ベルリンのコントラバス奏者高橋徹のBlog


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カテゴリ:楽器と弓の話( 140 )

楽器たちとの日々。

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ヴェニス生まれのD.Busan。僕の室内楽メイン楽器です。ヴェネツィアンレッドと称される赤いニス、これが残っているのは250歳にもなろう楽器では稀少です。長年コレクターの元にあった御蔭と思います。
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Busanに張ってるのはGGの弦でも、彼のお得意様には人気がない、しかし彼が一番力を入れてる新素材の弦です。レッドレーベル。今はまだ手作りで小ロットなので(いや、量産は彼はしないけど、ロットが大きくなれば同じ弦を何十本もマシンのセットを変更しないで作れます)ガット弦と大差ない。しかしもちろん、P社などの疑似ガットとは全くの別物です。
選べるなら本物のガット、これは切れてしまうかもしれないリスクがあっても、それに替えがたい魅力があります。
でも、狂牛病の影響で医療用に羊や牛の腸を使うことができなくなって久しく、となると腸はソーセージくらいしか用途がない。なので、質の良いガットはこれから先も望めない。買い付けた材料を10-30%捨てるのが普通だった、まだ医療用があった時代と比べ、今は5%使えたら良いくらいのクオリティだそうで、実際イタリアの大手ガット弦メーカーも倒産しましたが、ますます難しくなるのを見越してのGGの研究です、レッドレーベル。
このBusan、GGのガット弦にしてから、それまで10年くらい無かったヴォルフが出現、いろいろ試し(もう、他の弦に興味はないので)最後の選択肢で当時出来上がったレッドを張ったのが2年前でした。
悪くない!が印象でしたが、もちろんガット弦の方が明らかに良かった。
さて、楽器がゆっくりと慣れてくれたのか?僕が慣れたのか?はたまた、春からシューベルトのクインテットを二曲弾いたり、ここ数週間、毎日バッハなどを弾いているからか?そう、Busan自体が良くなってるのかもしれませんがレッドレーベルとガットの差が気にならなくなりました。
これだけ良いクオリティーなら、Scarampellaにソロ弦も欲しいくらいです。次回GGに相談してみよう!
最近はレッドのオーダーが皆無だそうで、前回訊いたら、製造予定は無いと言ってましたが、、、。
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DSOの楽器ケースから夏の間Hawkes-Panormoを持ち帰ってるので、今は7本並んでます。
その全部を毎日弾ければ良いのだけど、今は二本の4弦、そしてトリノ生まれのDespineを毎日弾いています。
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この不思議な形の楽器。前にも書きましたが、サザビーのオークションで4弦を、またWien帰りの奏者が日本に持っていらっしゃるそうですが、僕のと合わせて3本とも同じ形です。
一番の特徴は(その形以外は)ボディの中央に駒が立っていること。大きな(背の高い)楽器なのに弦長は106くらい。とても弾きやすく、ソロ曲も弾けてしまう5弦です。
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1831年生まれなのに、全くの無傷。これもコレクター様さまで、僕の使命はこの楽器を弾かせてもらい、後世に良い状態で残すことです。古楽を止めてしまってからは、この楽器の出番は減っていますが、なーにこれからどんどん活躍してもらいます。
ヘッドを見て「Wienの楽器」と浅い知識で決める人がいます。確かにWienにも多くあるヘッドですが、Magginiが最初。ブレシアから近い同じ国のトリノでDespineが採用したとしても、何の不思議もありませぬ。
コントラバスはヴァイオリンからチェロのヴィオール族に比べて、形やサイズバランスが決まっていない楽器と言えど、時々こんな面白い名器が存在するのは、弦楽器製造者がいろいろと工夫してくれていたからなんでしょう。
ヴァイオリンの様な美しい形はゴフリラーやサロ、マジーニから始まりBusanやモンタニャーニャで既に存在していたわけですから、面白いですね。
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by Toruberlin | 2016-08-17 07:47 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

Hawkes-Panormo 1898

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Vincenzo Panormo (30. November 1734 in Monreale; † 1813 in London) その名の通りイタリア人ですが,世界の中心であったロンドンにたくさんの芸術家が集まっていたのと同じ理由で彼も名工としてロンドンで生涯を終えました。
それから70-80年あとにマダム・ホークスが彼の楽器をコピーして量産し販売しました。今でも時々(それでも多くないですが)目にするホークスのコントラバス(ほとんどが4弦ですが)イギリス製のコントラバスにも良い楽器が多いですが,この美しい形をコピーして主にイギリスとフランスで量産したそうです。
僕の楽器はめずらしくベルギーの工房製で、これは弦楽器に造詣が深いBPが調べて教えてくれました。
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この楽器はヨーロッパ室内オーケストラ(COE)が持っていました。彼らがベルリンフィルの室内楽ホールを本拠しにしていた90年代始め頃はよくベルリンに来ていて,三人のKB奏者は偶然にもほぼ同い年。拙宅にもよく食事に招き、また演奏も共にしました。あの頃はWitt先生から譲っていただいたD.Techerの4弦と(17世紀の楽器)St.Hedwigsの古楽アンサンブルにも入っていたので,ノイツェレ修道院で70年代に屋根裏から発見されたという,虫食いだらけの特大4弦(裏板がなかったそうで新品ですが,あとはほぼオリジナル,良い楽器でした)もちろん裸ガットが張られた楽器を貸してもらい拙宅にありました。
そのCOEがイタリアツアー中にオールドイタリアンの出物を見つけ、熟考の末その購入のためにこの楽器を手放すこととなり最初に僕に話してくれたのですが,リハ会場のフィルハーモニー室内楽ホールで見せてもらい,すぐに購入を決めました。
三人に、でもちょっと待って!と楽器をソフトケースに入れて外へ。当時シルバーのBMW316に乗ってましたがMINI Cooper(今のアンペルマンミニです)を買ったばかりで、それに入らないと仕方ない。BMWは8年くらい乗って,そろそろ廃車方向で,もう一台買うのはもちろん論外でしたので。
両方のフロントシートを倒し,頭を前にして楽器を入れて(この楽器,見てわかるように上部の幅が広い)ドアを慎重に閉めたら(ほんの少しだけの余裕ではありましたが)閉まった!で、契約成立でした。
そのイタリアン,五弦に改造したけれど,結局はあまり良くならなかったそうで「だから反対だった、手放さなければよかったのに!」なんて声も聞きましたが,僕にとっては幸運でした!
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by Toruberlin | 2016-07-29 23:50 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

GERH.WALT.RENZ

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この写真ですぐに何か判った人はコントラバス奏者か、長年このブログの読者か、ですね。
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久々に雲が多かった火曜日、バルコニーのテーブルで3本の弓を撮影しました。
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by Toruberlin | 2016-06-29 20:56 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(8)

ヴェネチアンデュエット!

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こんな裏板の楽器、もしコントラバスだったら即座に「欲しい!」です。
アナリューゼは17世紀後半、1680-85で北イタリア。色からしてヴェニスだ!と見た瞬間思ったのは2月。
僕のBusanもヴェニス生まれで、これだけオリジナルの赤が残ってるのは稀な様です。
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どうしても合わせてみたくてRossiniのデュオをMちゃんに付き合ってもらい弾きました。更にヴェネチアンと思わずにはいられない相性の良さ!美しい楽器です。
コレクター所有だから、これを弾き込んだらものすごい楽器になります!
この日、チェロをデュエットしてみたいと借りてきて一度通しただけ。ちゃんとリハして一度録画してみたいなー!
もし良い出来ならヴェネチアンの二本が(たぶんだけど)どれだけ音が合ってるかご覧にいれます。
友人のV.W.がBusanのチェロを持っていて、前に一緒にRossiniとMozartをサン・スーシー宮殿で弾いたことがありますが、音色はこの楽器の方がもっと合ってると思いました。
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美しい表面にヴェネチアの赤いニス。写真は光がないと写らない(当たり前)、だからこれだけ表面が輝いてると反射が難しい。でも裏板と共に雰囲気はわかりますね。
ほんの短い時間でもこういう楽器に触れられたことは、幸せでした。

10年以上前、あるガスパロ・ダ・サロ作のチェロが戦後初めてコレクター界に姿を現し、しかも売りに出ていて僕も手にし、また音を聴くこともできました。あれも美しい楽器だった。姿を現した、というのは1920年代に一度売りに出て、でもその後は誰が持っているかは判らず。大戦もあったから行方不明も少なからずあったのだろうけれど、コペンハーゲンのコレクターの元にあったのだそうです。そして、その10年くらい前にベルリンにも来て、購入も可能だったけれど僕が音を聴いた時、その奏者は高価で買えず(か、購入しよう!とのエネルギーが出るほどは気に入らなかったか、、、)数年後に「そう言えばあの時のチェロって?」とBPに尋ねたら、またコレクター界でも行方知らずだそうです。もしかしたらまだコペンハーゲンにあるのか?
その1920年代の時点で売却されたと(コレクターの閉鎖的な世界で)されていたチェロ、結局は90年後も同じ一族が持っていたそうで、もしかしたら今でも?
気まぐれで、試しに手放すか?と良い次の出会いを探し、縁がなければ楽器商に頼んでまで売却しようとは思わないのか?すぐにまた姿を消す。大物楽器にはこういうケースが多いらしい。

現金を持っていても金利悪いし株も面白くない現代らしく、不動産投資に続きストラドなどの超ビックネームの楽器が投資対象になって久しいけれど、オールドイタリアン全般が、またはペカットなどの名弓が対象になってきてるらしい。
ヴァイオリンからチェロまでは、今まで以上になってしまうかもしれない。
コントラバスは嬉しいことに、価格の次元が違います。
ますが、この写真のような楽器とはなかなか出会えない。(そしてなかなか無い)
たくさんの綺麗どころに囲まれていますが、欲求は尽きず。
もし僕が今の9本からどれかを手放し始めたら、その準備と思ってください。

僕ら演奏家は、奏者自体と弾く楽器のバランスが大事。相乗効果で向上していきたい。
良い楽器を持っていても活かせなくては恥ずかしいが、でも音楽家を志し精進してるなら時間のかかる度合いに個人差はあれど、良い方向に行く筈です。
自分を高め腕を極めていくのも大事、良い楽器はそれを助けてくれる。
良い楽器に出会い、それを奏でることで教えてもらうことが実に多い。
自分を磨くには、いろんな経験、楽しい毎日、頭と心の良いバランスで考える音楽、と、いろんなアプローチがあります。

Witt先生から1981年に譲り受けた、両親が買ってくれたD.Techlerの四弦。そしてヨーロッパチェンバーオーケストラからのHawkes-Panormoの五弦、その二本はベルリンでの勉強の礎となってくれ、そしてコレクターから手に入れた最初の楽器Gaetano Guadaniniでコントラバスが主役の作品をやっと弾けるようになった。最初にコレクターから来たDespine(五弦)これはエクセレントだけどなかなか難しく、古楽では生ガット張って大活躍したけれど、今ではGGのガット弦で合唱団との本番をKB一本で小編成で弾くのにはCavalliと並んで大活躍するが、でも実は室内楽に一番適してるのかも?と思ってます。五弦だけどソロにも適してる。ある意味オールマイティーか?
これを日本に置いておいて、Busan購入時に別れを決めたG.Guadaniniは誰かに渡すのが、もしかしたら一番良いのかもしれません。それでも東京にはFirenze生まれのBracchiもあるし、ベルリンに4本の五弦とScarampalla,Busanがある。
そう、とっても恵まれているんです Scarampellaにも室内楽でのBusanと同じように教わったことは多く、そしてまだまだある。でも、欲求は尽きない。
ヴェネチアンだとゴフリラーかセラフィン、または別のブサン。モンタニャーニャは縁がない気がします。
あとはブレシアならマッジーニか?スペイン在住のプレイヤーから手放すから見にこないか?と誘ってもらってるんですが、イマイチ、そのマジーニには魅力を感じない。
欲張りですが、そう遠くない将来に「これ」という伴侶が出てきてくれる気がします。

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Witt先生の愛器A.Marianiもお邸にそのまま。
是非、調整はさせていただき室内楽を弾いてみたい!でも、ソロを弾くには(いや、弾くこと自体)先生もかなりご苦労なさった典型的オールドイタリアンなので(弦長の基準が無かったのは言うまでもないですが、チェロとバスはとにかくイタリアンオールドは決まったセオリーがない。だから皆、簡単な新作やモダンイタリーを弾きたがる。それは自由だけど、出てくる音のレベルが違うから、僕には比べる対象ではありません)簡単には弾けない。昔はまったく弾けなかったけれど近頃は良い音が出てくれるようにはなり、数年前に先生が「Toruもこの楽器、弾けるようになったなー」と仰ってくれたのが嬉しかった。
G.Lucca、もう一本お持ちで僕もレッスンの時に弾かせていただいてたオールドイタリアンは弾きやすかったけれど、Witt先生でさえもマーラーのソロとかでベルリンフィルでMarianiを使う時は何週間も前から練習なさっていたほど。いや、練習は大事だけれど、その楽器を鳴らすために、もっとストレートに言えば癖のある音程のツボ、鳴りのツボをその曲で熟知するために。
長い間お付き合いして知り合うには、譲っていただくのが良いのでしょうが、まだその決心はついていません。
上に書いたように室内楽のメインはBusan、そして五弦のDespineも控えてます。
でも恩師の楽器、売りに出すおつもりは全く無いそうだから、改造はしたくないけど調整だけさせていただきWitt邸で弾かせてもらうのが一番良いのかな?そのうちに、これで室内楽の本番をやりたい!となったら、また考えます。

楽器の話書くと、またまた長くなりました。
昨夜は天気が味方してくれてGrunewald湖畔の野外コンサートは快適でした。
鳥のさえずりと梟の時々の合いの手でMozartの序曲が始まり、シェヘラザードの甘美なメロディの頃には、森の向こうから満月が上り、まばゆい光を降らせてくれました。僕の左側、最前列の3人の前には特大のグレイハウンドが居ましたが、大人しく聴いてました。拍手の時はさすがに緊張してましたが、演奏中に何度か「ウー!」後で訊いたら狐が来ていたそうです。
今日と明日は天気予報もよく、20℃を超えるそうで、早めに会場に行き雰囲気を楽しむつもりです。

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by Toruberlin | 2016-06-18 11:13 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

Dominicus Busan anno 1776 Venice

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9本の素晴らしい楽器を幸運にも持っていますが、そして4弦と5弦の差はありますが、最愛の一本はこのBusanです。
コレクターから最初に初代J.Hillの5弦とGaetano Guadaniniを手に入れ、そのあと僕の演奏を聴きたいと連絡がありDAT録音をご送付し、合格だったのか?写真をまず見せてもらったのがこのBusan。価格も訊かず、音も聴かず実際に見る前に購入を決めた楽器です。
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このシューベルト室内楽コンサートでも弾きます!

ヴェニスの音大が所有しているBusanは拙宅にある写真集に載ってますが、裏板の素材はそちらのが優ってますが、とにかく状態はこちらの方が数段上。コレクターはありがたいです。
昔は、音楽家の手に渡らない、それこそ音楽家の邪魔をしてる?!とまで思ったものですが、コレクターの存在がなかったら今残ってるオールドは数分の一になっていたでしょう。
戦争の度にコレクションの安全をグローバルに計り、必要なら隠したりしてくれたから、いま残ってるのです。現在の演奏家を見るまでもなく、楽器はその弾きかた、大事に仕方で寿命も楽器の鳴りも変わってしまう。全部が演奏家の手にずっとあったら、爆音なんていう嫌な言葉を発する奏者に弾かれ続けたら!?、と仮定してしまいます。また、ずっと弾かれてない楽器は鳴らない!ですが、それは楽器がダメになったのでなない。弾かれ続けてるよりもずっとマシで、また良い弾き手に手厚く扱われれば、鳴ってくれるのです。
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この楽器でコントラバスが主役の曲もずいぶんトライしました。しかし大きさは、たとえ鳴っても良いツボを持っていてくれても、作品を選ばざるをえません。幸運なことにエレガントなブレシア生まれのScarampellaも手に入れたので、そちらにソロ弦、Busanにはオケ弦で室内楽、そう僕が一番好きな室内楽のための楽器となっています。
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Busanについてもっと知りたい方は、この日記をどうぞ!
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テールピースはクレモナの鈴木徹作、彼の楽器に着いている自作のテールピースが美しく!作ってもらいました。
弦はGGのオーダーメイド。ガット弦は高価ではありますが、7本のKBに張らずにはおれませんでした。

さて楽器は最高!
あとは弾き手の問題であります。
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by Toruberlin | 2016-06-01 12:14 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)

弦交換。

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昨日は日本では子供の日、ドイツではChristiHimmelfahtで、これは毎年復活祭と連動して日にちが変わりますがHerrentag(男の日)Vatertag(父の日)でもあります。別名「呑んだくれの日」、公に朝から呑んで良い日です。
ベルリンで見かけることはあまりありませんが、古くからの風習で地域や職場、仲間ごとに馬車を仕立て、そこに乗りあってのんびりと進み終日呑み暮らすというのがあります。義父は元ベルリン市警の警察官でしたが、やはり若い頃は警察で仕立てた馬車で(非番の)警官が乗りあって朝から呑む!をやっていたと聞きました。
今でも地方ではよく見る光景だそうです。
ブランチ前にフラスカーティの白ワインを飲み、食後は前の湖畔で日光浴がてらの読書を夕方まで楽しみ、18時に久しぶりに車を運転してティアガルテンの森を抜けミッテへ、マルコスの屋上テラスで晩御飯でした。その様子はまたの機会に!
0時過ぎに帰宅しすぐに就寝。今日は6時前に目覚めたので、時差は解消です。

東京で弦を買ってきました。これは35年前からずっと、ドイツ製でもドイツで買う方が高いからです。USも安いのだけどドイツに輸入すると関税が高いので、まあ弦はGGのガット弦で大満足してるので他を買うことはずっと無かったのですがDSOに置いてある五弦はベルカントが張ってあり、スチールコア弦から変える気はないので(そのくらい良いし、またグループにも合ってる)戻る間際に恵比寿に買いに行きました。
ベルカントと、前から気になっていたカプランのセット。
上の写真の五弦、英国の老舗Hillの初代ジョゼフ作の18世紀の楽器ですが、これには今まで英国製のスチールコアじゃない弦を張ってました。それで満足だったんですが、そろそろ交換の時期でありました。
HawkesPanormoの為に買ったのですがHIllを見ていたら試したくなり帰宅した夜中に交換しました。
2日経った今朝、ものすごく良くなりました。良い弦です。DSOに置いてあるホークスはベルカントで満足なのでHillにカプランで正解のようです。
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最愛のBusanもすでに良い音を出してくれてます。東京に置いてあるBracciもG.Guadaniniも良いのですが、このBusanは格が違う!
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HILLにはカプランを張りましたがGGのガット弦が最高!というのは変わってません。9本中7本はGGガットです。
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by Toruberlin | 2016-05-06 11:31 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(0)

ガット弦。

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ガット弦は決して切れやすい弦というわけではない。しかし、スチールコアの弦よりは、起り得る。
GGのガット弦を愛用して数年になりますが、ソロ調弦は何本か切れましたがオケは久しぶり。2014モデル。
ちゃんとケアしていれば切れる恐れはほとんどないんですが、この弦は巻きが少し前から壊れていてハイポジションを弾くと引っ掛かりがありましたが、その箇所が切れたようです。
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音が素晴らしいから少々のリスクは許容範囲です。
2014はすでに作ってなく、自信作の新製品の2016"BASSO"を代わりに作ってくれるはずです。この様に真ん中で切れると修理は不可能です。
保証期間は2年、僕は7本の楽器に彼の弦を張っていて人に貸すことはないから、もう少し保証期間も延ばしてくれるのかなー?
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by Toruberlin | 2016-03-01 23:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

Saitenhalter テールピース

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今でもScarampellaと五弦のHillとBrugereに着けてるテールピース、BPがバロックヴァイオリンのテールピースを元にオーダーしてくれました。4弦KB用を4本、5弦用を2本持っています。
写真右の6mmの生ガット製テールガットを装着するためにこのテールピースを手に入れたんですが、ScarampellaとHillは他を試す気にもならないくらいご機嫌に良いので、そのままにしてあります。
Busanはガット弦に交換した時からガット弦製作者の意見「黒檀がよい」と「自作のテールガット」のために外しました。
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ガット弦装着時にBusanに元々着いてた黒檀のテールピースにGGテールガットを組み合わせました。そして後にやはり写真左の組み合わせと交換し、現在はクレモナで作ってもらったテールピースにしています。6mm生ガットとの組み合わせ(写真右)もそのままにしてあります。

このテールピースの大きさ、材質に重さ、テールガットの材質との組み合わせ関係は基準となる指針がほぼないと言ってもよい。例えばテールピースはオールドイタリアンヴァイオリンには軽量な方が良いことが多く、ヴォルフに苦しむチェロには小ぶりのテールピースが◎のことが多々あります。
GGはテールピースはかなり重いことと楽器から少し離しての装着が概ね正しいと結論してますがBusanには当てはまらなかった。最新のはもっと重くするために黒檀もやめたそうで、重さの方が材質よりも大事な要素のようですが、これはまた最新のテールガットとの組み合わせでしか薦めないそうですが、どんどん開発は進んでいます。
Busanは全くなかったヴォルフがGGのガット弦を張ることで出てきてしまった。これも色々と試しましたが、そのたくさんの要素が組み合わさりコンサートで使えるくらいには無くなりました。楽器と相談して、いろいろ試すことで結果は出ます。
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Scarampella、そしてBusan
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BusanにはクレモナのTetsu Suzuki製のテールピースがバッチリ決まっています。
松脂ではとっても気にってるB&Cですが、同社で最も有名なテールピースは手にしましたが、あまり感心しなかった。どうしてなのか?は説明が難しい。道具ではありますが、安価な量産品には欠けてるものがあるからかもしれません。
見てくれだけが大事ではないけれど、やはり見た目には現れる、これは多くの場合(例外がないとは言わないけれど)そうですね。
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by Toruberlin | 2016-02-26 23:59 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(2)

KBの調弦。

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弦楽器、現代の一般的なのはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスですがコントラバスだけ4度調弦(隣り合った弦同士のインターバルが4度、上からGDAE=ソレラミが一般的です)で他は5度調弦です。チェロはADGCで音域はコントラバスと1オクターヴ違いますがご覧の通りカヴァー音域は広い、インターバルに差があるから当然ですが五弦KBがGDAEHですから弦一本増えてやっと高い弦と低い弦の幅がほぼ一緒になります、
もちろん、楽器博物館に行くと今は無い楽器がたくさんあるようにKBもいろんな調弦が試されました。名手の誉れ高い指揮者&作曲家でもあったボッテジーニはKBがメロディを弾く曲を多く残してくれていますが、この時代のイタリアでは三弦KBを5度調弦にすることが多かったようです。
サイズの小さいKBなら、または手の大きい人であれば4フィンガーテクニックでチェロと同じように押さえられるでしょうが、薬指が弱いことと弦を押さえる間隔が広いから薬指をつかわない三本指でローポジションを押さえるのが定着しました。
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さてコントラバスでも5度調弦用の弦があります。

5度で調弦した楽器の自然な鳴り、美しい響きは驚きです。チェロ弾き上がりなら、4フィンガーテクで楽器が大きくなければ弾ける。また、KBフィンガリングでも、GDADの低弦2本の関係のように(四弦KBの最低弦をEじゃなくDにするGrossDという調弦を五弦を持ってない時には時々していました)慣れというか、理解して自分のモノにすればできないことではない。エクステンション作るぐらいなら、当然、5度チューニングを考えるべきかとも思う。

しかし、、、。


R.M.というジャズベーシストの名前を冠した五度調弦用の弦の存在を知るずっと前に、試しました。なんちゃってではありますが、SoloA/D/SoloFis半音上げ/Cは五弦のH線をCにする。

チェロの自然な響き(ヴァイオリンは言うまでもなく)への憧れから試したのですが、結果は驚き!です。

理論的にも当たり前なんですが、五度調弦は鳴ります。自然にという表現が適切なのかは疑問ですが、その楽器の鳴りの違いには驚きます。調弦を変えただけなのに!そして五弦が要らなくなります。または五弦の5度調弦にしたら音域が増えますね。

でもね、上に「しかし、、、」と書いたのは、KBの響きじゃないんです。

「オクターヴ低いチェロはいらない」が持論ですが、KBはどんくさいことも含めてKBと思います。4度調弦もその「らしさ」のひとつ。

だから時には寂しいくらいに作曲家からのKBへの要求は少なく、出番も多くない。でもこれ、KBが弾けなくてダメだからじゃ無く、KBらしさを持っていてほしいからチェロみたいなクリアさは要求していない、そうなっては欲しくない!ということでもあるんです。

ハモるために合理的に5度にしてオケに加わると、その違いから面白いし曲によっては悪くないかもしれないけれど、クリアすぎるというか「サウンド」と呼んでいるモノのバランスが壊れてしまう。失うものがあまりにも大きい。

チェロのように演奏したい傾向の現代、そう極めるなら楽器は驚くほど鳴るし「チェロみたいに鮮やか!」がKB演奏への褒め言葉と受け取るなら、5度調弦は適しています。

高い音域を曲芸のように弾き、チェロの為に書かれた作品をチェロの様に演奏したい傾向の現代、そう極めるなら5度調弦になんでしないのだろう?と逆に思いますが、その違いは、クリアに鳴りすぎて「どんくささ」というと語弊があるなら「KBらしさ」がなくなる。ソロや室内楽まではそれでもOKなことがあるかもしれないけれどオケはダメだろうなー。

今でも5度調弦が圧倒的少数なのはそれが理由なのか?それともオクターヴ低いチェロが理想なのに面倒で5度にしていないのか?は判りません。

ジャズは大好きだけど、どうこう言うまで知らないし弾いたこともないんですが、スコット・ラファロのような響き、5度チュー二ングでは出せないと思うなー!味が無くなるというか、合理的ゆえに失うものがあるというか。

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オクターヴ低いチェロとして5度調弦にした楽器で、面白いほどクリアに鳴る状態で曲にアプローチしたら、面白いケースも無いとは思いません。バッハの無伴奏チェロ組曲なんて面白いかもしれない。

でもチェロとコントラバスのデュエットでチェロのように鮮やかに鳴るオクターヴ低いチェロのごときKBが◎なら、KBで弾く意味が希薄になる。チェロ二本の方が、きっともっと良い。

例えばRossiniのデュエット、KBがチェロのようだったら、魅力は減ります。

楽器は鳴りまくるし鮮やかにハモるから、前述したようにソロや室内楽では面白い効果は期待できるけれど、そしてもしかしたらチェロパートを書き換えて弾く室内楽で面白い効果が出るかも?と考えたこともありましたが、チェロとKBがオクターヴで動くオケでは、あまりにクリアに鳴りすぎて、別物になってしまうのと同じく、KBらしさ無くしてどうする?と思うのです。


5度調弦にしてコントラバスでチェロのように鮮やかに弾くソリスト、そこに魅力ある音と音楽が同伴していれば、アリと思います。でもそれならチェロの方が良いんだよなー。

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チェロから転向すれば、4フィンガーで弾ける。

そう言えば小さいサイズのKBはドイツでは特に人気がなくオールドもたまに格安で出てることがありますが、良い弓を持ってきてくれる楽器商から数年前に「イタリアンオールドの弦長90センチ台、いや、もっと小さくても良い」と何度か尋ねられたことがあります、誰か売りたがってるか、または持ってるバス弾きを知らないかと?

何度目かに何故だと尋ねたら、アメリカかどっかのチェロ奏者が5度調弦にしてKBを弾きたいからとのオーダーが来てたそうです。R.M.5度調弦トーマスティックの出現で、そういう可能性も出てきたわけです。


でも、ダメだろーなー。

僕も驚いたように「鳴る」んですが、その種類が普段考えてる「鳴り」と違うのと

クリアになるけど(なった所為で)失うものが多い。

こう書くと「頭が固いんですね」と言われそうだけど、柔軟でも譲れないとこは頑固であるべきと思う。

弾きやすい新作楽器も、だから僕は興味はもってもやはり伴侶には選ばない。もちろん写真のBusanとか出会いに恵まれているから言えることです。

「でも、弾けなきゃ話にならない」と言われそうだが、そこが何を優先してどうバランスを摂るか、ってことですね。

シューベルトの美しい弦楽五重奏を初めて弾くにあたり、セカンドチェロをKBで弾くのはこの名曲に混ぜてもらう為に編曲するだけじゃなく、KBでもこのパートを弾けるとシューベルトが知っていたなら、KBを選んでいたら、または他の室内楽作品でもKBを選んだり加えることを考えたとしたら、どう書いただろう?を考えています。

シューベルトのオクテットはオリジナルでKBが加わった名曲ですが、このOp.163も、またメンデルスゾーンのオクテットも、オリジナルしか認めないと言われると困ってしまいますが、音楽に新たな彩りを加えられるんじゃないか?

室内楽にKBが加わった名曲が少ないことを嘆くだけじゃなく、トライしようと考えています。そしてオリジナルよりも良いとは言わないまでも心地よい音楽になれば嬉しいですね。

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by Toruberlin | 2016-02-21 23:37 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(5)

今度はCavalli

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1924年にクレモナで生まれたコントラバスA.Cavalli。特大なのにオリジナルは4弦で当時のバイエルン国立歌劇場首席奏者がクレモナのCavalliにオーダーした楽器で、僕のところに来る前は駒も弦も外された状態で部屋の角に立てられていたそうです。
その奏者の親戚がヴァイオリンのコレクターで受け継いでいましたが、おじさんの楽器ということで持っていただけで、発見した友人が「ベルリンにイタリアンの良い五弦を探してるコントラバス弾きの友人がいる」と話したら喜んで譲ってくれたそうです。
それを5弦にセットアップしてくれて(4弦の状態で試すこともできませんでしたし)対面しました。82歳と若い楽器ではありますが、素晴らしいイタリアンです。2005年に拙宅に来ましたから、もう11年になるのか。左の検索窓にCavalliといれてみたら、実にたくさん記事が出てきました。2010年にも剥がれて膠修理してました。
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ScarampellaとHillを続けて修理したばかりですが、こんどはCavalliも雑音が。裏板の下の方が少しだけ剥がれていました。
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by Toruberlin | 2016-02-17 11:54 | 楽器と弓の話 | Trackback | Comments(4)