ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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カテゴリ:楽器と弓の話( 142 )

The Glory of Cremona

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9/29に道東鶴居村で行う室内楽コンサートの実行委員長は押味和夫医学博士です。血液内科の大家で大好きな釣りのためとアメリカ生活時代に知ってしまった雄大な自然を釧路湿原がある道東の鶴居村に見つけ、ここを住処となさいました。今も複数の病院で診療をなさっています。伊達のご出身で御大(写真家の青柳陽一)にご紹介いただきました。
押味先生には鶴居村公演だけじゃなく、10/3&10/4の東京公演@文京シビックホール小ホールも両晩で650席と席数が多いのでお仲間やお知り合いにオススメくださいました。
押味先生の恩師にあたる整形外科の権威Y先生はコンサートにご夫婦でおいでくださいますが、東大時代から室内楽を愉しんでらしたそうで(キャリアは70年近い!)ピアノをお弾きになります。そのお仲間に音楽プロデューサーの中野雄氏がおいでとメールで知り、ちょうど新刊が出たところでタイトルは「ストラディヴァリとグァルネリ」ヴァイオリン千年の夢(文春新書)タイトルに惹かれすぐにアマゾンで購入し、ベルリンを訪問した従兄弟に運んでもらいました。
読み始めると「我が意を得たり!」な内容で引き込まれました。
そこにルジエロ・リッチが15本のクレモナヴァイオリンを演奏したレコードの話がありました。
すぐに検索しましたがアマゾンのドイツ、日本、どちらにも記述はありますが完売、オークションでも無し。
そしたらなんとYouTubeにありました!
これを探し当ててから、本は先に進んでません。MacBookで作業しながら何度も何度も聴いています。
若い頃のリッチ、もちろんなんの文句もない、素晴らしい奏者です!



中野先生も書いてらっしゃいますが、ヴァイオリン比べのなんと無意味なことか!
新作と名器を同じ人が弾いて、その差を明確に当てられる人など居なかった!と言うのですが、そんなことはあり得ない?!
いや、あるんです。
だって、イタリアンオールドは誰でも弾けるわけじゃない。
簡単な例では僕の愛車Miniクーパー、または御大の50歳近いジムニー、運転できない人多いです。古いフェラーリ、アルファetc.運転免許を持っていても素人では扱えないし、また活かせない。
楽器比べの愚は、音を出しやすい新作が得意な奏者に、魂がこもったイタリアンオールド名器から音を出すことができないのに、比較させることです。
中野先生も書いておいでですが、このR.リッチというイタリアの名手がストラディヴァリとグァルネリを15本を弾いた録音は素晴らしいです!どれがどうというんじゃなく、個性を持った名器たちを楽しめます。

コントラバスでもそうなんですが、新しい楽器を弾くのは簡単、でも、「その先」がない。音の羅列はできても魅力がない。
それは時間が作るのか?そう思わないと新作を作る人はやってられないでしょうし、ちゃんと作られた楽器はそうなんだと思います。でもクレモナの特別な楽器たちには、そういうセオリーは(あったとしても)通用しない特別な魂があるのは間違いないです。

楽器は大事、いつもこのブログにも書いてます。
同じように奏者も大事。いつも最重要はバランスです。
演奏家で言えば、良い楽器と出会えば、相乗効果で自分を高めて行く可能性は広がる。
それが広がらなければ、才能がないってことになるんでしょう。
なにより、良い楽器と過ごす時間は愉しい。
良いって定義は?って話になると面倒ですが、柔らかく深く色の多い音をこちらが上手く求めたら出してくれる、わかりあったら可能性がどんどん広がる、これが良い楽器です。
もちろん、その人に合う合わない、はあります。
ありますが、良い楽器との出会いを期待して(異性と似てる)自分をその時のために高める努力、勉強をして、
僕らは人前で弾くのだから、常にアップデートして演奏活動をするために生きているのだったら、とっても大事なことと思います。

縁あって、幸運で9本のオールド楽器とそれを弾くためのたくさんの名弓に恵まれてます。
それでも、満足はしてますが、まだ出会いの予感はしています。
もちろん、バランスのために腕も磨きながら。

私の今の音楽活動のメインの一つが自分で企画してる室内楽です、
9/29の鶴居村、ここにも伊達や東京から多くの方が来てくださいます。
10/3&10/4はアンペルマン信号機を鷗外所縁のベルリンミッテ区が春に贈呈した文京区のシビックホールで行います。
素晴らしい音響で室内楽には最適な小ホールですがキャパは370席、
どうぞお誘いあわせてのご来場を!
アントニオ・グァダニー二のヴァイオリン、KBはガエターノ・グアダニーニ。グァルネリと同じジェノヴァ生まれのカステロ作のチェロ、カタリーナのイタリアンオールドヴィオラは無名ですが、イタリアンオールド弦楽器の重なる音もお楽しみいただけます。


















by Toruberlin | 2018-09-20 03:37 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

伊達保原で準備OK!

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25日、日帰りで福島県伊達保原に行って来ました。秋の伊達保原公演は遅い台風の真っ只中、大雨でもありましたが風も強く、とても楽器をまともに運べない状態で(これは夜遅くに帰京しても同じでした)伊達の御大邸に置かせてもらってました。
この春の室内楽はコントラバスソロじゃないのでチューニングはオケ、GGのソロガット弦からオケ弦に張り替えねばなりません。これも本番当日では間に合わないので、御大にご挨拶がてら訪れました。
弦は新品だと4/15の本番まで3週間張ってあってもよく鳴らないかもしれないからベルリンのBusanに新品を張り、張ってあったレッドレーベルをBracciに張りました。
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御大邸の日本座敷で弦交換の図。楽器は床の間に鎮座してました。
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by Toruberlin | 2018-03-27 23:41 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

懐かしの弓ケース

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昨日、携帯に着信、知らない番号でした。名乗られても誰だかわからなかった、けれど明るい良い声。
Nさんでした。神奈フィルのYちゃんに紹介してもらった(彼が留学時じゃなくて、遊びに来た時、90年代初めか?)NさんはYちゃんの先生とコラボで打楽器のバチを製作してます(今でも)。SMACKとうブランドです。もともと木の専門家で西ベルリンの南端、リヒテンラーデの家に伺った時には大量の木材ストックを見せてくれました。
そこで思いついたのが「コントラバスの弓のケース、作ってください!」でした。
黒檀や紫檀、マホガニーのストックを見た後、自然に出た言葉でした。MINIのダッシュボードの様な(ベントレーやRRもですが)ウオールナットは薄い木を貼るのだから美しいけれど箱にはあまり適さない。ので美しいことを条件に木はお任せしました。
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出来上がったのが右のケース、マホガニーの無垢です。しっかりしていて美しいけれど、重い!1993年に10年ぶりに帰国して、それから数年、ほぼ毎年帰るたびに都響さんにゲスト出演させていただきましたが、当時の首席のA葉さんが「徹くん、これは流石のケース、誰も持ってない!でも美しいけどゴツいねー。日本で満員電車に持って乗ったら喧嘩になりますよ!」(笑)
確かに重い。安全に運ぶには◎ですが家に飾ってあります。
Nさんにもう一本、軽めのをお願いしたまま、そのあとにLAに革製のお洒落なケースをオーダーして二本手に入れ、楽器が一緒の時には弓袋に入れてネックに結びますからもうケースはどうしても必要じゃなかった。革ケースオーダー前に一度連絡したら、軽めのを何で作るか検討してるから待って!と言われ、もう一度は数年後に偶然ご子息と一緒に拙宅そばで出会った、その時も「ケース返さなきゃ!」で終わってました。
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作って戴いたケースには、小さく名前も入れてくれてます。
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このダブルケースは高校生の時に文京楽器で購入して(まだ山本も高崎もなかった、もちろんJ&Cも)ずっと使ってました。Nさんが弓ケースの見本を!と仰ったので預けて、そのままだったんです。
ユンゲドイチェフィルと壁崩壊でベルリン市立になる予定が無くなった幻のベルリン室内歌劇場のステッカーが懐かしい。
東京にいるIDEちゃん、藝大オケのティンパニ奏者ですが、彼がヴァイオリン弾いてた8歳の頃から知っていて(東独ツアーで一緒でした)20数年後に彼の留学で再会しアンペルマン室内楽には昨秋も来てくれましたが、彼がベルリンでNさんを訪れた時に僕の話をしたそうです、ケースのことも。で、連絡先も渡してくれた。(IDEちゃん、ありがとう)
Nさんが昨日の電話で、ケースを探しても出てこなくて、昨年ケースが出て来たと思ったら連絡先のメモが見当たらない。で、探してんだけど出てこなくて、今日、両方が目の前にあるから電話しました!
思いがけずで、ありがとうございますと礼を言い、彼が俳句に凝ってること、会わなかった10数年の間に日本も訪れたことなどを話してくれました。で、もしかしたら明日、郊外に用事があるから帰りに寄ります、約束はできないけれど!で電話を終わりました。
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良い天気で湖畔散歩の帰りにスーパーで豚バラの塊を包んでもらってたら(4.5キロ超の塊、買いました)着信あり。家の前に車でおいでだという、今年中には!なんて昨日の電話を終えましたが、今日懐かしの弓ケースが戻って来ました。
もう結構なお歳のはず、コラボしてた打楽器のSさんは数年前に他界なさいました。
バチの製作は今もなさってるそうです、SMACKで検索してもサイトは無い様ですが、きっと打楽器奏者の間では知られてますね?!もし必要なら連絡はできますからNさんに繋ぐことはできます。
Nさん、わざわざ届けてくださり、ありがとうございました。どうぞ、お元気で!
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by Toruberlin | 2018-02-01 15:00 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

エンドピンスペシャリスト見附さんご夫妻来伯

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Wienからプラハなどを周る音楽メインの旅の最後がベルリンの見附さんご夫妻を土曜日の夜、ホテルに訪ねました。
昼は声優、そこから「せごどん」とSAKEコントアさん、帽子屋、飲茶ブランチや散歩を楽しんだ土曜日でした。
夕方は家に戻り30分後にはまたミッテへ。アンペルマン本社でマルコスと1時間弱ふたりで話すことがあり、ホテルインターコンチへはZOO駅まで電車で行き歩きましたが、ベルリンは公共交通が進歩してます。車は好きだし楽器運びにはマストだけれど、無しのが楽で早いこと、しばしあります。
見附さんは大阪の金属加工業を父上から継いで、僕らにはエンドピン製作者として有名ですが、金属ならなんでも!のマスターピースや世界に一つの金属物を受注生産するスペシャリストです。趣味でチェロをお弾きになるからエンドピン製作を始めたわけで、見附さんがチェロを弾いてくれてるのはチェロ、コントラバス、バスクラなど恩恵を受けてる音楽家には幸運でした。
チェロにはいまの形のエンドピンは少し前までありませんでした。伸びないエンドピンは、テールガットを留めるのにヴァイオリンにもありますが、テールピース、テールガット、いや弦の素材だって、楽器本体が最重要ですが(もっと大事なのはそれを奏でる奏者だけど)マストな付属ピースはたくさんあり、その全てが大事で、それぞれのスペシャリストが研究開発してくれてます。
弦は、それこそ今ではお財布と好みでたくさんの選択肢から選べるようになりました、←だから迷って大変でもありますが。
見附さんのエンドピンに日本で出会い、すぐにチタン無垢、タングステン入り、スチール入りを手に入れてベルリンの楽器たちで試しましたが、その効果、また楽器との相性だけじゃなく弾きたい音楽でも、また会場の音響でも交換することに大きな効果をもたらしてくれることを確信しました。
エンドピンなどの僕のコントラバスでの詳しい話は、また別の日記に書きます。今まで書いてるのはカテゴリー楽器と弓の話からどうぞ。

楽器の調整(駒と魂柱、それらの位置、弦、テールガットなどなど楽器本体以外も)は本番前とか、その日演奏する会場に行ってからできるモンじゃありませんし、またアタフタと急いでするものでもありません。でも使う弓を変えるとか松脂を変えるとかと同じようにエンドピン交換はすぐにできて効果を試せて、またすぐに元に戻せます。これは最後の手段として、画期的と思ってますし、そう友人たちに薦めています。
前置きが長くなりました。
写真の新しい(僕は知らなかった)エンドピン2本、そして特注したゴムを受け取りました。これは素晴らしい効果で、とてもここにいま書けないので後日、エンドピンとゴムの話として書きます。
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ホテルのバーよりも街のKneipe(飲み屋)を知って欲しくて散歩がてらベルリン銀座クーダムを歩いて行きつけにご案内しました。が、土曜日だからか満席!近所の、学生時代に日参した店に行くと、カウンターなら!と席を作ってくれました。
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懐かしい店。ビールを注ぐおじさんは20数年前と同じ人でした。
ここで旅の話やエンドピンの話で盛り上がり、二杯づつ楽しみました(奥様は滅多にお飲みにならないそうで、美味しかったらしく良かった)。
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さて翌日はフィルハーモニーの傍に車でお迎えに行き、夕方には楽器製作者たちとエンドピン研究会だったので前日に「湖畔のドイツ料理に行きますか?」とお誘いしたら奥様が特に目を輝かしてらっしゃいましたが会ってすぐに「楽器博物館、あるんですね!」
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by Toruberlin | 2018-01-26 11:15 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

テールガット

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音楽をするのに、日々、様々なことを磨く。いろんなんことを知り、経験し、自分を磨く。
演奏技術も向上させる。
縁や出会いが大きく関わってくるが、楽器も大事である。
音楽を奏でるのに必要な、楽器と弓(コントラバス奏者なら)の健康状態に気をつけ、その調整も極める。
本体だけじゃなく、指板、駒、テールピース、エンドピンソケット、弦etc.と調整要素はたくさんあります。

楽器屋さん、良い職人と懇意にするのは大事です。たくさんのことを教えてくれる。
僕には80年代初めに知り合ったピラー親方(Witt先生をはじめ、当時のベルリンフィルKBのほとんどのメンバーが行ってた、今のピラーは甥っ子か、その子供と思います)、先生から譲り受けた楽器の調整、弓の毛替えなどで工房に出入りしマイスターの仕事を間近に見るってのは楽しいし学ぶことも多かった。
ピラー親方が引退し工房を閉めてからは、もちろんちょこちょこいろんなところに行ったけれど、90年代初めに西ドイツに移転してその後、健康上の理由で早くに引退してしまったらしいけどRoseさんにもお世話になったし色々教えてもらいました。
あとは何と言ってもWitt先生が微調整はご自分でなさってたので、その極意を教わり、親友のヴァイオリニストBPは修理も剥がれやニス、駒くらいは自分でできる(DIYレベルじゃなく、一級の出来栄えです。イタリアンオールドもやってしまう。自分ではデルジェスを弾いてます)のですが、彼にもたくさん教えてもらいました。
もちろん大きな修理は専門家に頼みます。駒、ネック交換、横板の穴など、膠修理でできる範囲は僕も自分でしますが、それ以上はBPから紹介された(通常はKBの修理はしない)Zさん、プロイセン楽器博物館の弦楽器修理を一手にやってるSさんに何かの時はお願いしてます。
楽器の修理は素人にはできないことが多い。でも調整は、プロの意見を聞きつつ、でも最終的には奏者である僕がします。駒も、そのままでOKなことはあった試しがない。ほんの少しでも自分の好きに仕上げますし、駒や魂柱の位置も、そうです。
毛替えは、自分でやる人もいるようですが、僕はずっと前から帰国時に東京で頼んでいます。

今日のメイン話題はテールガットです。下に貼った前の日記、この出来事で写真のHawkesもGGテールガットを装着しました。
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ガット弦メーカーのGG、彼のテールガットがスゴイのです。これは自分の楽器で、自分で実感しないとわかりません。
下のブログ2つは、参考までに載せました。自分でも感じますが、真ん前で弾いてた二人が驚いたのはスゴイ証拠です。

特に普及したいわけではありません。が、ガット弦には価格的にも躊躇してもテールガットなら交換と調整込みで15000円(と、記憶してます)池袋のJ&Cさんでやってくれます。
この効果は、僕は9本中7本を替えたけれど(HILLの五弦とスカランペラは5mmの生ガット製テールガットが付いていて、それでご機嫌なので、そのままにしてます)◎と断言できます。
一昨年、地下鉄でネックが折れた(茗荷谷駅で)Bracciの新しいネックを素晴らしく作ってくれたのもJ&Cさんです。
電話番号など公開してない、基本的には紹介が必要な工房です。もしテールガット交換に興味がある方には私がご紹介します。
毛替えもベルリンから持ち帰り長年お願いしてます。信頼できる工房です。
僕のどの楽器も、交換前とは別次元の鳴りになりました。

しかし↓、真鍮製のテールガットが演奏中に折れるとは想像もしませんでした。
今日もベルリン、中途半端に低い気温で、湿度高く嫌な寒さです。
Brrrrr.って感じ。
夜までは出かけなくて良くなりました。
あと3時間くらい、Busanでバッハと過ごします。





by Toruberlin | 2018-01-17 15:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

たかがゴム、されど、、。

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僕は楽器の調整には気を使います。大事にする、に加えて素晴らしい楽器を良い状態で弾くのが、喜びだからです。
楽器の健康はもちろん、本体以外なら弦、テールピース、テールガット、エンドピンソケットにエンドピンetc.
でも、ゴムにこだわる人は少ないです。
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発端はこれでした、HawkesPanormoはイギリスの楽器でエンドピン直径が10mmじゃないので(今は見附さんを存じてるから可能ですが)簡単に手に入らず英国にオーダーして作ってもらいました。付いてきたエンドピンゴムには名前の刻印付き!
で、このゴム、もう20年近いか?まだ原型をほぼ留めてます。
金属部分も大きく、それをゴムが覆ってます。

ゴムって、運搬時の安全とかエンドピンを守るもの(または周りを)と思ってますよね?
それはそうなんですが、それだけと思ってる人が多い、ほとんどです。
エンドピンは床に刺すもの、と皆さん思ってます。
ベルリンのフィルハーモニーなどのコンサートホールでは、確かにそうです。その方が良いことが多い。

気づいたのはDSOとベルリン放送響が使う放送局の舞台、僕も30年近く知ってるステージですが、そこに刺すと、鳴らない。何で?と考え、調べたら、古いホールで床の音響なんか考えてなかったのか?下はコンクリート床だそうです。
だから、エンドピン刺したら鳴らない。
これは驚くことじゃなく、こういう床は実に多いんです。
さらに、コンサートホールじゃない場所での演奏では、そこは音楽用じゃないんだから音響のための床構造なんて考えてるわけがない。
教会、ミュージアム、お城etc.ベルリンフィルのメンバーだったら他では滅多に弾かないから気にならないでしょうが、床が❌な会場なんてたくさんあります。ダメっていうのは、刺すと音が吸われるというか、却って鳴らないステージ。
そういう時どうするか?
インシュレーターというのがあります。床に影響されない為のもの。
オーディオ機器に使われます。エンドピン作者の見附さんも作っておいでです。
グランドピアノもインシュレータ機能の台に各脚を載せると、響きが良くなるとの実績があります。
このエンドピンゴムでDSOで放送局の舞台で弾く時に幾度と試し、もう10数年前から僕には「刺せるとしても刺さない選択」は当たり前で、それは会場で弾いてみて決めます。
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見附さんにお願いして以前に大きめのゴムで作っていただきました。改良の余地はあると考えてますが(もっとインシュレート機能を上げる!)でも主にスカランペラに着けていて毎日弾いてますが、他のゴムとは明らかに違います。ブサンでの本番の時にも(例えばシューベルトプログラム@教会)使っています。
これの効果は絶大です。
もちろん、まず楽器とエンドピンの相性があり(他の調整も、大事です)その上で試しての結果です。試しても効果がないかもしれません。実際エンドピンもあまり効果が出ない例、ありますから。(ガット弦やテールガットも、また然り)

弦を変えたりテールピースやコードetc.交換はすぐにはできない。本番前に会場でいろいろ試せるエンドピンは最高です。
その楽器に合うエンドピンは、すでに選んで揃えてありますが4-5本予備もあります(そう、13-4本持ってます)、その訳は知らない会場や音楽用会場じゃない時にはキャラの違う交換用を持っていくのです。
これはきっと、やってる人おいでと思います。
でもゴムは?
ゴム無しが最高なのは、そこが良い場合です。教会、お城などで弾くことが多いですが、ゴム付きで弾くのが当たり前になってます。木造りの教会で床も木でも、刺すのとゴム付きを試せば、明らかに後者の方が良いことがあります。
悪影響されないで、楽器の音を空間に響かせられる。
そう、床を振動させろ!っていう人いますが、床を振動させるのが目的じゃなく、そこからホールの空間を!ですから、吸い取ってしまうようなステージとは楽器は一体化させない方が良いと考えてます。

週末には見附さんご夫妻が来伯します。新しいエンドピン(日本ではすでに発売されてますが)ゴムも製作をお願いしました。
お会いしてお話を伺うのもですが、どんな音がするかが、とっても楽しみです!
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by Toruberlin | 2018-01-15 19:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

Giuseppe Bracci anno 1861 da Firenze

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東京に置いてある愛器の一本、フィレンツェ生まれのBracciにGGのソロガットコア弦を張り弾いています。10/2に東京着、3日は早速ネック製作を頼んでいた工房に会いに行きました。
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写真のごとき美しき仕上がり、当日と翌日はガットコア弦が新品なこともあり落ち着かず、でしたが徐々に良い感じになってきています。ねぜ簡単に折れたのか?
1861年からのオリジナルだったこと(ネックは駒と同じく消耗品です、きっと弱っていた)と多分、指板とネックの間に隙間があったのかもしれません。兎にも角にも、ぶつけないのが一番ですが最終結果は◎でした。
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昨年の11月末の出来事でした、ご存じない方はこちらをどうぞ。

東麻布のアパートで気持ちよく弾いています。
A.Rau作の極上弓と最近手に入れたRenzの毛替えをしてもらいました。こちらも落ち着いてきて来週の金曜にはベストコンディションとなる筈です。どちらもBracciとは初めての弓たち、他にも3本持ってきてますから毛が落ち着いても相性が合わなければ対処できます。
ネック、まだ落ち着いてないはずですが昨年よりも間違いなく楽器は鳴ってます。
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10/20、来週の金曜日は1530開演と1850 (バッハは19時までできる限り話を最初にして二人のお客さんを待ちます)開演がピアノとのデュエット、
10/25はヴァイリントのデュエットです。
場所は両日とも文京区茗荷谷のサロンホール「ラ・リール」です。
これからのご予約は、このブログのコメント欄にどうぞ!

録音やmovieもありますが音楽はライヴが基本、一番良いです。
ご予定の調整がつきましたら、どうぞお出かけください。
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東北の皆さんは10/22(日曜日)に伊達保原へどうぞ!
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10/25のヴァイオリンとのデュエットはGaetanoGuadanini製のコントラバスで弾きます。
こちらはプログラムに一部変更がありますのでブログをご参照ください。
ご予約は是非、この日記のコメント欄にどうぞ!










by Toruberlin | 2017-10-08 23:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

新しい松ヤニ Liebenzellerの感想

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松ヤニを久しぶりに購入しました。30数年愛用してるリーベンツェラーのGold Hは5番と6番。6番はまだ試してませんが久しぶりに買った一番柔らかいタイプです。Goldは金、そうLiebenzellerは金属を混ぜた(たぶん)最初でほぼ唯一の松ヤニメーカーです。
Hはハニー、蜂蜜。これは84,5年に「ほんとか?」と電話で確かめましたが当時はH入りと無しがありました。今はGoldは蜂蜜入りのみだそうです。これは味や香りや栄養のためじゃなく、粘度の為らしい。
今回は知らなかったラピスとGold5+6の3つオーダーしましたが、パラジットという鉱物を使った試作品も同梱してくれました。




製作者から意見を求められ、長々と返信しましたが(ドイツ語で)ここにも簡単に記します。

まず、松ヤニが新しいということが、これだけ良いか!に驚きました。
ポップスを定期的に製造元から新鮮なのを直接仕入れ、数ヶ月のスパンでまた次を買う(ポップスはかなり安価でもあります)グループがドイツにありますが、知ってるGold5番でさえも、その違いに驚きました。
楽器と弓、また演奏スタイルによっても違うと思います。

ラピスは鳴りが凄い、倍音豊か!品も、悪くない
試作品パラジットは更に品が良いです。
どれも絶妙な、過度じゃないグリップが良い!

同じ弓でも音色が、かなり変わり、これは使えます。
どのヤニも弓の雑音、というか毛の雑音が押し並べて無いに等しいのが嬉しい。
新鮮だから?または、今のがそうなのか?!
とその理由ははっきりしませんが、嬉しい驚きです!

いま奏でている音を楽しむのに最適な松ヤニです。
ベストを選べませんが
傾向は同じ弓Renz2本にラピス、パラジットと分けて使っていますが、どちらも素晴らしい!
弓を操りやすくなる。
ゆっくりの弓で、したい動きの邪魔をしないし、音を繋げるのを助けてくれます。
速い弓でも、反応が速いから(これは松ヤニだけの手柄ではありませんが)すぐに鳴り
そして突然に減衰しない。
速い弓で一番気になるのは雑音ですが、それも抑えてくれるからと
調子に乗って弾かない様に、注意が必要と心がけてます。

オーケストラで弾くには、ラピスが響きが豊かな分、ベストかと思います。
室内楽には、響きが少し抑えられても、繊細なパラジットの方が良い。
僅差ではありますが、そう感じます。

製作者には松ヤニはたくさん使わないし、まして3-4種類のLiebenzellerを使い分けるとしたらテスト用の様な小さいサイズのを作ってもらい、例えば毎年送ってもらう方が良んじゃないだろうか?と最後に記しました。
答えは「コントラバス用は粘度調整が大仕事です。今の製品は、きっと年を重ねても硬くはならないと思ってます」と来ました。つまり、硬くならなければクオリティは、僕が久々に新しい松ヤニを使って感じた感動のクオリティが持続するのだろうか?
ずっと良ければ、もちろん異論はありません。来年、または気になったら、同じのをオーダーして比べてみるつもりです。

アンペルマン室内楽の準備で、ScarampellaとRenzでシューベルトなどを弾いてますが、昨日からGold5番も使い始めました、とっても良いです。
パラジットが着いてる弓に重ねるわけですが、艶が増す。

3つとも良い松ヤニで大きな変化はないのだと思いますが、御蔭で気分良く毎日楽器を弾けています。

9/17加筆
ベタベタくっつくヤニは圏外で、上記の3つの中での話ですが
引っかかる、とか倍音が多く出るってのはなんだろう?
と考えると、引っかかると(それだけが要因じゃないけど)倍音が増す、色も豊かになる。
からLapisは面白い。上に書いた様に室内楽ではそのLapisの面白さと、パラジットの上品さや音の繋がりの良さを感じてました。
昨日と一昨日、イギリスのオールド五弦でパウルスを弾いていて、
ものすごく反応の良いRenzと最近手に入れた色が多く艶もある、今までで最も高価だったRenzを持って行きました。
この五弦はものすごく鳴る、弦はベルカント。
ヤニはLapisとGoldを持って行きました。どららもV。
で、反応良い五弦に、ものすごく反応良い弓たち。
だと、Lapisは引っかかりすぎるのか?雑音が多くなりました、音は良いのですが。
オケでは、速い弓も多用しますし、全弓も頻繁に使います。
で、昔からの友Gold、実は家でBusanとScarampellaを弾いてる時には少し二軍的な扱いだったんですがメンデルスゾーンのパウルスともなればオーケストラ奏者としての弓使いは多様となります。それに最も適してるのはGold、特に最近手に入れたRenzとの組み合わせが気に入り本番はそれで弾きましたが、満足です。
Libenzellerはとにかく弓を扱い良くするということは間違いないです。
そして今の評価は、室内楽にはラピスとパラジット、オケはゴールド、または状態に合わせて混ぜる。
そう、同じメーカーですから混ぜるのも問題ない様で、そこも◎です。
最近手に入れたRenzはまだ東京で毛替えをしてません。
これもまた10月の楽しみです。
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by Toruberlin | 2017-09-14 23:15 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)

Giuseppe Bracci anno 1861 da Firenze

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Ein Kontrabaß spielet selten allein 「コントラバスもたまには独りで弾きます」
昨年秋に日本で初めてピアノとのデュエットコンサートを行いました。
伊達保原でイタリアンのシェフ末永俊一朗氏とのコラボコンサートを行い(下のブログを遡ると伊達保原公演の様子をご覧になれます)
そして東京へ。(伊達保原、今年は10/22です!)
思い出してもゾッとする、第一回東京公演直前の事故でBracciの棹が折れました。

本当に、何が起きるかわかりませぬ。日常茶飯、常に注意は必要です。
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by Toruberlin | 2017-09-11 04:21 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

Liebenzeller 松ヤニ

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ヤニの音になっちゃいけない。
と数日前の日記を書き始めましたが、今日は松ヤニの話です。
擦弦楽器であるコントラバス(弦楽器)は楽器に駒を立て弦を張り、その弦を弓で擦って音を出します。
まさに、その弓で音楽を奏でるところが弦楽器の特徴、長所と言って良い。その弓には馬の毛を張ってあり、その毛に添付して弓で弦を操りやすくするのが松ヤニの役目です。松のヤニが原料ですが、その産地も関係あるのかな?実にいろんな種類があり、製法もふくめ様々です。
コントラバス用の松ヤニだけでもかなりありますが、他の弦楽器用のを使うこともあります。
僕はLiebenzellerのKB用、イタリアのB&Cのチェロ用(たまにヴァイオリン用も)そしてパリのRafinの今は製造販売されていない先代の弦楽器用(ヴァイオリンからチェロまで用)松ヤニを愛用しています。KB用は押し並べて脂肪率高いというかベタベタしています、傾向として。グリップが良いから!は使ってる人の選ぶ指針と思いますが、音色となるとRafinやB&Cのは素晴らしく(室内楽やソロで)Liebenzellerを普段使ってる弓に時々上塗りしています。
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1983年春にJunge Deutsche Philharmonieに招待されました。日本人正団員は初めてで僕の時も少しもめ(だって、外国人はドイツ人の仕事を奪うのは事実。当たり前ですが音楽学生の反発はありました)オーディションを受けられる条件はドイツ人とドイツ国内の音大などで勉強してる(した)28歳未満、となりました。
バイエルン放送響で弾いてる仲間とベルリンのRiasユースオケで知り合い、彼が強硬に押してくれて実現、2週間のリハはケルン郊外のLindler城でしたが偶然、Witt先生がコントラバスセクショントレーナーに選ばれていて(年に二回あるツアーの各トレーナーを前年には決定します、毎回変わるのです)一緒でした。バスセクションは日本人招待には反対多数だった様ですが3-4人が新人だったこともあり、また先輩たちもすぐに打ち解けてくれて(Witt先生が二晩、僕らと夕食後に深夜まで呑んでくださったおかげでもあります)パリ経由でヨーロッパをぐるっと回ったツアーでは毎晩コントラバス仲間で食べ呑み歩いていました。僕が初めて、そしてツアー中の全体会議で上記の「今後の入団資格」が決まったのを覚えています。
さて、そのツアーで仲良くなった一人がコンサートマスターのS.Rivinius、愛称はシギーですが、彼はチェロのグスティのすぐ上のお兄さんです。翌年にはRiviniusQuintettで数十回のステージと録音をする仲になりましたが、そのシギーが使ってたのがLiebenzellerの松ヤニでした。Metall松ヤニ、という名のごとく金属がミックスされてる松ヤニで?でしたが、そのヴァイオリンの名手のシギーはダントツにオススメだという。
その頃は永島先生が当時ご愛用だった(昔の)カールソン、あとはコルスタイン(後にチェロ用も良くて使ってました)ポップス。ベルリンに来てからは、カールソンはここでは一般的じゃなく、別のスエーデン製松ヤニ(銘柄は失念しました)を使ってました。今思えば、すべてよく引っかかる系です。
シギーのオススメなら!とベルリンに戻り弦楽器工房へ。Liebenzellerなんて知らないなー!が最初のリアクションでした。
その工房では僕が最初のオーダー、今コントラバス以外でどのくらい愛用してる方がおいでかは知りませんが、あの頃は知る人ぞ知る松ヤニ、だったんだと思います。
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その後も、ずっと使っています。だから35年くらいになりますが10年ちょっと前か?製造中止になりました。そして今でも販売してる、Liebenzellerの後継者と言われてる(言ってるのかは判りませんが)別メーカーになりましたが、試したら別物だし評判も良くない。松ヤニは何年かは保つものですから、急には困りませんでしたが札響のO澤君が札幌で在庫を見つけ大量に確保、僕も2つだったか分けてもらいました。今のLiebezellerはWebサイトを読むと2009年に復活したそうです。いつも毛替えなどでお世話になってる池袋のJ&Cさんで一昨年だったかGold VHを購入、愛用しています。
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by Toruberlin | 2017-08-22 23:55 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)