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ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。

コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16075455.jpeg
コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16081694.jpeg
コントラスト、強弱は大袈裟に❗️は技のひとつである。
技ってのは演奏するにあたり、高度なら、かつ使い方が◎ならば出来に貢献してくれます。
バランスが❌だったり使い方が悪かったら本末転倒にもなり得る。
1週間前のMOZART3曲演奏三夜連続の時に書いたけれど、作曲された時にベートーヴェンの音楽はなかった。コンサート三夜目は柔らかく響き良い演奏だった。
誰かの研究や想像での原点主義な演奏は好きじゃない。古楽から離れた最大の理由です。自分たちを守る為なのか、決まりが多過ぎる。スタイル、と言ったら何でもありだが、だから学ばないとならないし、感性を磨き自分のMaßstab(指針)を持ち、良し悪しは権威重視じゃなく活きてる音楽で決める、決めて演奏するのが演奏家の道と思います。しかし原点主義なのは好きじゃ無いが、素晴らしい演奏をする例は無論ある。イタリアのアンサンブル、英国のヴァイオリニストと彼のアンサンブル、チェロ奏者も。たくさんは知らないから枚挙出来ないのかもしれないが。




コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16254381.jpeg
コンクールでもコンサートでも、一期一会。今がないと先はない。技であるコントラストを使う。だが、禁じ手は自分で知らないとならない。
オーケストラならバランスを司るのは指揮者、だけど個々の奏者たちの技を駆使したアンサンブルで演奏は成り立っています。指揮者の最も大事な仕事のひとつ。
MOZARTを振ったシュテファンは、様々な障害はあれど固執しないで最善を引き出していた。楽しいコンサートになった。
自分で全てを決められる、決めないとならない自分が主役の時には弾き手の力量が最も要求される。塩梅の加減は自由、自己判断です。
だから大変だが、面白い。
コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16331649.jpeg
僕は自分のやりたいことはオーケストラでも、まずはやってみる。無論、探りながら。受け入れられない、合わないならば別を考える。チェロが高めに弾くなら限度までは合わせる、メロディにも合わせる、限度までは。
ヴァイオリンソロアリアがあったカンタータ29番、コンサートマスターアントンは素晴らしい。歌手に合わせつつ弾くは無論、鮮やかに奏でる。弾き方を知ってはいるがリハで分かったから全てピタリと合った、気持ち良い。
コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16390728.jpeg
時代の話に戻ります。ブラームスはモーツァルトを知ってるが逆はない。
無いんだけど、僕ら弾き手は度合いの差はあれ知っている、全て。これが大事な気を配さないといけないポイントです。作曲家の意図を時代も考慮して読みとるんだが、飛行機に乗れば空を誰でも飛べて、ニュージーランドでのコンクールをリアルタイムで視聴出来る。たくさんのことを、昔は無かったを知っている、また、出来る。
出来ない、出来なくなった、もあるかもしれないが、、、。現代は便利になった❗️じゃなく楽譜に向き合う時にバランスを考慮しないとならない。選択肢が多いから選ぶのは大変、だけど楽しいし、それに差が出るんです。
だから、新作楽器に裸ガットで古楽+仲間内で当たり前な規則、は好きになれなかった。当時と同じく半音低くてホンモノだ❗️と威張られても、良い音じゃないと、魅力はない。
書きましたように素晴らしいはあります。僕がやめたのは聖ヘドビィヒ大聖堂古楽アンサンブルがWitt音楽監督引退で解散してからメンバーはベルリン芸大教授になったり別のアンサンブルで活躍してるけど、好きなバッハが、やはり違うと思ったから。だからってロマン派寄りなドイツの前世紀が全て良い、ではない。普通に良い80年代、90年代のバッハ、ベルリンの教会にたくさんありました。
コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_16561135.jpeg
コントラストは大袈裟に、の話に戻ります。
多くの指揮者がコンティヌオからコントラバスを省略する、コントラストの為に。酷い例はオラトリオやパッシオンから全てのレシタディーボで。
大聖堂のWitt音楽監督はじめ、昔はたくさんの指揮者が当たり前に、だって大バッハがそう楽譜に記してるんだからチェロだけなんて選択はなかった。バリバリ古楽でも無いと思うが、ベルリンでは2000年頃からか、増えだした。
そりゃあ1人のがオーケストラよりタイミングは合うし音程は良い。いや、それよりもコントラストの為と思います。不思議と間違いが罷り通ってるのは何でだろうか❓
コントラストは神、みたいな思考だからか。
それを決めるのも指揮者、良いとは思わないが仕方なし。もちろん何の抗議もしない、意味ないから。
バスのレシタディーボもチェロだけ、アルトはアリアと前のレシタディーボも。あれだけ力強いバス、素晴らしいアルト、だが声が通らないと思ってるんだろうか❓
アルトはコンチェルトハウスでLobgesangをご一緒したソリストでしたから弾けなくて残念でした。
いつも弾いてる別の教会で土曜日にミサ曲とh-Moll組曲コンサートがありましたが、直前にキャンセル。チェロだけでやると。❓と訊いたら、オルガンが居るから、と。返す言葉もないが、しかしこちらは予算の問題らしい。
同じカトリックのWitt音楽監督はチェロを除いてもKB無しでは出来ないって方だった。逆に、オルガンがいるから、と。チェロとファゴットは同音域、コントラバスはオクターブ下だからポジティブオルガンには無い音域です。加えてコントラバスは倍音豊か、裸ガットなら、尚更。
80年代にはバッハのコンティヌオからKBを省くなんて発想は無かった⁉️北ドイツでは経験ありません。

コンクール入賞者がオーディションを勝ち抜いてオケに入る、ソリストが集まったから良いオケになる訳じゃないんだが、常識が変えられていく。 合唱指揮者がポジションを得て、決定権を持つ。新しいことをしたがる。
(↑21年弾いてるNKOPを指揮者してるUdはそうではありません、どちらかと言えば前世紀好き) それでベルリンさえも変わっていく。
それでもホンモノは変わらない、と信じるしかありません。
コントラストは大袈裟にしないと効かない、とは言うけれど。_c0180686_17250143.jpeg







by Toruberlin | 2023-06-05 10:24 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)
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