ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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ベルリンの大先輩と。

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正月二日の昼、久方ぶりにベルリンフィルのヴィオラ奏者として長年ご活躍なさったK.T氏ご夫妻と午餐をご一緒する機会に恵まれました。小澤先生と佐渡ゆーちゃんと、安永さんがご帰国なさる直前に楽しい晩餐をご一緒し、そのあとも同じYoshiokaでバンベルクのKBの大先輩K内さんファミリーとご一緒の時に佐渡ゆーちゃんと食事に行って偶然出会い、ご挨拶して「また是非!」で終わってしまい気になってました。
Tさんは弦楽器でドイツに留学しオケに就職した最初の方。小澤先生が「いや、この人しか職がなかったから、僕たちはこの人に随分ご馳走になったりして養ってもらってましたよ」と懐かしそうに話しておいででしたが、1959年からベルリンフィルに、カラヤン全盛のベルリンフィルの正団員でした。ベルリンの壁構築の二年以上前!です。入団なさる前にゲストでも弾いてらっしゃいましたが、その頃のお話は「素晴らしい!」です。
兄は留学時代にT邸にかなりお世話になった様ですが、僕はベルリンに来た頃、もちろんご挨拶はフィルハーモニーでしてましたがタイミング的にTサロンに伺ったことはありませんでした。特に近しいお付き合いを戴くではありませんでしたがベルリンフィルに行けばWitt先生の前、ヴィオラの最後列にTさんが座ってらっしゃましたが、これは好んでの席だったそうです。84年に初めてゲストで招かれ、ベルリンフィルに出演させていただくようになった時にも「うんうん!」と喜んでくださいました。
ザルツブルグ音楽祭で鱒をやるけれどベルリンのリハにまずZ教授もS氏も出られないから徹くん、君を推薦したけれど良いか?とありがたいお話をくださったこと、今でも覚えています。(これは残念ながらtuttiで弾きたい団員が手を挙げ←それは良くわかります- 実現しませんでした)
37年、同じ町ベルリンにおいでの大先輩ですが、もちろんお忙しい。
新年にお会いした時も「家内とずっと、徹くんに連絡してゆっくり食事しようね!」と言ってたんだが、なかなか実現しなくて、また数年経ってしまったね。と仰ってくださいましたが、それはこちらも同じ気持ちでした。それこそ方々から声がかかるTさん、煩わせるのは避けたい気もありました。
今回、Tさんが指揮するアンサンブルのKB奏者Mさんがベルリンを年末年始に訪問するにあたり連絡をくれて、彼女となかなか時間が合わずに会えないかなー?とメッセージに書いたら、1/2昼にTさんとお会いするんですがTさんが徹さんも是非一緒に!と仰ってましたよ、と嬉しい繋ぎをしてくれました。
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by Toruberlin | 2018-01-02 23:30 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

謹賀新年

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あけましておめでとうございます!
2018年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログ、とっても滞っております。
いろいろとあったのと、晩秋から年明けても今までにないくらいの体調不良の真っ只中にいます、だましだまし、仕事や友達との数少ない交流をしています。アンペルマンのクリスマスパーティーも欠席して失礼する体たらくでした。今までになかった肌の異常と、時々腹部や背中を刺される様な痛みがあります。でも病気じゃなく、いわゆる男の更年期障害らしいです。希望的観測も含まれますが、たぶん1月の半ば頃には復活します!
いや、今も気分がずっと悪いわけじゃなく、時々ですが楽しく過ごしております。
ブログはFBと違い、私のライフワークです。だから体調良く、毎日に余裕がないと書けません。
これからはまた書いていかれると思いますので、どうぞお付き合いください。
コメントも引き続き大歓迎です。
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by Toruberlin | 2018-01-01 23:30 | 最近のべルリン写真 | Trackback | Comments(8)

メサイア 12/23

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23日、合唱団カメラータ・ヴォカーレとNKOPでヘンデルのメサイアでした。
場所はフィルハーモニーの室内楽ホール。小ホール的位置付けですが1100人超入ります。満席でしたが、リハよりもそうなると音響が良くなるホールです。
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統一後にできた最初の東西融合オケKammrphilharmonie Berlin、5-6年活動して残念ながら分裂の後に消滅してしまいましたが、このホールで幾度も素晴らしいコンサートを行いました。リハもじっくりここでしたのですがコントラバスで言えば(僕の音、かもしれないけど)ブロックAでは客席が空だと物足りないくらい聴こえないらしい。でも中程の通路から上では鳴り響く、とは何度もテストしての話ですが、それが本番で満席になると通路より下部の真ん前のブロックも良いバランスになる。
これ、大雑把ですが高音は届きやすいから、低音が良い音で響くってことはずべての音域の音が届くと思って良いです。
そこまで考えられて設計されたのと思いますが(ベルリンフィルとカラヤン、A.S.ムターでヴィヴァルディの四季が最初のコンサート、そのリハに居ましたが、設計者もいて音響のことを説明+アドヴァイスしてたのを、覚えています。1987年でした)室内楽、小編成でのコンサートに最高のホールです。
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by Toruberlin | 2017-12-23 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

プロ

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プロ
それで生計を立てる、のがプロの証、定義か?

そういう面も確かにある、
腕がよければ良いポジションに就け、稼げる面はある。
でも、プロとアマという言葉で敢えて分けるなら
やはり腕の違いでしょう。

それだけ時間を使ってるから?専門教育を受けてるから?
という尺度もあるが、本当はそれも違う。
クラシック音楽では、残念ながら独学でトップは、ない。
これはキマリがあるのがクラシック音楽だからかかもしれない、とは思う。

では、他の分野では、独学でトップはある、うん、確かにありますね。

話を戻すと、例えばMozartの時代、
その演奏で稼ぐのじゃなく、生活はパトロンの援助でできて
思いっきり、追及できた。

いまも、美術はそういう面があるかなー?
評価もされ、また気に入った人が買ってくれて、それが数年間の活動費になることもある。
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オケで言ったら、やはりオケ奏者としてどのくらい演奏ができるか、で
それはプロオケにいても会社に行くように毎日をこなしているだけなら↓になるかもしれないし
アマオケの方がやる気があってイキイキ!との意見が多いし、また僕も思うことがあるが
大事なことはたくさんあり、これはプロでもアマでも
そのバランスが大事なんである。
で、音楽性、やる気と演奏能力
これもね、譜面が読めてすぐ弾けて音程もリズムも間違えないのが条件というような低いレベルではバランスが全くないと同じ
それを材料にして、どう表現するか?が伴って音楽だし
僕は一番大事なテクニッックは音を出すことだと思う、良い音を出すこと。
これがまずあって、そこにたくさんの「大事」が重なり、それがバランスよく存在してくれるのが良い。

プロの素養があるけれど、生活のためにだけ音楽はしない。
これが口幅ったいが、僕の理想であり、出した結論です。
他で稼ぐ。音楽でも稼ぐけれど、でも代価を得るためにやりたくないことはしない。
ま、若い時の苦労は買ってでもしろ!という真理を僕は薦めるけれど
それとは少し、矛盾します。

兎にも角にも音楽一筋で頑張りました。
は、どうして?と思うけれど、それもその人の選択である。

要は、人に認められるのが大事じゃなく
プロの素養を持ち、いつでもその道を極める、楽しみながら!に尽きる。

写真家の青柳御大は
腕はプロであれ、心はアマチュアであれ
と仰います。それも、同じことをおっしゃってるのだと思いますがプロとアマを使うと誤解されやすいので
「プロとして最高の技を持ち、絶えず探求し
 全ては自分の進む道に注ぎ、極めるために邁進する、丁寧に、楽しみながら」
です。
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なんかTwitter的になってますが、前に書いたのをここに書いてます(1/16)











by Toruberlin | 2017-12-22 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

大事な感覚、バランス

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どっちつかず、とバランスが良い、は違う。
それは、自分がなくコロコロ変えるのか(ファジーというと柔軟で良さそうだけど)
考え感じ丁寧に生きて来た上での、追求したバランスなのか?
塩と砂糖、どっちが隠し味か?が判らないようでは論外だが隠し味の度合いは大事。
そこには好みが影響する。
これも好き好きと言いますが、その塩梅こそが、趣味の良し悪しこそが大事なのです。

その為に見聴きして勉強し、いろんな経験をして自分のMaßstab(基準)を作って行く、そしていつか確立するのです。

私が声優として関わった映画「ラーメンガール」で主人公が西田敏行さん扮する(ドイツ語版では僕の声)ラーメン屋の大将に
「私に奥義を教えてください、魂の秘密を!」
どう工夫しても、手順や技は理解しても、美味しいラーメンができません。
というシーンがあります。

写真撮るときにも思いますし、料理でももちろん演奏でも。
一番大事なのはバランスに加えて「魂」です。

ラーメンはお客様への贈り物なんだよ。そのラーメンがお客様の体の一部になる、だから魂込めなきゃ!
と大将の母上(師匠)が言葉をかけます。
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どんなに鮮やかで音程良くて、コントラバスでこんなことできるの?!という演奏に驚いても
魂がこもってない(または様式から逸脱していたりでバランスが悪い)と深く届かない。
そう思います。
だから、練習でも魂込めて弾きます。
どんな時でも、気の入ってない(魂こもってない)音を出してはいけない、と根底では考えています。
結果は、その積み重ねに、ついてきてくれるのです。
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なんかTwitter的になってますが、前に書いたのをここに書いてます(1/16)
















by Toruberlin | 2017-12-21 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

クリスマスオラトリオ sing in

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ベルリンに数多ある合唱団ですが、その全てが毎年クリスマスオラトリオをやるとは限らない。教会が多いですし子供の頃からクリスマスオラトリオに親しんできた歌いたい人はかなり多いです。会場はそう大きくない教会ですが例年満杯になり、楽器を持ってる人以外は全員が合唱団です。
この企画、ベルリンコンチェルト合唱団とオルフェウスアンサンブルを主催してる指揮者のシュテファンMが長年自分の合唱団とやっていて入場は無料ですが出口で寄付を集めます。ベルリンでも有数のお屋敷街が近いからコンサートの入場料よりも高額の紙幣が箱に積まれます。これは一緒に歌って満足!でもありますし数年前からは全額を合唱団の本拠地であるシュタイナー学校が行ってる難民の子供たちの文房具などの支援に使われています。それでここ数年、寄付で集まる額も増えたみたいですが、出来る時に出来る人がする援助、素晴らしいです。僕らもこの催しだけは報酬を受け取ったことがありません。
響きの良い教会で、リハなんか僕らには要らないクリスマスオラトリオを長年歌ってきてる歌い手が集まった合唱団と2時間超楽しむ、これは楽しい企画であることはもちろんですが、僕も毎年楽しみにしてます。週末なら仕事とかぶりますが毎週月曜か火曜、まず本番が一番少ない曜日です。
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今回のティンパニは最近ベルリンドイツオペラを引退したハンスでした。ベルリンフィルのゼーガース氏が来たこともあります。昨年はコンチェルトハウスのソロティンパニだったHでした。趣旨に賛同してのお友達集まりですから、ベルリンフィルやDSOのOBも楽しみに来ます。
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by Toruberlin | 2017-12-18 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

コンチェルトハウスにて

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12/17 は室内アンサンブルカンマーフィルハーモニーの本番でした。人気者のピアニスト、今は指揮者になってるユストス・フランツ氏とのコンサートでした。
コンチェルトハウス大ホールでご覧の小編成、コントラバスは1本ですから、それだけでも出演する意味があります。
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たぶん販売しなかった真後ろと最上階の横以外は満席!でした。指揮者は初期にはバーンスタインも来ていたシュレースヴィヒ・ホルスタイン音楽祭の創設者です。人気が先行するか?と思ってましたが、とにかくほぼ満席にするのはスゴイ!です。
リハはたった2回、ブランデンブルク3番とかコレルリのクリスマス協奏曲とかスタンダード作品ばかりでした、まあ2回でまとめられます(もっとずっと時間を使うことも、もちろん可能ですが)。そのユストス、指揮自体はバロック作品は交通整理的には要らないくらいですが、流石ソリストとしてカラヤン指揮のベルリンフィルに出演していただけあって、音楽のご趣味は素晴らしい。それが指揮にも現れるし、判ってらしてアンサンブルを掌握なさる。本番がリハとは段違いに良かった!です。
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by Toruberlin | 2017-12-17 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

J.S.Bach Solo-Suites

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音楽をするのに、メロディを歌うのに、僕らは歌に憧れます。
圧倒的可能性をもつピアノに憧れます。
旋律楽器ならヴァイオリンに、チェロに憧れ、嫉妬も覚えます。

低い音域でメロディ弾いて、何したいの?

そういう声がアチコチから飛んで来るのに怯えています。

いや、オーバーですがコントラバスがオーケストラ楽器なのに80年代くらいから、その存在を誇示したいかの様にソロ活動が目立つ様になる。それはそれで素晴らしいんですが、本分はオーケストラやアンサンブルでどんな良い音で音楽の流れを支えるか!です。
チゴイネルワイゼンや熊ん蜂が弾けたらすごいけれど、オケで良い音が出ないなら、その奏者はただのキワモノエンターテナーでコントラバス奏者とは思いません。
と、極端なことを書いてますが、その僕も低音域で歌うことの難しさは実感しています。

コントラバスでソロ活動を行う場合、僕は(前から書いてますが)コントラバスのための作品以外はコントラバスで弾いてオリジナル楽器よりも良いか?または同等に音楽を表現できる作品に限っています。
今年と昨年のアンペルマン室内楽には入れませんでしたが、ルイエのオーボエソナタ、パラゴレージのソナタ(原曲はチェロ)または現代のオーケストラの楽器じゃないとしたらアルペジオーネとガンバの曲も然りです。
シューベルトのアルペジオーネは10月に意を決して日本で弾きました。これからも一生、付き合っていきたい作品と思ってます。
J.S.Bachのガンバソナタ2番は長年弾いてますが、僕はチェロでよりもKBでの方が良いと思っています。
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バッハを好きなら必ず弾きたくなるのが無伴奏組曲です。練習曲扱いで長年忘れられていたのをP.カザルスが発掘し、今ではこれを弾いたことがないチェロ奏者は居ないでしょう。何を、より「どう?」ですが、この作品くらいバッハが好きなら、自由に毎回いろんな歌い回しができる作品も(無伴奏ですし)ないかと思います。

低い音域でソロ弾いてどうしたいの?
これはWitt先生も、少し仰ってました。たしかに世界にソロ活動をするKB弾きが増えるにつれ、本道を進んできた先生には違和感があったのとも思います。K.Stollがバロックソナタを録音し、それをすごく気に入った僕は譜面を手に入れてレッスンに持っていきました。弾き終わり、「うん、いいよ」「でも、Toruはこれを練習して何をしたいの?」
オケに入るんじゃなくてソロ活動始めたいの?と仰りたいようでした。
とにかくオーケストラの曲をなんでも弾けること+オケで弾くためにはオケに入らねばならない、そのためのオーディションの曲に集中すべし!が先生のお考えで、それは僕を想ってくださってのお気持ちでした。
ただ、とくに80年代はJungeDeutschePhilの首席という、そんな放送響はじめ普通ならどんなオケからも招待されるポジションにいてもベルリンフィルの常トラでもオーディションには招かれなかった、またそれは「当然のことでもある」と先生も再三仰っていました。願書を出すオケは限ってましたし、そういう席は数少ない、それを外国人に?!という考えは今もあるでしょうし、当時はもっとあったか?ま、当然ではあります。
話は逸れましたが、クラシック2曲、ロマンティック2曲のコンチェルトばかりやっていても煮詰まってしまう。仕事はたくさんしていたので、それで音楽的欲求を紛らわしていたか?

いま思うと、無伴奏組曲を低い音域で弾けば、それはそのままバッハの(メロディックな)通奏低音なのです。
クリスマスオラトリオや受難曲のKBパートを朝の練習に使っていた時期も長くありましたが、毎朝バッハの無伴奏のどれかを弾いて1日を始めるカザルスの真似をもっとすればよかった。
D.GabrielliのRichercar1番はオクターヴ上で(チェロと同じに)弾ける、元が低いから。そして3番はオリジナルとオクターヴ下を混ぜて、をカザルスのバッハの代わりに1日の練習の初めに昔から弾いてました。

音域の話に戻ります。いろんな譜面があって、今ではチェロと同じ音域でKBでこの作品を演奏するのがメイン(流行)になってます。僕と同じガット弦使ってるMの演奏など、動画サイトで見ると鮮やかです。
それは素晴らしいことではありますが、でもそれならチェロで良い。
KBで弾く意味は、その奏者の力量を見せること(大事です)とKBの可能性を上げることか?
でも可能性って、高音域が大事なんでしょうか?

一つ忘れてはならないのは、コントラバスらしさ、っていう言葉が浮かびますが
それよりももっと明らかに、どの楽器にも「中トロ」な良い音がする、鳴る音域がある。
90cm台サイズのKBで弾いたらチェロと同じ音域でも面白いのかもしれません。
または東京の友人が楽器職人と開発したヴァイオリンと同じバランスで大きくした小振りKBとか?(素晴らしいです!)

でもコントラバスで弾くなら、チェロと同じ音域で弾くのは、良い音では鳴りません。
と書くと語弊があるなら、その同じ奏者がコントラバスの中トロ音域で弾いたら、きっともっと音楽が広がるんじゃない?ってことです。
もちろん、バッハの書いたオリジナルの調性で弾くって意義は、あります。
でもそういう話になると、415Hzだとオリジナルは半音下か?

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ヴァイオリンやチェロに憧れを越して嫉妬し、また劣等感を覚えていたコントラバス奏者は、バッハのコンティヌオという素晴らしい役目にベルリンで出会って、楽譜屋でバッハの無伴奏組曲のコントラバス版を手に入れました。きっと日本のバス弾きは知らないか、興味もないでしょう。
僕も「低音域でソロ弾いて何するの?」という声がアチコチから投げかけられる恐怖感と、
またWitt先生が(僕も真似して弾いてますが)2番のサラバンドをオリジナル音域で好んで弾いてらして、それは素晴らしく!やはりKB編曲版は邪道だ!と判断し、楽譜を捨てることはあり得ませんが、どこにあるかはずっと知っているまま目を合わせることはありませんでした。
昨夜、夢に見ました。
「オリジナル音域で全曲弾くのが嫌なら(絶対に弾けないし)編曲版をもう一度見直したら?」と。
1番はGがオリジナル、編曲はCです。四度高く書かれているんですが、ということは実音は五度低い。出て来る音はチェロオリジナルよりも五度低いってことになります。
バロックからクラシックまで同じ譜面を弾くチェロとバス(出る音はオクターヴ違う)、この五度ってのはなかなか良い編曲と思いました。
で、先ほど1番を初見で(と言っても調は違えど曲は覚えてますから)弾いてみて、素晴らしい!と思いました。
一度弾いただけでも書き換えるところは多々ありますが、弓順などは自由なバッハ、繰り返しでも同じには弾かない。音も少し変えてあるのは、今後オリジナルに戻せるかは課題です。
もちろん、2番のサラバンドみたいにオリジナル音域でもコントラバスの良い音域で弾ける低音域で書かれた楽章もありますが、、、。まずは2番を避けて1番と次は5番か?
チェロという楽器が鳴る音域の作品、その作品をコントラバスでも鳴らすにはオケ譜のようにオクターヴ下で?でも、それではあまりに低い。だから五度下ってのは良いと思います。
コンサートプログラムに加えるかはわかりませんが、本来のコントラバスの鳴りを楽しめるバッハにできそうな予感と期待がして、久々に前向きで元気な夜です。

「音楽の喜びをもって頑張れ」このカザルスの本をくださった、カザルスの存在を教えてくださった方の言葉を胸に。

でも演奏は、ずっと聴いてきてバイブルだったカザルスを嫌いになることはないですが、今はシュタルケルとバロックチェロのビルスマ、その全く違う演奏の両方に魅かれています。
バッハは、それだけ自由なのです。譜面に書いてあることをどう表現するか?もっとスタイルが決まったクラシック以降とは別と考えて取り組まないと!と新たに思います。
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by Toruberlin | 2017-12-14 19:57 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

2017年末までの、おもなオフィシャルコンサートです。

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年末にかけてベルリンに来る方も多い、ベルリン在住の方々からも問い合わせがありましたのでご案内します。

この週末、4回の(ベルリンでは3回)バロック音楽コンサートは日曜日がどうしても慌ただしくなる+コンチェルトハウスの表はクリスマスマークトだから車を近くに駐車できる保証もない=移動に時間かかる、ので受けませんでした。

まず日曜日は1530からコンチェルトハウス(大ホール)でピアニストで指揮者のJ.Franz氏とコンサートです。J.S.Bach、ブランデンブルク協奏曲3番も含んだ3曲(オーボエのクララ・デントさんがコンチェルトやります)にTorelli,Vivaldi,Corelliとほぼ暗譜してるラインナップ、楽しみです。
月曜日は1930からOnkel-Toms-Hütte駅前の素敵な教会でsing in クリスマスオラトリオ。友人の歌手UNO君が一昨年参加してくれた催し、今年も行われます。教会にあふれんばかりの人々はほとんどがベルリン中の合唱団メンバー。クリスマスオラトリオ、其処此処で演奏されるとは言っても歌う機会がない合唱団員も多いです。
これ、日本でもやったらきっと良いと思うけれどなー!

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23日はフィルハーモニーの室内楽ホールでメサイア、オリジナルの英語版です。NKOP(新ポツダム室内管弦楽団)で。
26日は壁崩壊の年からずっと弾いてるSt.Hedwigs(聖ヘドヴィヒ教会)の10時からのミサで今年もAumannのメッセを演奏します。
そのままポツダムに移動してリハ、19.30からクリスマスオラトリオカンタータ4-6番です。今年はリハプランに寄ればアリアはKB入りらしく、楽しみです。
大晦日は22時からジルベスターコンサート、下のリンクをご覧ください。












by Toruberlin | 2017-12-13 14:30 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

J.S.Bach クリスマスオラトリオ

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Die Weihnachtsoratorium Kantate 1+ 4-6を日曜日、ベルリンモアビートのErlöser教会で演奏しました。
前日にコンティヌオだけ2時間、全員で2時間ちょっと、当日は1時間前に30分弱のリハで18時からコンサートでした。テキパキ行けば、リハはそれで十分です。いや、時間掛けようと思えば一週間でもリハできるでしょうけれど、、。
教会はかなり大きいのですが満席でした。
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合唱団はオケの30分前にリハ開始。
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by Toruberlin | 2017-12-13 03:52 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)