽が軽い速い、フレーズ(音楽)が短い 、ことと、とにかく弓という弦楽器奏者が一番精進しなければいけない技がことごとく使われないから、そこは❌です。
バロック上がりじゃなくても、どうしてなんだろう?
短い、そう、点で弾く、叩くように。(合わせることが、タイミングも音程も最重要と考えてるからだろうか?)

カラヤン時代のベルリンフィルは、そういう意味でピッタリ合わないことが、技であり極意だったけれど。
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今回はロンドンで製作された初代HILL作の五弦で弾きました。18世紀生まれなのに状態はエクセレント、これにはスチール弦を張ってますが、柔らかさもボリュームも申し分なくご機嫌、満足してます。

長年の友人のPが、Toruどういうこと?オケでは基本的に、鳴らすには弓は多く使うべきなの?
と休憩時間に年上なのに訊いて来てくれました。
弓の毛の弦とのコンタクトはほんの数ミリでも、あとは音の増幅に長い弓を使う!
それができれば、鳴りが変わる!
「そういえば、ガイもそう言ってたよね」とP。今シーズン最初の本番はガイが指揮兼ソリストでしたが、教会ででさえも、そんなに短いと鳴るわけがない!とアドヴァイスくれていたのに、な。でもPは覚えていました。

そう、信じて心がけて、そしてそう弾きたいと思って研究しないと、出来ないことなんです。
でも、やろうと思わなければ、一生できない。

ベルリンフィルが、カラヤン時代のあの素晴らしい響きの時に、なんで全弓使ってたか?
言い換えれば、僕はWitt先生からオケ奏法を伝授していただいたときに
ベルリンフィルに出演しても、なぜ弦のみなさん、全弓で弾いてるか?
これを、考えなければいけないと思った。その演奏が◎と思うなら!
もちろん、力が抜けていて弓のコントロールが出来なければ、到底できることじゃありません。力んでいては、弓を弦に押さえつけて弾いていては、出来ない。

そういう意味ではコントラバスだけじゃなく他の弦楽器も、ソロでメロディを奏でるのとオケで弾くのは、別の技、奏法なのです。
でも、やりたいか?とそのために、そうしたいと練習するか?!と
そういうことをしないのとは、つまり弓元で短く弾いて音を楽器に出させて籠らせて終わり!とは大違いです。

セカンドトップのTは、素晴らしい。僕の発言後すぐにやり出して、彼の音だけが
伸びて輝いてました。本番では時々コンサートマスターも。
なんで全弓使うか?それだけじゃないけれど、倍音が豊かになり、鳴るからです。
鮮やかな弓さばきが要求される超高度テクニックです。
でも、少しでも頭使って弾いてるなら、そして素人じゃなく例えばベートーベンを何度も弾いていれば
わかるはず、というか、音楽の欲求によって、試すはずです。
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もちろん、カラヤン時代のベルリンフィルの弦の奏法は特別で無二であり素晴らしいものです。
演奏を見聞きして、良いと思っても、簡単に真似できるもんじゃない。
その時代にここで勉強して、一緒に弾かせてもらう幸甚も得たから自分の身についたのかもしれません。
でも、そういうことも含めての
音楽家としての音楽の追求だし、音楽活動だと思うのです。
やろうとした数人がいましたが、出来てたのはセカンドトップのTだけかなー?
でも我らがコンマスWは、その点では物足りないけど(彼は弦楽四重奏がメインの仕事)素晴らしかった。他は、なんだかなー?って感じ。しようと思ったのかは解らないけど、短い弓で止めていた。
フィルハーモニーほど、素晴らしいホールはない。
だから、アラも目立つし、寂しくも悲しくもなります。

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水曜のブランチ後、前の湖畔を歩きました。天気予報通り、月曜から水曜は良い天気でした。
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新年、今年の年明け

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大晦日は22時からポツダムでジルベスターコンサートでした。
ずっと、年越した蕎麦だった拙宅、この年越しは20時頃に鴨セイロの年越し蕎麦を手繰った後に演奏してきました。
0時に合わせて終わった前年でしたが、皆さんにグラスが渡るのに時間がかかると今回は2340ごろに終演、教会の出口でゼクトグラスが配られました。昨年のように教会前の花火を見てからベルリンに帰ろうと思ってましたが、楽器を積み込んで2350、すぐに走り出せば一年前のような大騒ぎの混雑に合わないしグリニッカー橋の花火を0時に見られるかもしれない!と決断して走り出しました。
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コンサートは大盛況、きっと花火見物もごった返してたことでしょう。
ポツダムの市街地は其処此処で花火準備に人で溢れてましたが、車はほとんどもう走ってなく橋に0時頃に到着しました。
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by Toruberlin | 2018-01-12 00:37 | 最近のべルリン写真 | Trackback | Comments(0)