ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog
by Toruberlin
いらっしゃいませ! ©Toruberlin
最新の記事
ベルリン縁の妹たちは、世界中.. |
at 2024-03-19 07:15 |
神楽坂の夜、〆とBAR ちゃ.. |
at 2024-03-18 11:12 |
美味しいワインを美味しく呑む.. |
at 2024-03-17 23:01 |
神楽坂の名店へ11/1 帰国.. |
at 2024-03-17 12:12 |
3/14 晩餐 |
at 2024-03-17 08:16 |
オッソブーコ alla Toru |
at 2024-03-16 23:02 |
横浜うかい亭 11/1 帰国.. |
at 2024-03-15 22:04 |
TOKYO CRUISEから.. |
at 2024-03-15 11:15 |
岩に滲み入るかー、素晴らしい.. |
at 2024-03-15 03:23 |
Brave 使っています |
at 2024-03-14 12:15 |
暮らしのうつわ花田さんにも |
at 2024-03-14 05:22 |
隅田川から浅草、合羽橋 秋の.. |
at 2024-03-13 22:06 |
これ、やはり良い ドイツの皆.. |
at 2024-03-13 13:15 |
景気が良い、ってのは良いですねー |
at 2024-03-13 04:24 |
生粋の江戸っ子ですが、たこ焼.. |
at 2024-03-12 22:07 |
カレーうどん、手打ちうどんで。 |
at 2024-03-12 11:18 |
東京クルーズ10/29 秋の.. |
at 2024-03-12 01:28 |
豚肉でカレー作り |
at 2024-03-11 11:19 |
3月10日 |
at 2024-03-10 23:08 |
日曜日、またしばらく曇らしい.. |
at 2024-03-10 13:18 |
カテゴリ
全体美味しい楽しい話
趣味の話
音楽の話
楽器と弓の話
これはおすすめ!
街で見つけたこんなもの!
べルリンの美味い店
最近のべルリン写真
日常の出来事
旅行
昔の話
AMPELMANN
AMPELMANN Japan2010
非日常の出来事
日本で何を食おうかな?
ご馳走/料理
風景写真
これはスゴイ!
AMPELMANN Japan 2011
DSO Tour
ベルリンー津和野
Weihnachtsmarkt
Movie 映画
AMPELMANN Japan2012
AMPELMANN Japan2013
AMPELMANN Japan 2014
AMPELMANN Japan2015
AMPELMANN JAPAN 2016
AMPELMANN Japan 2017
AMPELMANN Japan 2018
鴎外の縁
AMPELMANN Japan 2019
1920-2020 大ベルリン百年
AMPELMANN Japan 2020
2021 独日友好交流160年
Broocks Brothers
1.FC UNION Berlin
Ricetta (レシピ) BLOG
疑問
AMPELMANN Japan 2021
Blog蚤の市 価格応談
AMPELMANN Japan 2022
AMPELMANN 2023
AMPELMANN Japan 2023
最新のコメント
> vienna-apf.. |
by Toruberlin at 08:50 |
こんにちは! オッソブ.. |
by vienna-apfel at 07:34 |
> 西野和宏さん おは.. |
by Toruberlin at 16:24 |
松脂作りの西野です。 高.. |
by 西野和宏 at 12:35 |
> kobackenさん.. |
by Toruberlin at 16:43 |
> kobackenさん.. |
by Toruberlin at 16:40 |
翌日以上のジャガイモが溶.. |
by kobacken at 13:15 |
東京は水の都市だと思いま.. |
by kobacken at 13:14 |
> 植木信勝さん やは.. |
by Toruberlin at 04:54 |
1年前に苦戦しました!プ.. |
by 植木信勝 at 22:31 |
> 西野和宏さん こち.. |
by Toruberlin at 17:56 |
高橋さん 素人の提案を快.. |
by 西野和宏 at 15:40 |
> vienna-apf.. |
by Toruberlin at 03:01 |
こんにちは〜。 この自.. |
by vienna-apfel at 22:12 |
> kobackenさん.. |
by Toruberlin at 18:24 |
> vienna-apf.. |
by Toruberlin at 18:21 |
ウ〜〜〜〜、思わず画面に.. |
by kobacken at 16:44 |
こんにちは! 私も、お.. |
by vienna-apfel at 10:04 |
> Pukuさん こん.. |
by Toruberlin at 09:18 |
徹さん、今晩は❗ 美味し.. |
by Puku at 08:58 |
検索
以前の記事
2024年 03月2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
お気に入りブログ
人形町からごちそうさまイタリア子連れ放浪記
amo il cinema
日替わり定食
飽商909の"ナローな"...
オリーブとブドウ畑のあいだで
マイニチ★コバッケン
フィレンツェ田舎生活便り2
ろひちかなまや
Piccoli Pass...
Habari yako?
C級呑兵衛の絶好調な千鳥足
フィレンツェ田舎のお料理教室
モンタンのブログ
カグラザカ日記
Tea for two
アドリア海を臨み、日々の...
ただいまお料理中
Berlin no Hi...
ごまめのつぶやき
ハーブガーデン便り
材木屋茶人の徒然な毎日
ベルリンに思いを馳せて
好きなモノに囲まれて暮らしたい
リヨンの散歩2
ベルリン蚤の市・アンティ...
流木民 第3話
タグ
コントラバス(1139)イタリアン(715)
料理(703)
Stayhome な日々(632)
アンペルマン室内楽(409)
AMPELMANN(289)
アンペルマン・ベルリン(264)
KAMMERENSEMBLE Berlin-Tokio(263)
食材(218)
新ポツダム室内管弦楽団(167)
バロック音楽(98)
津和野(88)
Made in 東京の松脂(70)
鷗外の縁(65)
光舜松脂(65)
初陣(59)
伊達保原(54)
長野力哉(53)
青柳陽一(48)
アンペルマンブック(31)
JBSO(30)
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
- このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
日本贔屓の外国の方の写真から、思う。
でも開高健氏の名台詞、青柳御大も良く口になさる(私はずっと、ちょっと違うんじゃないかと思ってる)「腕はプロであれ、心はアマチュアであれ」
プロとは何か?と深く考えちゃうから「ちょっと違う」と思っちゃうんですが、もちろん意図することはわかりますし、名言です。
音楽家たるもの、自分の演奏に自信がなければやってられない。それにはもちろん、段階がある。ただ自分で「自分は世界一だと思ってる」と考えてるのでは仕方ない。世間に認められることもまた大事です。
評価されて売れる!ってのも、また少し違う。付加価値があまりにも多いから。
いや、多くないと大成功はしないのが今の世の中だし、その後ろにはそれを生活の糧にしてる人たちも多い。
話を戻すと「良ければ評価される」これはある程度は合ってます。世界的大成功するかは?だけど。
で、成功ってなんだろう?と考えて行くと、売れる売れないとは別に、元々持ってる才能と運に長年の修行が重なった過程で培われた独自のMaßstab(基準)に沿って満足できるかどうかが、鍵なんです。
周りと比べたり、収入には、実はあまり関係ない。
もちろん、いくら腕を磨いても披露する場がなければ、元も子もない。だからコンサートに来ていただくのは大事だし嬉しいのです。そして日々精進できるのもMaßstabは大きく変わらなくとも、やりたいこと(課題)が増えるから。
さてその自信、自分の立ち位置をはっきりさせたいとの保身から周りを評価するために使うことがある。自分の方が優ってる。そう、もしかしたら、そのポイントではそうかもしれない。でも、周りも同じように勉強し精進してきた音楽家、程度の差はあれ寝て暮らしてきた訳ではない。経験もある。そういう人から学ばない手はない。
例えば平均律のピアノなら別だが、音楽は音程でも(ハーモニーでも)作るもの。だから絶対正しい音程などない。高め低め、これは大きく逸脱しなければ、好み(Maßstab)で遊べるというか、それこそがリハーサルでの課題の大きな一つです。アンサンブルでどうハモらせるか?は音楽作りに大事。音程は悪い良い、ではない。(もちろん、度合いの話です、音痴は困る)
平均律で合わせるのは無難、でも正しくはない。それで片付けちゃうと音楽がつまらない、鳴らないから。色が少ないから。
そう書いても、そんなに大きな差じゃないんです。でも例えば弦楽器でアンサンブルしていて、間違いや事故的な箇所はともかく、自分の音程感覚じゃないと「認められない」奏者がいる。これは不幸です。世界が広がらないから。
また、硬い音も同じ。柔らかく倍音を多く含む音は、音程にも許容が多い。倍音でハモるとどれだけ美しいか?!
パシッと決まるのは、それは気持ち良い。でもパシッとが4-5人いたら、余程幸運じゃないと合わない。それが倍音多い、響き豊かな柔らかい音なら実現しやすい。あとは、音程を合わせられるというアンサンブル能力をどれだけ持っているか?も要です。
それも踏まえての、美しい音を追求してるのだけれど、そういうのを受け付けられない人も少なくない。
コントラバスは最低音、和音の基音ですから「周りに合わせる」でもみなさんが合わせやすい土台を提供しないとならない、大事な役目を担ってます。
佐藤優芽さんと2013年に始め、何度も試みた「弦楽器の最高音と最低音のデュエット」ヴァイオリンとコントラバスのデュエットは音域が離れていて他にほとんどない(曲もオリジナルはほぼ皆無)組み合わせでしたが、たくさんの成果がありました。
元々アンサンブルは弦楽四重奏や合唱の4声部が基本、そこにオーケストラだとどんどん加わり複雑になりますが、重なる面白い響きの中で僕ら礎を担う低音は、常にメロディ(それは管だったり歌だったり、チェロのこともありますが、大編成のオケではほとんどがヴァイオリンです)に沿って、メロディの音楽の流れを予測し、音程も歌い方で予測し、また瞬時に合わせるのが役目です。彼女と2012年に知り合い秋に津和野での弦楽五重奏が大成功に終わり、ずっと考えてたデュエットに付き合ってもらいました。プログラム全ての曲を合わせたら、たぶん3時間は超える曲数を、15-6回はきっと本番を行いました。
ベルリンでもずっとやりたかったシューベルトの弦楽五重奏とピアノ五重奏「鱒」を演奏し幸せな時間を過ごしましたが、この秋にやっとピアノクインテットが日本で実現するのに彼女はWienに引っ越し忙しいらしい。タイミングがうまく合わず一緒にできないのは残念です。最高音と最低音のデュエットで培い、それがクインテットにも活きるのは如実にわかりました。そう、音程は最高と最低が合えば、あとは良い奏者が集まれば合うのです。もちろん、初めて一緒にやってぴったり合うという幸せなことも、あります。コントラバスから動かすアンサンブルにみなさんのはもちろんですが、特に最高音の助けは大事です。でもきっと、新たな良い出会いがあるでしょう。
日本の良いところを並べてくれてる日本ファンの方の記事。確かに帰国すると◎と思うこと多い、けれど逆もある。
音楽の場でよく思うんですが、自分(たち)が優れてることは良い。それはそのままで、では他ではどうしてるか?に目を向けないとただの「日本はやはりスゴイ」のお国自慢と、音楽では器用な日本人は非常に頻繁に思い上がりと勘違いになってしまうこと、忘れてはならない。学ぶチャンスを逃してはならない、自分を正当化するために逃してませんか?
「あれ、意外と、、、」と思ったことはDSOでも、実はベルリンフィルでもありました。ですから、他ではもっと。
でもね、俯瞰できれば、自分に持ってない「それは自分と相反する受け入れられないこと」では仕方ないが、そうじゃないこと多々あります。その良いことは、学ばなければ勿体ないですね。
周りが下手に感じるのは、そこにバランスがないから。たしかに「やってられない」場面もある、そうなら出来るだけ避けたい。でも、そういう場で◎を見つけられないのは勿体ないんです。
できるだけ、その自分がいる場で、周りに好影響を与える!
「こんな下手なの、、」と思えば自分が周りに悪影響で邪魔かもしれないですしね。上に書いた、自分のMaßstabで自分が満足というか、自分に及第点を上げられるか?が肝です。
俯瞰できること、バランス良い人間、音楽家になること、大事ですね。
ちょっとくらい癖も、バランス摂れないこともあってもよい。それが味にもなるから。
でも心がけないと、アンバランスばかりになってしまいまする。
独自のMaßstab(基準)に沿って満足できるかどうかが、鍵。そう、自分。だから結果、自信も持てるのだと思います。
by Toruberlin
| 2018-06-08 10:13
| 音楽の話
|
Trackback
|
Comments(0)