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ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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1月31日 Witt先生の誕生日

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1930年の今日、Bochumで先生は誕生なさいました。ご存命なら88歳、米寿の祝いでした。
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21年前、グルーネヴァルトのSchloßホテルにて。赤い筒の中身は弓、初代H.R.Pfredtzschner作のWilhelmy、ベルリンフィルでずっと使ってらした弓を拝領しました。
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いつだったか90年代の誕生日。ヘンリーコットンのシェットランドセーターとマフラー、お揃いです。
このセーター、まだ現役です。そういえば最近、着てないけれど。
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ベルリンフィルを引退なさってからは、旧東だった郊外に車で菜の花畑を探しに行ったり長い運河の土手を歩いたり、ポツダムの宮殿に散歩とか。歩きながらいろんな話を伺うことができました。毎週、散歩してた時期もありました。
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これはブランチ、夏ですね。10年ちょっと前までは拙宅にもよくお出かけになってました。
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家内にアドヴァイス。退団後は毎日ピアノを弾いてらっしゃいました。
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家内の両親が来伯したとき、90年代です。
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家内が焼いたケーキを食後に。
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僕の誕生日に先生が贈ってくださった「幸せな日々」もちろん先生の作品です。裏一面に先生の文章があります。
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先生の目の前にあるのは僕が贈った約200年前のグラス、これでよくアルマニャックをご一緒しました。
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音楽はもちろん哲学、歴史、芸術に造詣が深かった先生。
レッスンを受け始めたころ練習時間を尋ねられ、3-4時間と少ないと思いながらも答えたら「多い!」
たしかに、練習時間を多くとることは自己満足にはなる、けれど弾かない方が良いこともある。間違った演奏を重ねても、マイナスになるかもしれない。楽器を操る術は大事、でも操る人間の中身はもっとずっと大事!

美味しいものを食べ、旨い酒を飲み、無駄な時間を使わない。無駄なことも、無駄にしなければ活きることは多々あるけれど、そして近道が必ずしもベストじゃないから、無駄な年月も否定はしないが、そこには根底に「何か」がないと無のままで終わるかもしれない。その何かは魂とも音楽とも、言葉で表すのは難しい。
その本道を進み、得るために、修行のような勉強がある。エチュード練習するってことじゃない。(もちろん、弾けないなら練習はマストだけど)
知識に貧欲であれ、多くのことを理解する力をつけ、しかも柔軟であること。
先生は、練習する時間は多くは要らないから、散歩に行け!美術館に行ったりオペラを観たり、恋をしろ。本を読み、理解する為の礎を積み重ねろ、と教えてくれた。
それが最も大事なバランス、良い趣味を持つこと、Maßstab(基準)を持つことに繋がるから!

気をつけながら客観的に見てるが、オーケストラで弾くことは先生のご期待に添えると思う。世界中のどんなオケのどんなポジションでも全うすることはできると思う。それがFriedrich Witt先生の弟子としての僕の矜持である。人に言うことじゃないけれど、思い上がってるわけじゃなく、そう思います。もちろん、今が終わりじゃないけれど、オケ奏者としては出来ている。
室内楽は面白く、いまやっとこの歳になって好きに弾けるようになり、これから極め続けていくものと思ってるし、それが僕が生きてる意味と思ってます。これはずっと考えてなかったピアノとのデュエットも含めて。
デュエットからオクテット、もっと大きな編成まで、コントラバスの僕が主導で作り上げる(もちろん、ヴァイオリンはじめ全てのメンバーの力を借りて)室内楽は可能なら米寿になっても活動していきたい。
晩成という言葉があります。永島先生も周りが器用に上手くなるなか「君は時間がかかるかもしれないけれど、それで良いんです」と10代の時からおっしゃってくださってました。
Witt先生も僕の弟子は2年か12年、モノなるのは(先生の経験で)そのどちらかの時間がかかる!とおしゃってました。僕はもちろん12年、出来なくて辛いことはもちろんあった。でも、それのお陰で(試練ともいう)持ってなかったモノを得たかもしれない。ここ数年でやっと、コントラバスが主役の曲を楽しく取り組めるようになってきました。
バッハの無伴奏組曲を真面目に弾こうと思うなんて、今までは考えられなかった。
それを考えると、周りのたくさんの方々の御陰様はもちろんですがWitt先生という師を得て、入団試験も受なかったけれどベルリンフィル始めいろんなトップオケ、室内オケなどで長年演奏させてもらい、オケ奏者としてはたっぷりの自信を持たせてもらったことが大きかった。そうじゃなければ、室内楽を続けていけるような今はなかったと思います。
80年代には「君の目的だったベルリンフィルには入れない、オケに入りたいなら日本に帰ることも考えたら?」とオケが弾けるようになってきてから真面目に言われました。ユンゲドイチェフィルの同年代のドイツ人の仲間と親しくなればなるほど、外国人がオケに入ることはドイツ人の席を奪うことだ、というのも考えるようになってた頃でした。実際、Tuttiのオーディションに招待されることはなかった。
壁が開く前、戦後に入団した人たちが大挙して定年になるずっと前の西ドイツ中で空席が無い時もあったくらい少なかった時代です。
大きなオケに入らずに、でもベルリンフィルに加えてDSOでは25年以上も弾かせてもらってますし、その都度に面白い団体で演奏してきました。
「たられば」を言っても仕方ありませんが先生は随分とご心配くださいました。Toruはちゃんと生きていけるのか?と。
そのうち、音楽以外の仕事で「世間を広める」ことを行ってると知ってくださり、また室内楽や室内オケにお誘いすれば全てを聴きにきてくださってました。コンサートごとにアドヴァイスをくださいました。チェロとのデュエットは最高だ!と喜んでくださりもしました。
Witt邸以外でのコンサートは2011年のアンペルマンオクテット、ミッテ区にある素晴らしいホールVillaElisabethでDSOの素晴らしい仲間たちとの演奏、ドヴォルザークのクインテットとシューベルトのオクテットを聴いてくださったのが最後でした。あれはベルリンも日本も素晴らしく楽しい時間で、先生にもお褒めの言葉を多く戴きました。

シューベルトのオクテット、ベルリンでの録音を聴いてました。
あとでアルペジオーネソナタも弾きます。
Witt先生の誕生日はF.シューベルトの誕生日でもあるのです。

なんでこの日の先生との写真がないのかが不思議かつ残念です。

今の僕の進んでる道が先生からご覧になったら正しいのか?はわかりません。
正しいと信じ、また俯瞰もしながら魂を込めて歩んでいくつもりです。
僕は先生より30歳年下、焦りはしてないけれど、有り余った時間などない。
悠々として急ぎます。
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ベルリンフィル100周年記念コンサート1982年4月30日のEroica、英雄たちの奏でるベートーヴェンがYouTubeで聴ける、観られますがカラヤンの好むアングルのおかげで多くの動画にWitt先生が多く映ってます。
最高のベートーヴェン!
人の好みだなんだありますが、最高です!
付け加えれば、これを否定する人がもしいるとしたら、音楽が解るとは認めません。
















by Toruberlin | 2018-01-31 08:08 | 音楽の話 | Trackback | Comments(0)
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