ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


by Toruberlin

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

いらっしゃいませ! ©Toruberlin

最新の記事

Ensemble Unite..
at 2019-03-20 08:30
春の室内楽、お試しコンサート。
at 2019-03-19 23:57
ベルリン交通局の販売機
at 2019-03-18 23:49
土曜日、拙宅にて。
at 2019-03-17 23:32
大事な時間の後、行きつけのGFへ
at 2019-03-16 23:12
塩、とっても大事。奥深い。
at 2019-03-15 14:14
Die Berliner S..
at 2019-03-14 08:08
(続)楽しい晩餐
at 2019-03-13 00:13
楽しい晩餐
at 2019-03-12 23:35
「コントラバスもたまには独り..
at 2019-03-11 13:13
Maestro M.ギーレン
at 2019-03-11 08:08
春らしくは、まだまだ遠い。
at 2019-03-10 06:55
今年初の炭火焼きの日Vol.2
at 2019-03-09 00:08
三様のコントラバス弓
at 2019-03-08 00:13
今年初の炭火焼きの日Vol.1
at 2019-03-07 11:02
自家製ラーメン
at 2019-03-06 23:58
A.ニュルンベルガー作の新し..
at 2019-03-05 13:15
赤ワインとコッパ、冷酒と和食。
at 2019-03-04 16:28
買い出しツアー
at 2019-03-03 23:58
我が愛しのBERLIN。
at 2019-03-02 12:35

カテゴリ

全体
美味しい楽しい話
趣味の話
音楽の話
楽器と弓の話
これはおすすめ!
街で見つけたこんなもの!
べルリンの美味い店
最近のべルリン写真
日常の出来事
昔の話
旅行
AMPELMANN
AMPELMANN Japan2010
非日常の出来事
日本で何を食おうかな?
ご馳走/料理
風景写真
これはスゴイ!
AMPELMANN Japan 2011
DSO Tour
ベルリンー津和野
Weihnachtsmarkt
Movie 映画
AMPELMANN Japan2012
AMPELMANN Japan2013
AMPELMANN Japan 2014
AMPELMANN Japan2015
AMPELMANN JAPAN 2016
AMPELMANN Japan 2017
AMPELMANN Japan 2018
鷗外の縁
AMPELMANN Japan 2019

最新のコメント

Kotaroさん、ありが..
by Toruberlin at 15:14
初めまして!僕も塩の味に..
by kotaro_koyama at 06:08
ニュルンベルガー、既に手..
by Toruberlin at 17:10
このニュルンベルガー、ま..
by Toruberlin at 17:03
古橋さん、酒造りお疲れ様..
by Toruberlin at 06:35
羨ましく夏のイタリア日記..
by 古橋貴正 at 02:00
コメントありがとう!書い..
by Toruberlin at 09:03
徹さん、有難うございます..
by n.yaginuma at 16:10
楽器が全てじゃなく大事な..
by Toruberlin at 00:44
楽器と深く関わると言うこ..
by 植木信勝 at 22:53
謹賀新年、今年も健康で楽..
by Toruberlin at 21:43
明けましておめでとうござ..
by 古橋貴正 at 09:19
yuさん、こんばんは。コ..
by Toruberlin at 02:41
徹さん、滞在中は色々とお..
by yu at 21:38
古橋さん、おはようござい..
by Toruberlin at 17:41
美食三昧の1週間でした(..
by 古橋貴正 at 23:08
午後に成田着、羽田に移動..
by Toruberlin at 17:33
今回は短いご滞在でしたが..
by Toruberlin at 17:29
ウエルカムビール、格別な..
by 古橋貴正 at 08:33
昨日遅くに津和野に帰って..
by 古橋貴正 at 08:30

検索

以前の記事

2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

お気に入りブログ

うちの食卓 Non so...
イタリア子連れ放浪記
オリーブとブドウ畑のあいだで
フィレンツェ田舎生活便り2
フィオッキ・ブログ Fi...
ろひちかなまや
Piccoli Pass...
リヨンの散歩
ワインおたくの妻
Vom Himmel
ベルリン、いまも工事中 ...
フィレンツェ田舎のお料理教室
おウチごはん。
モンタンのブログ
カグラザカ日記
ただいまお料理中
Berlin no Hi...

タグ

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

料理家
海外生活

画像一覧

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

カテゴリ:楽器と弓の話( 147 )

三様のコントラバス弓

c0180686_19473779.jpg
c0180686_19472617.jpg
上から1800年初めごろ、1860年ごろ、そして1920-30年。
作者はC.E.Tubbs, Ludwig Bausch.Albert Nürnbergerです。
イギリス、ドイツの名工。フランスが弓の本場なのに?はコントラバスの世界では至極当たり前で、フレンチ式の奏法じゃなければ(例外的に)ドイツ弓が世界最高峰となります。
僕が普段弾いてるのは三番目のタイプ、今のジャーマンスタイルが1900年頃に確立してからの弓です。Witt先生のお話ではエレガントな今の形はPenzelが最初だそうです。
初代のH.R.Pfredtschner始め、たくさんの名工が19世紀終わりから、ザクっと言えば戦前、せいぜい1960くらいまでエレガントな名弓を多く製作してくれました。Bauschは一世代前、Knopfと並んで19世紀の代表的名工です。
c0180686_19471559.jpg
真ん中、この美しいのがBauschauge、バウシュアイといわれる特徴です。
今回の伝通院コンサートはバロック(バッハ)クラシック(ドラゴネッティ)ヘンツェ(近現代)高橋幸代(現代)の作品を演奏します。どの作品もNürnberger、または他にずらっと揃えてる美しい弓たちで弾けます。
普通は、それで弾きます。
だって、改良された頂点で、材料もまだ豊富にあり、そして作者たちは名手だった。最上の弓たち、だからです。
c0180686_19470842.jpg


More
by Toruberlin | 2019-03-08 00:13 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

A.ニュルンベルガー作の新しい弓。

c0180686_21052651.jpg
新しい弓、と書くと新作?or 新しく手にれた?
そう、どっちにも取れますよね。新しく出会った弓には違いない。
新作の弓には興味を持ったことがないから、僕が「新しい弓」と言ったら、新たに手に入れた弓ってこと、なんですが、1920-30年頃に名工A.ニュルンベルガーが作った、つまり90年以上は経てるのに「新品」というのに出会いました。
これはプレイヤーからじゃありえない。弾けない(弾かない)コレクターからです。
そのコレクターは古い楽器屋からだそうで、数年前にミュンヘンの楽器屋が閉めて、奥にニュルンベルガーが複数本あったって話は耳にしましたが、それでは(時期的に)ないらしい。
先週ドラゴネッティ弓との出会いがあった時は30本以上手にしましたが、良いのはあったけれど欲しいのは他になかったんです。仕入れ業者じゃあありませんから、自分で使ってみたいと思わないと手を出さないし、多く持ってますから余程じゃないと、その気にならない。その時も2本の新品ニュルンベルガーがありました。確かに未使用。A.ニュルンベルガーかなー?とは疑ってしまいました。全くその気になりませんでしたが、それらも楽器店の倉庫からだそうです。
老舗だと、ずっと昔に仕入れてそのままになってて、ものすごく在庫山積みで訳がわかってる人は鬼籍に入ってる、なんて状況もあるのかなー?世界大戦がありましたが、ドイツの建物は石造り、爆撃を逃れたら梱包された弓が出てくることは、あり得なくはないですね。戦前に日本政府がドイツに贈った横山大観の作品たちはダーレムの倉庫から80年代に見つかりました。
そういえば蚤の市で知り合ったオールド(新品)サングラス業者、今は店も持ってますが、10年くらい前か?知り合った頃、素晴らしいサングラスを持っていて価格も安くはないが、買ってみようと思うくらい(商売上手)。僕も5-6買ったんですが、親しくなってから話してくれました。倉庫ごと販売、ってあるそうなんですが、まあ大概は宝の山とは出会えない。でもその人、ミュンヘン郊外の倉庫の中身、見ないで買って(売主も知らない、らしい)、落札後に鍵を壊して開けてもらったら数千の50-60年代のサングラスが(有名無名混合)ケースに入って綺麗な状態で詰まっていて、かなり得をしたそうです。それで、比較的安価で良いサングラスが並んでたけど、それも1-2年だったかなー?バカバカ売れたからあとから仕入れた廉価品が目立つようになった。また有名メーカー物はしっかり別に販売したんでしょう。
ミッテ区にある高級眼鏡店でA.ミクリがパリで、まだ自分で作ってた頃のサングラスを2つ手に入れました。5-6万円する今のよりずっと良い+価値があるらしい。そこの店主もどこかの在庫を手に入れて店に飾っておいたそうです。これも10年近く前の話、今でもどちらも愛用してます。
c0180686_00441844.jpg
弓から話が逸れましたが、もうひとつ。
S.セラフィンというヴェニスの名工がいます。ヴァイオリンを手にしたことがありますが、素晴らしいの一言!↑がその楽器の裏板。そのセラフィン、なかなかお目にかかれない楽器ですが、数年前にスコットランドのお城から、18世紀にセラフィンが製作した(ケースまで名前入り)カルテット一式、4本が発見されました。湿度や温度がバッチリだったのかダメージ無しだったらしい。納品されたまま保管されてた未使用の4本です。さて、300年経った楽器たち、演奏されてなくても楽器として造られて時間は経ている。充分すぎる300年。
楽器は年相応の風格?
友人が手に取って見たんですが、なんと昨日完成したような新品状態だったんだそうです。
弾かれて(振動させられて)空気に触れて、使われてこそ齢を重ねるんですね。
c0180686_21035521.jpg
それはこの未使用の弓を見て思いました。いや、未使用の証拠はないけれど、でも塗り直しじゃなく新品に見える。
弾いてみてわかりました、新品って。
僕は新作を好まないので(余程良いのがあれば別でしょうが、まず、無い)新作でしっかりと弾いたことはありません。
材料枯渇云々と言われてますが、確かに良い材料なのは見てわかる90年前の新品。元の色がどうだったかはわかりませんが、薄めの色で、かすり傷も一切ない。
なんで新品を感じたかといえば、材料良くA.ニュルンベルガーという名工の作だから素晴らしい弓なんですが、誰かが弾き込んだ形跡が感じられない。スティックが振動したことが無かった、というか。新品を感じました。
僕が知らないだけで、当代の名工の極上新作弓はあるのかもしれない。そういう弓なら、こういう感じなのか?
または良い材料で名工が作った弓に毛は張られていて90年経たから、それで弾くと、そう感じるのか?
A.ニュルベルガーは4-5本は今まで持っていましたが、違う良さにちょっと驚きました。
Busanにすごく合うのでBachをこれで弾いています。日本にも持って帰りますが、果たして東京で待ってるG.ガダニー二にも合うかは、合わないことはないのは確信してますが、わかりません。なのでRauとRenzも持っていくつもりです。
自分の前にコントラバス弾きが使っていない、という感覚。昔に造られた弓で、こういう感覚を味わえるというのもまた、稀有なことなのだと思います。ありがたい。
c0180686_21040549.jpg











by Toruberlin | 2019-03-05 13:15 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

五弦コントラバス

c0180686_00123554.jpg
4弦と5弦
前に結構有名な人が主張した話を聞いた。こう考えてる人は少なくないのです。
4弦のクリアな響きがマスト云々と来て
低音弾くためにエクステンション案がでる。
4弦をオケに混ぜると、確かにバス弾きにはクリアに聞こえる。バスがクリアなのは悪いことじゃないが、クリアって言葉にコンプレックスがある?
真面目に新作を好む傾向も、似ている。
弾きやすくクリアだから。
クリアが大事なら五度調弦にする手もある。かなりクリアになります。
c0180686_00153951.jpg
もちろん五弦領域の低音を、持っている良い楽器で出せるのは良い。その為のエクステンション導入を否定してません。
でも五弦の響きが必要な作品は、多いです。
c0180686_00141317.jpg
チェロと同じ五度調弦に、今の多くのバス弾きが目指してることを思うと、そうしないのが不思議です。
楽器が鳴りまくる、自然だから。
小振りな楽器を五度調弦にしてチェロ弾きがKB弾きたいからって小型イタリアンを探してるって話、前に書きましたが、チェロを目指すなら、KBも五度調弦が良いかと思います。
c0180686_00124329.jpg
でもKBの響きはなくなる。
だからやらないし、5弦の響きが好きなんです。
4度調弦という弦楽器(今の)たちとは違う(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロは五度調弦)ことがコントラバスという楽器の魅力の一つと確信しています。
それはクリアじゃない、鈍臭くもある魅力と重なっています。
え、まるでチェロみたい!鮮やか!
は最上な褒め言葉ではないんです。
c0180686_00125688.jpg










by Toruberlin | 2019-02-27 23:53 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

先生の愛器。

c0180686_02184206.jpg
アントニオ・マリアー二のコントラバス。
Witt先生も僕ほどじゃないですが数本の楽器をお持ちでした。マーラーのソロ、ベルリンフィルでソリストとしてディッタースドルフとハルトマンを演奏したとき、動画が公開されてるベルリンでのリサイタルはこの楽器ででした。一番長く弾いていらした、弾くのは難しけれどベストなイタリアンでした。
今は京都にあるジョヴァンネッタ・ディ・ルッカは僕がレッスンしていただく時に弾いてた楽器ですが、やはり素晴らしかった。カラヤンのメタモルフォーゼン(後半の死と変容)は先生が第一ソロですが、この楽器を使ってらっしゃいます。退団前に仲間に譲り、五弦は退団時にドイツ銀行が買い取りベルリンフィルに貸与、このマリアーニは手放さずに持っておいででした。
c0180686_01515471.jpg
ヴァイオリン型ではありません、ニスもドイツの100年前の流行で黒く上塗りされてますが、素晴らしい楽器です。弦楽器に造詣が深いBPはこの楽器を見たことがありますがマリアーニではないと断言してます、オールドイタリアンには間違いないとも。
c0180686_01542503.jpg
この2枚はバッハのサラバンドを24日に弾いてるところです。エレジーを弾いて慣れてくると思い出すのと、楽器も一年ぶりに音を出して、目覚めてくれました驚くほど早く。速い弓を使う曲は無理です、弦も古いし。しかしサラバンドはたっぷりと弾けました。
c0180686_02183357.jpg
この楽器をどうしても!と手に入れてないのは、そういう話になった時に奥様が置いておきたい!とのご希望があったのが一つ、ですが先生がお元気な時にも弾くことはないし(ここ数年、弾いたのは僕だけ)持っていくか?と仰ったことがありました。
今は終わりましたが(今年の春に)楽器たちの支払いが残ってたのがお受けしなかった理由の一つですが、6本持ってるイタリアン、特にスカランペラとブサン、ガダニー二は楽器として優ってる、上だと思ってました。いや、それは今でも思っています。
ですが思い出とかノスタルジーじゃなく、先生の魂が宿ってるとでもいうのが正しいのか?久々に弾いて、ものすごく弾きにくいのに数分で良い音を出してくた素晴らしい楽器です。逆に言えばこの楽器を弾くことができるのは僕しかいないんじゃないか?とも思います。
調整をちゃんとしたら見違えるはずですしガットコア弦にしたら良いだろうなー!
c0180686_01510680.jpg
バッハの後、しばらく眺めていて戻す前にマーラーのソロを弾いてみました。家で弾くには難しくないけれどベルリンフィルハーモニーで弾くとこれほど大変なソロもない!と素晴らしい演奏なさるのに仰ってた先生。音形は、そう、単純です。
弾いてみました。手前味噌は恥ずかしいですが、完璧でした。
この楽器、やはり手に入れたいなー、弾きたいなー。
日本にあるガダニーニかブラッチ、手放すかもしれません。?。
うーん、さーてどうしよう。
c0180686_01505634.jpg












by Toruberlin | 2018-12-27 23:50 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

Renzが造ったコントラバス弓

c0180686_02071593.jpg
G.W.Renzが造ったコントラバス弓、かなり希少で貴重な筈ですがWitt先生からのイタリアンを弾いてる友人に2本、近年でも3本手放しましたが、それでも現在8本持っています。このところ弓の良いオファーがなくて買わないで済んでいたんですが晩夏にまた極上が来ました。
Renzは一代限りの弓職人、Renz工房製なんてのもH.R.P.と違ってありません。前にこのブログに「そこまで有名じゃないから贋作はないんじゃないかなー?」と書きましたが、どうもあるようです。ある東京の楽器店で撮ってくれたと友人が送ってくれたのは「どうも怪しい」実物は見てないですが、写真で見る限りは良い弓じゃありません。他にも写真ですが例がありました。
前にも書きましたが(すでにRenzのことを書いた日記は多く↓に3つ貼りました。ご興味がある方はどうぞ!)Renzはペンツェルの工房で学んだ後に自分の工房を持ちましたが、(オーダーメイドを受けていたとしても)明らかに初期は長めが多い。良い材料で美しい弓を作っています。周りに影響を受けていたフシがありますが1930年代以降と思いますが自分の形が確立し、ほとんど弓は(初期以外、との表現であってると思います)長さは同じで頭も同じ形になりました。ただ材料に依って、その材料を生かすために丸と角があり、また太さも違いますが長さは統一してます。この長さ、良い長さなんです。バランスよく力をかける(重さを乗せる)のに良い長さ。
速い弓で全弓使い切ることも、遅い弓でも良い音を出してくれます。
Witt先生は長い弓を好みました。フレーズを歌うのに良い弓なら長い方が良い。でもオケでは普通の長さを使っていたのは、実は弟子入りして随分経ってから知りました。全弓使っての演奏が多いベルリンフィルでは、長すぎる必要はなかったんでしょう。マーラーの1番、メタモルフォーゼンでは長めの愛弓をお使いでした。
オーケストラのメイン弓は引退なさった5年後に拝領しました。拙宅にあります。その長い弓は先生の家にそのまま(ベルリンフィル引退時には5弦をオケに残した以外は一切何も手放しませんでした)イタリアン4弦と一緒に在ります。
さて、先日の日記に「マイブーム」があり「スランプor馴れ合い」もあるから良い楽器と良い弓を多く持ってるのは◎と書きました。Renz4-5本でも充分に仕事できてます。H.R.PやWeidhaasなどは最近ご無沙汰ですがこの秋の室内楽in日本は全てA.Rauで弾きました。Guadaniniと相性が良いのです。
ブラームスのレクイエムが日曜にポツダムでありましたが楽器はHillを持って行きました。並行していたMozartにはHawkesでどちらの楽器にも2本のRenzでしたが、上の写真の棚の上でふと目があってRenz作でも一本だけ持ってる長い弓(初期の作)をポツダムに持っていきました。もう一本はオケで弾くには最高の昨年手に入れたRenzです。最初のリハで両方を試したら、その長めのRenzの良いこと!
音は速い、発音も速く、しかも響は深い。かなり長い間置きっぱなしでしたが(Busanなど4弦にはあまり合わない)新鮮な驚きでした。


More
by Toruberlin | 2018-11-26 23:42 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

The Glory of Cremona

c0180686_10083372.jpg
9/29に道東鶴居村で行う室内楽コンサートの実行委員長は押味和夫医学博士です。血液内科の大家で大好きな釣りのためとアメリカ生活時代に知ってしまった雄大な自然を釧路湿原がある道東の鶴居村に見つけ、ここを住処となさいました。今も複数の病院で診療をなさっています。伊達のご出身で御大(写真家の青柳陽一)にご紹介いただきました。
押味先生には鶴居村公演だけじゃなく、10/3&10/4の東京公演@文京シビックホール小ホールも両晩で650席と席数が多いのでお仲間やお知り合いにオススメくださいました。
押味先生の恩師にあたる整形外科の権威Y先生はコンサートにご夫婦でおいでくださいますが、東大時代から室内楽を愉しんでらしたそうで(キャリアは70年近い!)ピアノをお弾きになります。そのお仲間に音楽プロデューサーの中野雄氏がおいでとメールで知り、ちょうど新刊が出たところでタイトルは「ストラディヴァリとグァルネリ」ヴァイオリン千年の夢(文春新書)タイトルに惹かれすぐにアマゾンで購入し、ベルリンを訪問した従兄弟に運んでもらいました。
読み始めると「我が意を得たり!」な内容で引き込まれました。
そこにルジエロ・リッチが15本のクレモナヴァイオリンを演奏したレコードの話がありました。
すぐに検索しましたがアマゾンのドイツ、日本、どちらにも記述はありますが完売、オークションでも無し。
そしたらなんとYouTubeにありました!
これを探し当ててから、本は先に進んでません。MacBookで作業しながら何度も何度も聴いています。
若い頃のリッチ、もちろんなんの文句もない、素晴らしい奏者です!



中野先生も書いてらっしゃいますが、ヴァイオリン比べのなんと無意味なことか!
新作と名器を同じ人が弾いて、その差を明確に当てられる人など居なかった!と言うのですが、そんなことはあり得ない?!
いや、あるんです。
だって、イタリアンオールドは誰でも弾けるわけじゃない。
簡単な例では僕の愛車Miniクーパー、または御大の50歳近いジムニー、運転できない人多いです。古いフェラーリ、アルファetc.運転免許を持っていても素人では扱えないし、また活かせない。
楽器比べの愚は、音を出しやすい新作が得意な奏者に、魂がこもったイタリアンオールド名器から音を出すことができないのに、比較させることです。
中野先生も書いておいでですが、このR.リッチというイタリアの名手がストラディヴァリとグァルネリを15本を弾いた録音は素晴らしいです!どれがどうというんじゃなく、個性を持った名器たちを楽しめます。

コントラバスでもそうなんですが、新しい楽器を弾くのは簡単、でも、「その先」がない。音の羅列はできても魅力がない。
それは時間が作るのか?そう思わないと新作を作る人はやってられないでしょうし、ちゃんと作られた楽器はそうなんだと思います。でもクレモナの特別な楽器たちには、そういうセオリーは(あったとしても)通用しない特別な魂があるのは間違いないです。

楽器は大事、いつもこのブログにも書いてます。
同じように奏者も大事。いつも最重要はバランスです。
演奏家で言えば、良い楽器と出会えば、相乗効果で自分を高めて行く可能性は広がる。
それが広がらなければ、才能がないってことになるんでしょう。
なにより、良い楽器と過ごす時間は愉しい。
良いって定義は?って話になると面倒ですが、柔らかく深く色の多い音をこちらが上手く求めたら出してくれる、わかりあったら可能性がどんどん広がる、これが良い楽器です。
もちろん、その人に合う合わない、はあります。
ありますが、良い楽器との出会いを期待して(異性と似てる)自分をその時のために高める努力、勉強をして、
僕らは人前で弾くのだから、常にアップデートして演奏活動をするために生きているのだったら、とっても大事なことと思います。

縁あって、幸運で9本のオールド楽器とそれを弾くためのたくさんの名弓に恵まれてます。
それでも、満足はしてますが、まだ出会いの予感はしています。
もちろん、バランスのために腕も磨きながら。

私の今の音楽活動のメインの一つが自分で企画してる室内楽です、
9/29の鶴居村、ここにも伊達や東京から多くの方が来てくださいます。
10/3&10/4はアンペルマン信号機を鷗外所縁のベルリンミッテ区が春に贈呈した文京区のシビックホールで行います。
素晴らしい音響で室内楽には最適な小ホールですがキャパは370席、
どうぞお誘いあわせてのご来場を!
アントニオ・グァダニー二のヴァイオリン、KBはガエターノ・グアダニーニ。グァルネリと同じジェノヴァ生まれのカステロ作のチェロ、カタリーナのイタリアンオールドヴィオラは無名ですが、イタリアンオールド弦楽器の重なる音もお楽しみいただけます。


















by Toruberlin | 2018-09-20 03:37 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

伊達保原で準備OK!

c0180686_02223491.jpg
c0180686_02222440.jpg
25日、日帰りで福島県伊達保原に行って来ました。秋の伊達保原公演は遅い台風の真っ只中、大雨でもありましたが風も強く、とても楽器をまともに運べない状態で(これは夜遅くに帰京しても同じでした)伊達の御大邸に置かせてもらってました。
この春の室内楽はコントラバスソロじゃないのでチューニングはオケ、GGのソロガット弦からオケ弦に張り替えねばなりません。これも本番当日では間に合わないので、御大にご挨拶がてら訪れました。
弦は新品だと4/15の本番まで3週間張ってあってもよく鳴らないかもしれないからベルリンのBusanに新品を張り、張ってあったレッドレーベルをBracciに張りました。
c0180686_02221856.jpg
御大邸の日本座敷で弦交換の図。楽器は床の間に鎮座してました。
c0180686_02221539.jpg


More
by Toruberlin | 2018-03-27 23:41 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

懐かしの弓ケース

c0180686_20320441.jpeg
昨日、携帯に着信、知らない番号でした。名乗られても誰だかわからなかった、けれど明るい良い声。
Nさんでした。神奈フィルのYちゃんに紹介してもらった(彼が留学時じゃなくて、遊びに来た時、90年代初めか?)NさんはYちゃんの先生とコラボで打楽器のバチを製作してます(今でも)。SMACKとうブランドです。もともと木の専門家で西ベルリンの南端、リヒテンラーデの家に伺った時には大量の木材ストックを見せてくれました。
そこで思いついたのが「コントラバスの弓のケース、作ってください!」でした。
黒檀や紫檀、マホガニーのストックを見た後、自然に出た言葉でした。MINIのダッシュボードの様な(ベントレーやRRもですが)ウオールナットは薄い木を貼るのだから美しいけれど箱にはあまり適さない。ので美しいことを条件に木はお任せしました。
c0180686_20303847.jpeg
出来上がったのが右のケース、マホガニーの無垢です。しっかりしていて美しいけれど、重い!1993年に10年ぶりに帰国して、それから数年、ほぼ毎年帰るたびに都響さんにゲスト出演させていただきましたが、当時の首席のA葉さんが「徹くん、これは流石のケース、誰も持ってない!でも美しいけどゴツいねー。日本で満員電車に持って乗ったら喧嘩になりますよ!」(笑)
確かに重い。安全に運ぶには◎ですが家に飾ってあります。
Nさんにもう一本、軽めのをお願いしたまま、そのあとにLAに革製のお洒落なケースをオーダーして二本手に入れ、楽器が一緒の時には弓袋に入れてネックに結びますからもうケースはどうしても必要じゃなかった。革ケースオーダー前に一度連絡したら、軽めのを何で作るか検討してるから待って!と言われ、もう一度は数年後に偶然ご子息と一緒に拙宅そばで出会った、その時も「ケース返さなきゃ!」で終わってました。
c0180686_20295841.jpeg
作って戴いたケースには、小さく名前も入れてくれてます。
c0180686_20324257.jpeg
このダブルケースは高校生の時に文京楽器で購入して(まだ山本も高崎もなかった、もちろんJ&Cも)ずっと使ってました。Nさんが弓ケースの見本を!と仰ったので預けて、そのままだったんです。
ユンゲドイチェフィルと壁崩壊でベルリン市立になる予定が無くなった幻のベルリン室内歌劇場のステッカーが懐かしい。
東京にいるIDEちゃん、藝大オケのティンパニ奏者ですが、彼がヴァイオリン弾いてた8歳の頃から知っていて(東独ツアーで一緒でした)20数年後に彼の留学で再会しアンペルマン室内楽には昨秋も来てくれましたが、彼がベルリンでNさんを訪れた時に僕の話をしたそうです、ケースのことも。で、連絡先も渡してくれた。(IDEちゃん、ありがとう)
Nさんが昨日の電話で、ケースを探しても出てこなくて、昨年ケースが出て来たと思ったら連絡先のメモが見当たらない。で、探してんだけど出てこなくて、今日、両方が目の前にあるから電話しました!
思いがけずで、ありがとうございますと礼を言い、彼が俳句に凝ってること、会わなかった10数年の間に日本も訪れたことなどを話してくれました。で、もしかしたら明日、郊外に用事があるから帰りに寄ります、約束はできないけれど!で電話を終わりました。
c0180686_20353109.jpeg
良い天気で湖畔散歩の帰りにスーパーで豚バラの塊を包んでもらってたら(4.5キロ超の塊、買いました)着信あり。家の前に車でおいでだという、今年中には!なんて昨日の電話を終えましたが、今日懐かしの弓ケースが戻って来ました。
もう結構なお歳のはず、コラボしてた打楽器のSさんは数年前に他界なさいました。
バチの製作は今もなさってるそうです、SMACKで検索してもサイトは無い様ですが、きっと打楽器奏者の間では知られてますね?!もし必要なら連絡はできますからNさんに繋ぐことはできます。
Nさん、わざわざ届けてくださり、ありがとうございました。どうぞ、お元気で!
c0180686_20333774.jpeg












by Toruberlin | 2018-02-01 15:00 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

エンドピンスペシャリスト見附さんご夫妻来伯

c0180686_18204303.jpg
c0180686_18202832.jpg
c0180686_18212798.jpg
Wienからプラハなどを周る音楽メインの旅の最後がベルリンの見附さんご夫妻を土曜日の夜、ホテルに訪ねました。
昼は声優、そこから「せごどん」とSAKEコントアさん、帽子屋、飲茶ブランチや散歩を楽しんだ土曜日でした。
夕方は家に戻り30分後にはまたミッテへ。アンペルマン本社でマルコスと1時間弱ふたりで話すことがあり、ホテルインターコンチへはZOO駅まで電車で行き歩きましたが、ベルリンは公共交通が進歩してます。車は好きだし楽器運びにはマストだけれど、無しのが楽で早いこと、しばしあります。
見附さんは大阪の金属加工業を父上から継いで、僕らにはエンドピン製作者として有名ですが、金属ならなんでも!のマスターピースや世界に一つの金属物を受注生産するスペシャリストです。趣味でチェロをお弾きになるからエンドピン製作を始めたわけで、見附さんがチェロを弾いてくれてるのはチェロ、コントラバス、バスクラなど恩恵を受けてる音楽家には幸運でした。
チェロにはいまの形のエンドピンは少し前までありませんでした。伸びないエンドピンは、テールガットを留めるのにヴァイオリンにもありますが、テールピース、テールガット、いや弦の素材だって、楽器本体が最重要ですが(もっと大事なのはそれを奏でる奏者だけど)マストな付属ピースはたくさんあり、その全てが大事で、それぞれのスペシャリストが研究開発してくれてます。
弦は、それこそ今ではお財布と好みでたくさんの選択肢から選べるようになりました、←だから迷って大変でもありますが。
見附さんのエンドピンに日本で出会い、すぐにチタン無垢、タングステン入り、スチール入りを手に入れてベルリンの楽器たちで試しましたが、その効果、また楽器との相性だけじゃなく弾きたい音楽でも、また会場の音響でも交換することに大きな効果をもたらしてくれることを確信しました。
エンドピンなどの僕のコントラバスでの詳しい話は、また別の日記に書きます。今まで書いてるのはカテゴリー楽器と弓の話からどうぞ。

楽器の調整(駒と魂柱、それらの位置、弦、テールガットなどなど楽器本体以外も)は本番前とか、その日演奏する会場に行ってからできるモンじゃありませんし、またアタフタと急いでするものでもありません。でも使う弓を変えるとか松脂を変えるとかと同じようにエンドピン交換はすぐにできて効果を試せて、またすぐに元に戻せます。これは最後の手段として、画期的と思ってますし、そう友人たちに薦めています。
前置きが長くなりました。
写真の新しい(僕は知らなかった)エンドピン2本、そして特注したゴムを受け取りました。これは素晴らしい効果で、とてもここにいま書けないので後日、エンドピンとゴムの話として書きます。
c0180686_18213545.jpg
ホテルのバーよりも街のKneipe(飲み屋)を知って欲しくて散歩がてらベルリン銀座クーダムを歩いて行きつけにご案内しました。が、土曜日だからか満席!近所の、学生時代に日参した店に行くと、カウンターなら!と席を作ってくれました。
c0180686_18214500.jpg
懐かしい店。ビールを注ぐおじさんは20数年前と同じ人でした。
ここで旅の話やエンドピンの話で盛り上がり、二杯づつ楽しみました(奥様は滅多にお飲みにならないそうで、美味しかったらしく良かった)。
c0180686_18215252.jpg
さて翌日はフィルハーモニーの傍に車でお迎えに行き、夕方には楽器製作者たちとエンドピン研究会だったので前日に「湖畔のドイツ料理に行きますか?」とお誘いしたら奥様が特に目を輝かしてらっしゃいましたが会ってすぐに「楽器博物館、あるんですね!」
c0180686_18195323.jpg


More
by Toruberlin | 2018-01-26 11:15 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

テールガット

c0180686_23361942.jpg
音楽をするのに、日々、様々なことを磨く。いろんなんことを知り、経験し、自分を磨く。
演奏技術も向上させる。
縁や出会いが大きく関わってくるが、楽器も大事である。
音楽を奏でるのに必要な、楽器と弓(コントラバス奏者なら)の健康状態に気をつけ、その調整も極める。
本体だけじゃなく、指板、駒、テールピース、エンドピンソケット、弦etc.と調整要素はたくさんあります。

楽器屋さん、良い職人と懇意にするのは大事です。たくさんのことを教えてくれる。
僕には80年代初めに知り合ったピラー親方(Witt先生をはじめ、当時のベルリンフィルKBのほとんどのメンバーが行ってた、今のピラーは甥っ子か、その子供と思います)、先生から譲り受けた楽器の調整、弓の毛替えなどで工房に出入りしマイスターの仕事を間近に見るってのは楽しいし学ぶことも多かった。
ピラー親方が引退し工房を閉めてからは、もちろんちょこちょこいろんなところに行ったけれど、90年代初めに西ドイツに移転してその後、健康上の理由で早くに引退してしまったらしいけどRoseさんにもお世話になったし色々教えてもらいました。
あとは何と言ってもWitt先生が微調整はご自分でなさってたので、その極意を教わり、親友のヴァイオリニストBPは修理も剥がれやニス、駒くらいは自分でできる(DIYレベルじゃなく、一級の出来栄えです。イタリアンオールドもやってしまう。自分ではデルジェスを弾いてます)のですが、彼にもたくさん教えてもらいました。
もちろん大きな修理は専門家に頼みます。駒、ネック交換、横板の穴など、膠修理でできる範囲は僕も自分でしますが、それ以上はBPから紹介された(通常はKBの修理はしない)Zさん、プロイセン楽器博物館の弦楽器修理を一手にやってるSさんに何かの時はお願いしてます。
楽器の修理は素人にはできないことが多い。でも調整は、プロの意見を聞きつつ、でも最終的には奏者である僕がします。駒も、そのままでOKなことはあった試しがない。ほんの少しでも自分の好きに仕上げますし、駒や魂柱の位置も、そうです。
毛替えは、自分でやる人もいるようですが、僕はずっと前から帰国時に東京で頼んでいます。

今日のメイン話題はテールガットです。下に貼った前の日記、この出来事で写真のHawkesもGGテールガットを装着しました。
c0180686_23360866.jpg
ガット弦メーカーのGG、彼のテールガットがスゴイのです。これは自分の楽器で、自分で実感しないとわかりません。
下のブログ2つは、参考までに載せました。自分でも感じますが、真ん前で弾いてた二人が驚いたのはスゴイ証拠です。

特に普及したいわけではありません。が、ガット弦には価格的にも躊躇してもテールガットなら交換と調整込みで15000円(と、記憶してます)池袋のJ&Cさんでやってくれます。
この効果は、僕は9本中7本を替えたけれど(HILLの五弦とスカランペラは5mmの生ガット製テールガットが付いていて、それでご機嫌なので、そのままにしてます)◎と断言できます。
一昨年、地下鉄でネックが折れた(茗荷谷駅で)Bracciの新しいネックを素晴らしく作ってくれたのもJ&Cさんです。
電話番号など公開してない、基本的には紹介が必要な工房です。もしテールガット交換に興味がある方には私がご紹介します。
毛替えもベルリンから持ち帰り長年お願いしてます。信頼できる工房です。
僕のどの楽器も、交換前とは別次元の鳴りになりました。

しかし↓、真鍮製のテールガットが演奏中に折れるとは想像もしませんでした。
今日もベルリン、中途半端に低い気温で、湿度高く嫌な寒さです。
Brrrrr.って感じ。
夜までは出かけなくて良くなりました。
あと3時間くらい、Busanでバッハと過ごします。





by Toruberlin | 2018-01-17 15:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)