ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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G.D.R. 旧東独製。

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G.D.R.はドイツ民主主義共和国(DDR)、旧東ドイツの英語略称です。Made in G.D.R.は東西冷戦時代に西の外貨獲得に貢献しました。工業製品は基本的には西に後れをとっていましたが光学機器の老舗Carl Zeissの本拠地は東独のJenaにあり(西にも戦後、Carl Zeissができました)学生時代、東ベルリンにオペラを観に行き20マルクの強制一対一両替は物価が安かったのでオペラを観るだけでは使い切らず単眼鏡をいくつか購入し今でも持っています。
東ベルリンでは、当時から古いもの好きだったので戦前のカメラを探して店を散歩がてら回りました。Mitte(ベルリン中央区)は文字どおり中心地、津和野生まれの森鴎外が帝国陸軍軍医としてコッホ教授に師事していた時にここに住んでいましたが、生まれ故郷の津和野町、終の住処「観潮楼」跡に建てられた文京区の鴎外記念館と並び、世界で3つしかない森鴎外記念館のひとつはベルリン中央区にありますが、カメラなどを探しながらの散歩で偶然見つけ、まだフンボルト大学日本学科の付属施設だった時に拝観したのも、今はアンペルマン日本大使として鴎外先生のご縁でベルリン中央区と姉妹都市の津和野町と、また文京区とのお付き合いに繋がっているのですから、縁を感じます。
ライカもZeissも戦前からあったわけで探しましたが、ボロボロのを見かけたのもほんの1-2度、店主に依れば外貨を得るために手元にあるのは西にほとんど売られたのだろう、とのことでした。
たしかに当時は国境では一対一でも国際レートは7-8倍。西のドイツマルクを得れば数倍に換金できるし、またインターショップ(西ドイツマルク専門店)で西の製品も買えたわけです。
初代のフレッチナーの弓を引退したベルリン交響楽団のZさんが西に持って来たのを手に入れ(65歳を過ぎれば労働者ではないという東独の定義から西との行き来が可能でした。Zさんは外套の背に作ったポケットに弓を隠して度々西ベルリンに来ていた様です)、今も拙宅にあります。ベルリンフィルで弾かせていただいてた80年代はその一本がフル稼働でした。当時1200ドイツマルク、円が弱かったので20万円くらいか?東のマルクと換金したら7-8倍の価値でした。60平米のアパートの6-7ヶ月分の家賃でしたが、良い弓だったのでお買い得と記憶しています。今は初代のフレッチナーの弓なら1万ユーロ超えることもザラで、少しの誤差はありますが、同じくらいの価値というのが偶然でしょうが面白い。
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by Toruberlin | 2017-04-03 16:11 | 趣味の話 | Trackback | Comments(2)

NEX6

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写真を撮ることはこよなく好きです。カメラを持たずに家を出ることは、写真を全く撮れないとわかってる日以外は、有りえません。
NEX6を長年愛用しています。最初はNEX5をEマウント故に選び(もともとオールドレンズを使うつもりでした)お手軽なNEX5を3台(一台はボートから落ちたときに、やはり当時新品だったiPhoneと共に使えなくなりました)その後、やはりファインダーが無いと面白みが半減するのでNEX6を購入し併用しています。NEX6は製造中止になってから価格が数倍になった面白いカメラです。
オールドレンズ使用に最適なミラーレスであること、コンパクトであること、質感が良いこと。今でも一番気に入ってる理由です。EマウントにこだわるのはMfTより広角レンズが活きることです、これは大きい。唯一のマイナスはフルサイズじゃないことですが、これは我慢できます。
昨春に発売前のPENTAX K-1が青柳御大の元に届きました。私は御大邸に滞在中でしたが、カメラとして素晴らしくかなり気に入りました。が、僕は写真家ではないから大きいのは難点なんです。カメラは持ってないと意味がない。記録用にはiPhoneで事足りますが写真を撮るとなると、自分のベストなカメラを持っていたい。なのでK-1よりも(価格的に買えないですが)LeicaMよりもNEX6がベストなのです。
広角レンズを使うと土管を通したようになってしまうことをケラレルと言いますが、NEX5でも起こります。そして各種レンズからEマウントへのアダプターは10をはるかに超える数揃えましたからEマウントで通したい。
NEX6のボディを1台、すでに3本壊れ信頼はしていないオートズーム付きを1台、加えました。3台あればしばらくは大丈夫かと思います。というのもオートフォーカスは記録以外には使わないし、頭の良さはNEX6でもう十分。これ以上は必要としないと思ってるからです。
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東独Carl Zeissの名レンズBiotar 58mm、35mm銀塩フィルムカメラ換算で90mm相当になりますが、こういう素晴らしいレンズを使うためのカメラ選びです。
デジカメを使っている訳ですから?と思われるかもしれませんが、銀塩時代にフィルムに凝るのは大事でしたが、デジカメにはそれを担ってもらい、あとはレンズと露出やピント合わせで自分の写真を撮っていきたいと思っています。
なんども書いてますが、記録や報道写真じゃないならフルオートでシャッター押すだけじゃ面白くありません。
構図に集中できる!という利点があるように感じますが、例えば弦楽器で音程は絶対くるわないからという条件でリズムを正確にすることに集中してもダメなのと同じだと思うんです。バランスがまずい。
最高のフィルムを装填したのがデジカメ、あとはレンズ選びと撮る時の様々な要素。
御大がなさってるように現像にも本当は手を出したいですが、フォトショップは持っていないので後回しです。
それよりも御大が写真学校をお始めになったらモノクローム現像を教えていただくつもりです。
そのためにバルナックもMもRもZeissの銀塩カメラも、100台を超えるRollfilmカメラも一切手放さずにいます。
モノクロームの紙焼き、それと同じレベルのデジカメでのモノクローム、そしてカラー。
あとは何をどう撮りたいか!で、そう音楽と全く同じと思うのです。
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by Toruberlin | 2017-04-02 22:11 | 趣味の話 | Trackback | Comments(0)

ベルリンの桜、満開!

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愛器Hawkes-Panormoの横板ダメージの修理に新しい楽器職人の工房を訪ねました。新しいと言っても僕が知らなかっただけでプレンツラウワーベルクに開いて15年だそうそうで、プロシア文化財団の楽器博物館(フィルハーモニーの隣)の弦楽器担当で、買い付けや修理をしてるマイスターです。仕事場を拝見し、仕事も見せてもらい置いてきました。イースターは過ぎる、と仰るので五弦は5本持ってるので急ぎません!と告げ5月末に完成予定です。故ピラー親方の弟子H氏が引退してしまい、コントラバス修理を頼む工房を知りませんでしたが、彼に任そうと思います、
工房がある界隈はお洒落なプレンツラウワーベルクでも僕はあまり行かない一角でした。
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行きに気になった角に車を置いて。店の隣はこんな線路ぎわの建物です。
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一人で入ることは滅多にないんですが、気持ちの良い天気だったしビールを一杯。
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by Toruberlin | 2017-04-01 11:59 | 最近のべルリン写真 | Trackback | Comments(4)