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また、弦が切れた。

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GGのガットコア弦、ご機嫌です。
弾き心地は柔らかく反応は速く、倍音豊かで色も出せる。
彼の弦はソロチューニングの楽器2本、ノーマルのBusanとG.Guadanini、そして3本の五弦に張ってます。
イタリアンオールドにスチールコア弦で多大な(もともと想定されていた裸ガットとは段違いの)弦圧をかけるのを避けたいこと、ピリオド楽器アンサンブルがきっかけでガット弦の響きを知ったこと、この二点から、しかし音程が狂い数分ごとに調弦するのでは使えない!ので、音程の狂わないガットコアのGG弦は最上の選択です。
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7本に張っていて、手に入れた弦は10セットを超え、また予備にも買い足してるので60-70本手にしたとしたら、棹を折った時に切れた以外は10本未満なので、多くないかもしれません。
素材自体の(天然ですから)問題で切れるのは、初期ではありうる。特に近年、狂牛病で医療用にガットが使用できなくなった影響を数年後に受けて、その為の製造業者が消滅していき、ガット弦製造メーカーも大手を始め倒産しましたが、ソーセージの入れ物くらいしか使い道が他にない腸、溶ける手術用糸として丁寧に扱われていた時代とは別次元の素材となり、2013年くらいから素材が劣悪になったそうで弦を作るのにGGもかなり苦労してました。
17歳の時に、それで一年近く弾けなかった左手小指の故障が5月末に現れ、仕事はしてましたが練習はほぼ二ヶ月止めて、でも工夫して再開したのが一週間前、Paolo Scarampellaに張ってあるGG弦は今まで最高だった(でも、その粗悪になってからで材料のほとんどを廃棄していた)2016年モデル(少量生産+切れるのでほとんど販売されなかった)のA線と10年くらい経ってる初期のDモデルですが、ガットは(切れなければ)長持ちします、音のクオリティはかなり長く保たれるからコストパフォーマンスも良いです。そして音を出すごとに幸せだから素晴らしいのですが、2012モデルという4-5年は張ってあった写真の弦が急に切れました。
コアがガットだから、こういう可能性はある。そしてこれが本番直前とか舞台上で起こるかもしれない。予備は持ってますし、その準備をしなくてはならなくても(ヴァイオリンからチェロは、その細さからいつでも可能性はあるわけです)他のメーカーの弦を「切れるから」と探す気は全く起こらないくらい気に入ってるし素晴らしいです。
でも、ガットに代わるコアはないのか?
あるのです。Busanに張ってる弦は人工のコア、ナイロンとかそういう単純なコアではないそうで、GGの長年の研究はガットコア弦と並行して行われて来たのですが、残念ながら誰も欲しがらないんだそうで、たぶん停滞してる。
Busanは楽器もエクセレントだから良いのか?との考えもよぎりますが、すでに張ってから3年を経過し、今でも素晴らしい。
写真のDespineの弦をまた作ってもらっても、モデルは合わないからCavalliの予備弦にして(2012なんです、フランス娘はエクセレントな2016モデル、ノーマルチューニングで唯一のセット)GGがこの弦を作ってくれるならDespineもこの弦に張り替えて、また日本で新しい棹が完成してるBracciにもノーマルとソロ用、だから2セットづつ頼もうと思います。
素材問題で切れないのはありがたい。そして、もしたとえガットコアよりも少しだけ違うとしても、その選択もありじゃないか?と思ってます。圧力を必要とするような楽器は持ってないので、楽器を弦で過度に押さえつけないコンセプトに加え、音程が狂いにくく、そして音がご機嫌ならば!と考えています。そして楽器と弦は相性もあるからBusanの様にガットコア弦と同等に満足できるかもしれない。
もちろん楽器との接触部分は滑りやすくして角も削ってなくし、乾燥には気をつけ、急激な温度や湿度の変化には注意し、長く弾かない時は緩めてるのですが、それでも「バン」と音が聞こえてこの状態を目にするのは嫌なものです。
またまた多大な投資ですが(Renzの弓もまた預かっていて、これがまた◎で買わざるを得ない、、、)幸せな未来の為に!考えています。
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by Toruberlin | 2017-07-27 23:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

7月13日

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誕生日です、1960年に生まれ57歳になりました。
最初にメールをくれたのはノブくん、電話くれたのは小岩にいる兄でした。一番上の素敵なカードはあーちゃんから。彼女は毎年送ってくれます。
今日はのんびり起きました。
母と電話し、Witt先生の奥様が昼過ぎに電話をくださいました。
あとはFBのTLとメッセージに130を越す書き込み、ありがとうございます。
今夜か明日、返信します。

24歳のMINI Cooperの故障箇所を直し、29歳のメルセデスW126も何度かの修理が終わり昨日戻ってきました。
その試運転も兼ねてチェントロイタリアに買い物に出ましたが、走りは見違える様です。次の車検で30歳、Hナンバーも取得できる年齢になります。Hナンバーは自動車は走る文化財としての制度、税金優遇、クラシックカーオーナーは事故をしないという統計から保険も格安になります。でも走る文化財としては2-3箇所の錆、他にも(走る機能は完璧なんで、車検は通りますが)気になる箇所があります。それにどのくらい費用がかかるか?できれば美しくしてHナンバーを取得したいです、でもガレージ確保もマストだな。拙宅の傍は築100年以上の建物が多く地下駐車場がほとんど無いのです。
ほぼ新車で手に入れて24年の付き合いになるミニ、こちらも各所に錆が出てきてますし、これを綺麗にするのはかなりかかるんだろーなー、と走りはご機嫌ですが、やはり考えてます。
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いろんな種類のペコリーノを味見して2種類、あとはフィレンツェのサラミ・フィノッキオーナ、コッパなどなどを仕入れてきました。
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35年通ってる店、ここに移ったのは18年前だそうです。食事ができるようになり、昼から14時過ぎまでは食事客で駐車場が満杯になるくらい繁盛してます、最近。
アンティの盛り合わせでビールかワイン、も良いのですが今日はエスプレッソが良い香りだったので一杯。イタリアと同じ1ユーロです。
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まるでイタリアに居る様な、素敵な店です。イタリア語でトライして、何人かは間違いを正してもくれる。ドイツ語と混ぜても通じるし。さっきクリスチャンが誕生日メッセージくれました。「もう直ぐ来るんでしょ?」行きたいなー!ありがたい。
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by Toruberlin | 2017-07-13 16:05 | 日常の出来事 | Trackback | Comments(2)

2016秋の帰国日記inBerlin 12/8

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春の帰国日記を津和野編から東京まで先日(やっと)書き終えました。これはずっと写真整理も失念していたからですが、昨秋の帰国編も数日、まだ書いてない日がありました。
秋の帰国はアンペルマン室内楽で初めてのピアノとのデュエットをたくさんの友人がいる伊達で最初に。


これは第一回はヴァイオリンのパートナー優芽嬢と行った「休日の愉しみ方、イタリア流」の第二回です。今年の秋も伊達保原のトラットッリアLaWasabiのオーナーシェフ俊とのコラボ、行います。



東京では文京区茗荷谷のサロンホール「ラ・リール」で二回行いました。

東京初日直前には茗荷谷駅でBracciのネックを折るというハプニングがありました。そのBracciは新しいネックが完成し東京の工房で待っていてくれてます。

そしてもう一つのコンサートがオーボエ奏者の兄が主催したコンサート@白寿ホールでした。
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美しい白寿ホール。アンペルマン室内楽で使ったのは一度だけ、2013年秋でした。


さて、今日は7/1、兄の恩師である故L.Koch氏の誕生日です。
兄がフルート奏者になりたいと言いだし、それは叶わず、でも本当はオーボエが吹きたいと元N響オーボエ奏者の坂逸郎先生に中学三年の夏に習い始め(最初は母がリード作りを習ってました)芸大付属に合格、そして芸大へ。
先日書きましたが上智大学のオケでカラヤンコンクールに出演したことからベルリン留学の道ができカラヤンアカデミー在学中にカラヤンとの日本ツアーに参加、その時に小岩にコッホ氏がお越しになりました。Witt先生を紹介してくださったのはコッホ先生ですから、兄が九段中学で吹いていたフルートがプロになるにはダメだった御蔭で僕がベルリンにいる、とも言えます。


この室内楽に続いて2回目の澤先生との共演でした。
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by Toruberlin | 2017-07-01 23:59 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

9. in der Philharmonie

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上智大学のオーケストラを50年以上指導なさってる汐澤安彦マエストロ。
僕にとってはベルリンに長いMちゃんの父上でありNちゃん、Aちゃん、Mちゃん三人娘のおじいちゃんでありますが、初対面は1975年の初め、羽田空港でした。マエストロと兄が一緒にベルリンへ留学のために旅立ったのですがHNDに国際線あったの?と思った方も多いか?まだ成田空港が開港する前のお話です。
そのときにヴァイオリンのMちゃんと見送りで会っていたのです。もちろん、鮮明に覚えてるわけじゃなくなんとなく、のちに彼女がベルリンフィル屈指のコンサートマスターL.シュピーラー氏に師事するためにベルリンに来た時、最初の何回かレッスン通訳に同行しました。シュピーラさんの良さは、それはオケでのソロはシュヴァルべ氏とならび何度も聴いていて感服していましたが、まだ20代ではコンサートマスターの仕事の多くを理解していなかった僕は、ベルリンフィルのコンサートマスターでもありすごい人だという認識はありましたが、でもその程度でした。
Witt先生が定年を3年早く退団し、すでに引退していたヴィヴィオラ氏とハルトマン氏と正団員のコントラバス奏者全員を自宅にお招きになりました。最後の弟子としては料理上手の奥様がフルコース全てを準備なさると聞いて給仕役を申し出ました。数年前にひょんなことから(日本人シェフオーナーのイタリアンの給仕が、夏のヴァカンス前にマンマに早く会いたくなって2週間ちょっと早くイタリアに帰ってしまった)思いがけずイタリアレストランのバーを2週間担当することになり(ドリンク、バリスタ役も含む)使っていた足元までの白い前掛けを記念に戴いていて、それを着けて参加。「お、今日はToruがギャルソンかい」とからかわれながら、先生が40年を過ごしたベルリンフィルのバスセクションのお仲間との最後の会、その場に居ることが叶いました。
その詳しい話をしてると先に進まないので、、、。
どのオケもセクションの予定調整係がいます=トラ係。84年に初めて出演させていただき、カラヤンアカデミーは滞在許可をもらいましたが奨学金は貰えず、先生が試験的に「お前が一緒に弾く仲間に気にってもらえれば正式なエキストラとして出演できる」と機会をくださり、その時のプロコフィエフの5番は暗譜して望み、その後ベルリンフィルで弾く機会を得ました。2年契約の話もK.S.さんが推薦してくださり(先生は自分の生徒を推薦することはない、意地悪じゃなく、そういう方でした、それだけご自分の影響力をご存知だったんです)結局はもう一人の首席の生徒と僕の二人からになり、賛成票の差じゃなく僕には反対票があり叶わなかったとKさんが話してくれましたが、感謝してます。Kさんがまだ首席になる前の話、最初のトライアルで隣に座り、絶賛してくださったのはヴァッツェルさんとランケさんだったと先生が後に教えてくれました。
ゲスト出演も80年代で終わり、僕もベルリン室内オペラの首席として忙しくなり壁崩壊直後は初の東西ベルリン融合アンサンブルであったカンマーフィルハーモニーの創設から参加、そして先生が退団なさった頃はDSOの前身、RSO(ベルリン放送響)で弾かせてもらい始めた頃でした。
今の本題はL.シュピーラー氏です。
オケのエキストラというのは様々とは思いますが、利権みたいなところもあります。本当はそうするといつかはオケの縮小という自分の首を絞めることに繋がるかもしれないけれど、オケの団員同士がゲスト出演を交換するなんてのも、あります。もちろん招いて欲しいけれど、お願いに行くのも、なんか違う。難しいものです。僕は基本的に自分から売り込むことはしません。
いつも人事を尽くして天命を待つ、と思ってきました。
で、そのWitt先生の退団パーティーで当時調整係だったPが「まだベルリンにいたんだ、弾きに来ない?」と声をかけてくれました。後で判ったんですが、前述したようにWitt先生は身内の推薦はしない人。84年の最初の試験一回だけでした。PはFreddyは何も言わないし、もう他の町のオケに入って居ないんだと思ってたよ!と翌日に電話をくれて3-4年ぶりの出演がL.シュピーラ氏の退団記念コンサートともいうべきゲルゲイエフ指揮でプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチの8番でした。Witt先生は退団前だけどすでに休団なさっていて先生の五弦を使わせていただきました。
話がずいぶんそれましたが、そのベルリンフィルにしては異例のコンサート4回(一度は同じプロで青少年コンサート)ショスタコは大好きですし、もちろん燃えました。第3プルトだからKBの前列からオケ全部が見える。もともと楽譜は半分の時間くらい見ない演奏スタイルですから久々のベルリンフィル、もうアバドの時代になってましたが「お、久しぶりだな!」と目線や笑顔をくださるヴァイオリンや管の方々、今でもリハから本番の空気まで覚えています。
8本が5本編成でのプロコフィエフ、65歳のコンサートマスターがソリストとして協奏曲を演奏する、ってのは当たり前のことではありません。しかも自分のオケとはいえ、ベルリンフィルとです。
退団コンサートと上に書きましたが、退団記念に、そう記念として最後に弾く、って風にも思えるじゃないですか。
とんでもない。
リハから本番、その全てが感動の連続でした。
息子のCは学生オケで一緒で、Mちゃんのレッスンに同行したから面識もあり、またオケでもご一緒していたわけですが、ソリストとしての演奏を聴き、その偉大さに感動しました。これは僕だけじゃありません、オケのメンバーの表情にも常に見えました。
その素晴らしさの例として、2回目のコンサートだったか、第二楽章はチェロから上のピチカートで始まりヴァイオリンソロが加わります。12小節だったか休みでKBが加わります、かなり目立つ大事な箇所。
プロコフィエフの美しいメロディを歌い上げるシュピーラー氏、聴き惚れます。で、KBが加わるとこなのに首席のZ教授は楽器にもたれたまま、他のメンバーも動かない。一瞬考えましたが弾く場所は間違いない。D線のAから独り弾き始めたら隣が次の音で、前例がその後に入ってきました。感動のコンチェルトが終わり、休憩時間に「果たして良かったのか?」と考えました。休憩時間にはセクションには誰にも会わず、後半の8番も楽しく弾きながらも時々、是も非も何のリアクションもなかったがグループはトップに従うのが鉄則、一緒に落ちるべきだったんではないか?Z教授が落ちることなんて歴史上、かなり稀なはず。悩んだとまでは大げさですが頭の隅にありました。
シンフォニーが終わり先生の楽器を拭いてバックステージへ。KB部屋はバーカウンターの右端を抜けるのですが燕尾のままKさんとRさんが立って居て「こっちこっち!」と招いてくださる。ビールを渡され、乾杯。
「お前が今日、バスセクションを救った」と笑顔でおっしゃってくださいました。

汐澤先生との初対面から話が長くなってしまいましたが、MちゃんからL.シュピーラさんの素晴らしさ、Witt先生の音の出し方にも繋がる、今はあまり主流じゃない力強いけれど柔らかくsempliceな弦楽器の音を思っていたら書きたくなりました。
ディジタルコンサートホールの契約がある方は上記のコンサートもご覧になれるはずです、たしか1992年だと思います。

兄がベルリンに留学したのは上智のオーケストラでカラヤンコンクールに参加したのがキッカケでした。それがなければ僕がベルリンに来られていたかはわかりません。
6年前に吹奏楽と、弦楽アンサンブルのコンサートをフィルハーモニーで汐澤先生が指揮なさった時に声をかけて戴いて30数年ぶりの再会を果たしました。第九は二年前にもベルリン公演があったのですが僕は帰国していて参加できず。今回は初めて、汐澤マエストロの指揮でフルオーケストラでした。(自分でも今日の日記がここまで長くなるとは思いませんでした、、、)
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by Toruberlin | 2017-06-29 08:28 | 音楽の話 | Trackback | Comments(4)

6月3日は母の誕生日でした。

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オルフェウスアンサンブル・ベルリンの昇天祭恒例の野外コンサート@グルーネヴァルト狩猟城が6/3-6/5の3公演ありました。母は最近伴侶を失いましたが、生活は悪い方に変わるわけではない。今までできなかったこと、もうすでに色々と経験しています。
この野外コンサートもその一つ「ずっと行きたいと思ってたけれど、やっと行かれるわ!」
そう、誰しも柵の中で生きてます。それは良いこと、強制されての生活じゃあないけれど、でも急に変わってしまったら、また違う世界がポジティヴに現れても良い!ネガティブなことは探さなくても出て来ますから。
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コントラバス奏者は、本来は侵入禁止の森の中のお城まで車で入り駐車することが認められてます。それで母を乗せて(家内も実は初めて!)行かれるのでチケットを事前に手に入れてました。
この日は午後に6/5のCorelliKammerorchesterのリハがあり、これにはイタリアン五弦のDespineを使いましたので、一度帰宅。それに合わせて母に拙宅に来てもらいました。
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まずは家内の手作りケーキでお祝い!
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by Toruberlin | 2017-06-03 23:59 | 最近のべルリン写真 | Trackback | Comments(0)

Mass of the Children

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土曜日、ゲッセマネ教会でコンサートでした。
J.S.Bach カンタータ147番(10曲ある大曲です)とJohn RutterのMass of the Children。ラターはレクイエムも有名で名曲ですが2000年代の作品で、いわゆる現代曲の流れというか「彼らの当たり前」から外れた美しい曲です。
美しい、と書くとこれまた主観だから、何が何だかわからない無調で雑音や行き当たりばったり実験系の作品が「新しい」とされることが多いと思うけれど、ラターの作品は素晴らしく、そして「聴衆受け」するためにじゃなく「美」を感じることができる作品がもっとあって良いと思う。「まともな楽器演奏の技」(←こう書くと、何がまとも?とまたなってしまうけれど)を必要としない作品が、人がやってないことを追求する故か多い。面白くはあるのだけれど。
ラターの作品はラターのだとわかる。これ、一つの大事なことと思います。大先生方の作品、仕事で弾かなきゃならなことは多々あるけれど、そしてどんな作品もちゃんと演奏されるべきとは思うけれど、?なのが多い。もちろんこちらが理解できないからなのかもしれないけれど、それでは聴衆にはもっと理解されない。玉石混合は仕方ないのだけれど、シューンベルクやメシアンで多くは止まってるなかで、ラターは素晴らしいと思います。
作曲家の高橋幸代さん、友人の彼女に今まで依頼して4曲作って貰いました。曲のテーマ、イメージは僕のを伝えSkypeで相談し、無調の作品がほとんどという彼女の追求してる作曲とは違うのかもしれないけれど、クインテットに書いてもらった「星降る夜に」ベルリンの最も良かった時代を書いてもらったBERLIN1920's、そしてヴァイオリンとKBのデュエット曲を二曲。全てが素晴らしいけれどこのデュエット二曲は特に名作!です。「白を映す碧」は僕と歩いたグルーネヴァルト湖畔の森から、Elise-舞い姫より-は鴎外の舞姫をデュエットに書いて貰い鴎外の故郷津和野で初演しました。
これからも室内楽を彼女にはお願いするつもりですが、そうして生まれる作品もある。いや、昔はその方が多かったのでしょう。自分の作品を作るのだけど依頼で、がほとんどだった。
もちろん光を放つ現代曲もあります、そしてそれは、今の残ってる名曲が当時の一部とするならば玉石混合は当然のことなのだけれど、、。せっかく作品が少ないコントラバス、高橋幸代ちゃんには毎年書いて貰いたいと思いつつ昨年は編曲だけになってしまった。
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GPが17時に終わり本番まで2時間半。またラーメン?とも思いましたが、時間も長いしまずは最近気に入ってる店でビール。休憩長いから一杯は問題なしです。
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by Toruberlin | 2017-05-07 23:13 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)

弦楽器工房にて。

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ゲッセマネ教会の周りは人気エリア、駐車場所はあるけれど混んでるし、しかも有料です。拙宅から環状線まではすぐで教会も駅前、合わせても徒歩せいぜい10分なので車は使わずにリハに行きました。少しだけ遠回りですがリハ前に弦楽器工房にHawkes-Panormoの見舞いに寄りました。
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修理のために表板を外します、それで中を見られるチャンス!連絡してもらいました。
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今回は表板の修理はありません、これは全部、今までの。第二次大戦時はロンドンにあったこの楽器、戦争で表板のど真ん中にダメージを受けました。その修理、買った頃は浮き上がってきていて、その後ピラー親方の最後の弟子Hに大修理して貰いました。真ん中、70年くらい前に継ぎ足された部分をちゃんとやり直して貰い、コントラバスとしては超一級です。Hawkes-Panormoはいままで何本も手にしましたが、これほど良いのは皆無。この修理のお陰と思います。マイスターから見たら正しい方法でないらしい。でも答えは何が正しいかわからず、S氏も今は素晴らしく満足してる!と告げたら、「それなら、このままが一番です」とよくわかってらっしゃるマイスターです。
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by Toruberlin | 2017-05-06 23:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

ゲッセマネ教会にて。

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金曜日、子供の日。John RutterのMass of the Childrenのリハーサルでした、いつも弾いてるNKOP(新ポツダム室内管弦楽団)とゲッセマネ教会合唱団のコンサート、場所はベルリンの壁崩壊直前のデモや抵抗運動で中心的役割を果たした場所ゲッセマネ教会です。
この教会、ベルリンの壁崩壊の話には必ず出てきます。
1989年11月9日に最初に開かれたのは桜並木を何度もご紹介したボルンホルマー通り検問所です。
上からの命令はなかった。もし押し寄せる市民を規則通り武力排除していたなら、まだ今も壁はあり環状線は使われてなかったかもしれない。数奇な幸運が重なりました。
不運が重なってしまうこともある(これは立場の主観で変わる)が、大きな時代の流れだったんでしょう。
あのときベルリンに居て、壁崩壊と統一は望んでも実現されるとは思わなかった、僕だけじゃなく、きっと多くの人人が。
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この日はパリ生まれのC.Brugereで弾きました。リハの前に近所の工房に寄らせてもらい修理中のHawkes-Panormoに会ってから教会に到着。
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by Toruberlin | 2017-05-05 23:51 | 音楽の話 | Trackback | Comments(2)

弦楽器工房へ

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コントラバスの調整は、自分の楽器たちは全てプロにやってもらう必要のない範疇なので、微調整や膠の剥がれは、もう何年も自分でやっています。弓の毛替えは10年来、帰国時に池袋でやってもらってますからベルリンの弦楽器工房との付き合いはほとんどないです。
今は札幌にあるTechllerを手に入れた頃はピラー大親方がまだご健在でノレンドルフ広場駅の傍に工房を構えてました。ベルリンフィルの当時のKBセクションはみなさんピラー大親方がメインだったと記憶しています。Witt先生が92年に退団する前の毛替えも(少し前までそのままでした、その弓、97年に拝領しました)大親方でした。
たしか東ベルリンからの電車内に置き忘れた学生のヴァイオリンを男性が売りに来たときに盗品と気づいたのはピラー親方でしたから(極端に安い価格提示だったからだそうですが)90年代初めまでは営業なさっていて、僕もお世話になってました。
あの頃すでにWitt先生に教えていただき魂柱の場所や駒の微調整は自分でやってましたが、大きな修理、より良くするための改造を何度かお願いしました。HawkesPanormoを買ったときも、たしかピラー親方に見てもらったのだと思います。
その後、何人かと付き合いはありましたが前述したように弓の毛替えは東京となり(ベルリンは全部は知らないけれど下手で高い)幸運なことに大修理はほとんどなかった。
ピラー大親方の最後の弟子、トルコ人のハメットさんに2-3回お世話になりました。とっても腕の良い職人さんでしたが肩を壊して彼も引退してしまいました。
フランス娘Brugereのネックを作ってくれたZさんも信頼できるのですが、あの時は女性のアシスタントが居たから!というのもあり、楽器の表板を開けての修理は、普段はギターとヴァイオリン・チェロの楽器レンタルがメインの様子で、ちょっと心配でした。
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DSOの友人Cに紹介してもらった工房はフィルハーモニー横の楽器博物館の弦楽器修復を手掛けてる職人さんの工房で、週に2日だけ開いてます(他は仕事に専念してるんでしょう)。CはWitt先生と同時期に首席だったZ教授の4弦を手に入れました。この工房で大修復中です。
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by Toruberlin | 2017-04-06 13:13 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

Konzert Orpheus Ensemble Berlin

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日曜日の20時からフィルハーモニー室内楽ホールでKonzert Chor Berlinとコンサートでした。
Mozartのジュピターと、30数年演奏活動していても初めて弾いたDonizettiのMessa di Requiemでした。これは僕ばかりじゃなくティンパニーのHも10年くらい前にコンチェルトハウスの首席ティンパニを引退しましたから50年以上はオケ生活経験者ですが、やはり初めて!そんな話をしていたらベルリンフィルのゼーガース氏(彼も時々オルフェウスに来てくれます)も未経験とHに語ったそうで、イタリアではわかりませんがドイツ、ベルリンでは初演じゃないにしても滅多に演奏されない作品と言えます。1980年代に楽譜が公開されたそうです。
難しいのも(合唱に)理由ですしソリストが5人必要なのも、簡単にはできない理由か?
それにしても美しい作品でした。
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まずはオケだけでジュピター。管楽器はかなり充実してきていて弦も、寄せ集めの域は超えてますが、これだけ上手い人が多いはずのチェロは残念ながら安定しない、、、。それで88441から88451に指揮者がしたのですが、数ではない、、。実際、遠くでは5人いても(音楽的に)聴こえなかったそうで、この素晴らしいホールで演奏するには勿体ない。これからの課題です。
ヴィオラはいつも通り固定メンバーでご機嫌!
ヴァイオリンは新しく招いた若いコンサートマスターTが素晴らしかった!セカンドもトップを今までは後ろで弾いてた男性にヴィオラセクションが画策して変えたそうだけど、いままでの点で力強く(褒め言葉じゃないですよ)合わせていた若い女性と変わっただけで、これだけ柔らかく弦全体が良くなるか!と驚きです。仕事屋的な学生(本来は学生の分際であり得ない、、、)も殆ど居なくて、オケの音がしていました。
先日、音響設計家の豊田さんともこの話題で話が長くなりましたが、ソリストが集まっても良いオケにならない。弾けるメンバーは必要だけれどコンクール一位のソリストクラスが集まっても、オケの音はできない。やはり邪魔するのかなー?
tuttiは隠れろ!というわけではありません。これだけオケがあるドイツ、たとえばDSOのtutti奏者だって、首席奏者となんら変わらず重きポジションであるのは、オケにはそれが大事だから。豊田さんが感心していたベルリンフィルのセカンド管楽器奏者のクインテットが素晴らしい!ベルリンフィルの良い音がする!の例を挙げるまでもなく、ブリリアントは多勢要らない。柔らかく力強い音で、そして1プルトの奏者よりもフレキシブルに弾けるオケ奏者、こそがドイツの(良いオケの文化の)特徴です。
若い時はこれがなかなかわからない。自分がいないとこのオケは、、、と思ってるようでは難しいばかりか邪魔なこともある。
オケに就職したい人は、オーディションに受かることはまず大事ですが、その後、大事です。
自分の演奏を磨くことに毎日精進しているでしょうし、しなければいけないですが、それだけではオケでは役に立たない。それを教える先生は少ないのかなー?僕はWitt先生に薫陶を受けて幸運でした。
カラヤン時代のベルリンフィルは団員全てが首席クラス!といわれることがあります。それは合ってるんですが、ソリスティックに弾くという意味ではない。Witt先生がベルリンフィル退団時にオケへの挨拶で「ソリストは要らない、みなさんもこれから仲間を増やす時にベルリンフィルのたくさんある要素の中で一番大事なのは何か?を忘れないでください。コンクール優勝者クラスの演奏に気をとられず、柔らかく美しい音を出せる仲間を増やさんことを望みます」それこそがオーケストラ文化の要、音程やタイミングが合うことは大事なことじゃなく、前提条件なのです。
何が大事かを失わない日常、大事にしたいですね。
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ジュピター、良いところはたくさんあり本番が一番良かった。のだけれど、指揮者が細かく振りすぎでフレーズが短いのが残念でした。なぜかシュテファン、歌が入る曲は良いんですが、良かれと振りすぎるからか?オケの曲は細かくなってしまう、説明するやりたいことは、長いフレーズなのだけれど、、、。
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by Toruberlin | 2017-03-27 09:37 | 音楽の話 | Trackback(1) | Comments(4)